どうも、ほっしーです。

こんなふうに考えていた私は、精神科医に薬をやめたいと相談しました。

この忠告を無視し、レクサプロを勝手に断薬した結果、超絶うつ状態に落ち込みました(笑)
毎年11月から調子が落ち気味になるのも重なって、ベッドと仲良しです。
勝手な断薬から、うつ地獄になり、薬を再開してちょっとだけ浮上した経緯をまとめておきたいと思います。
↓動画が好きな方は動画でどうぞ!
もくじ
レクサプロというSSRIの薬を処方されていました
うつ病治療の基本は薬物療法です。抗うつ剤は、六~七割の人に効果があるとされています。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という抗うつ薬は、通常、飲みはじめて二週間後くらいから効果が表れます。
三環系と言われる比較的古い薬に比べると、新しいSSRIは副作用が少なめと言われています。
実際、私もいくつかの薬を服用してきましたが、レクサプロが1番軽いですね。
ここでは、いわゆる抗うつ薬のことね。と思っていただければ良いです。
レクサプロの副作用については体験記をまとめているので、参照してみてください。
飲まなくなったのは2016年10月ごろ
最初に書いたように、医師からはまだ辞めるなと警告されていました。
ただ、どうしても抗うつ剤の効果を怪しんでたんですよねぇ。

それとどうしても、飲んでいる抗うつ剤、レクサプロの副作用がイヤでイヤで仕方なかったんです。
一番イヤなのが、性欲減退。これ飲んでいる間、ずっと続きます。特に生活で困るわけではないんですが、やる気が…削がれる。
性的な欲求は、三大欲求と言われるだけあって、欠けるとダメですね。全体のエネルギー低下につながります。
レクサプロの効果が信じられず、副作用ばかりに意識が向いていたので、勝手に断薬をするという決断に至りました。
1週間ほど飲まなくても、調子がおかしくなる離脱症状等も一切起きなかったので、断薬に拍車をかけましたね。

悪くなったのは2016年11月中旬
およそ1ヶ月ちょっとでガクーンと落ちました。
布団から出られなくなるレベルで、誰とも会いたくない、好きなものも楽しくなくなるという典型的なうつ地獄。
ブログ更新もギリギリまでスマホで書いて最後の修正をパソコンでやってます。布団から出るのがおっくうでしてねぇ。
11月に入ってから、ブログに書く内容も、うつにものばっかりになってますw
おそらく、ブログを始めてから最もうつ状態が深いので、今一番うつブロガーらしいかも。
すっかり習慣になっちゃってるので、他のこと辞めても書くことだけは辞めてないです。
書くことがいまは仕事なので、やめられない事情もあるんですけどね。
でも、症状に合わせて仕事をコントロールできるのは、この仕事の強みだよなぁとつくづく感じてます。
断薬してから調子が悪くなる前兆はあったような気もする
11月に入ったあたりから、些細なことで傷つきやすくなっていたり、いつもよりイライラしたり。
精神的に不安定になっていました。
ただ、それが薬を飲まなくなったせいなのかはわかりませんでしたね。
それ以上に、わかりたくない自分がいました。

心のなかでそう感じる自分が現れては否定するの繰り返し。
わかっちゃいたんですが、精神疾患である自分を否定したくなっちゃうんですよねぇ。
うつ地獄なときは、精神疾患なんだから、できないことだってある。仕方ない。と、思えるんですが。
なんとも都合のいい性格してんなぁ(笑)
断薬のタイミングが最悪だった件
薬を飲んでいようがいまいが、11月に調子が悪くなるということはこれまでの経験からわかっています。
10月に薬をやめるということは、タイミング的に最悪。

今にして思えば、どうしてそんな選択をしたのか…愚かすぎて言葉も出ない(笑)
案の定、薬の効果が切れる+冬季うつの季節のダブルパンチで地面にめり込むほど落ち込みましたわ(笑)
それでも、薬を再開するまでは薬が切れたとは認めたくありませんでした。

今のように、メンタルケア専用のハーブティーを習慣化してたらなにか変わってたのかなぁ…
薬を再開して少しだけ良くなるも低空飛行
精神科に行く予定を早めて、長い時間診察してもらいました。
かなり絶不調の状態で診察してもらえたのはある意味ラッキーかも。
今までで一番長い診察時間でした。15分ぐらいかな。
どうせ長引くなら…と、聞きたいこともたくさん聞けた。
— 星野 良輔 (@hossy_fe_ap) 2016年11月28日
ツイートでは詳細は語っていませんが、断薬をしたと告白したので診察が長くなったのです(笑)



以前と同じレクサプロ10mgを処方されました。
んで、薬を再開してからは、ちょっとだけ浮き上がりました。
ものの2〜3日で超最悪の状態からは脱出し、最悪の状態になったという感じです(笑)
超最悪な状態では、生きた心地がしないので、これでもずいぶんと大きな変化ですよ。
グラフにしてみるとこんな感じです。
言うまでもないけど、勝手に断薬するな!(笑)
いろんなところで言われてますけど、勝手な断薬は絶対に厳禁ですねぇ。
いかに自分の気分が薬でコントロールされているか、身にしみてわかりました。
精神科は、客観的な診断方法がまだないので、どうしても自分が精神疾患ではないのでは? と懐疑的になってしまいます。
今回、実際に自分で断薬してみてとんでもない地獄を味わいました(笑)
うつになって会社にいけなくなったとき並のうつ状態。
薬を再開した今、多少浮上したものの、低空飛行なので、本当に断薬はするべきじゃなかったなぁと思います。
「しばしば大失敗する原因の一つは、自分で状態を「診断」し、服用を中止したり、薬の量や種類を「調整」したりすることである。
「自分のことは自分が一番知っている」と誰しも思いたいのであるが、そこに大きな落とし穴がある。
気分障害は、自分の状態を、客観的に把握するのが難しいことを特徴とする疾患なのである。
引用:うつと気分障害
本のご指摘の通り、私はやらかしましたw
断薬をどうしてもしたいという人は、ちゃんと医師に相談してまずは減薬からするべきですね。
社会復帰を目指すとなると、なおさら薬のコントロールには注意しなければなりません。
一般で働くにしても、障害者雇用で働くにしても、症状が安定しているというのは必須条件でもあると思うので。
体調が良くなってくると、私のように調子に乗ってやらかすので気を付けてくださいw
レクサプロを急にやめると離脱症状が起こる人もいる

そんな声を頂いたので、離脱症状についても書いておきましょう。
レクサプロはSSRIといって、セロトニンを増やしてくれるお薬です。
精神疾患の方は、長期に渡って服用を続けるので、薬が入ってる状態があたりまえになっているんですよ。
なので、急に薬をやめると身体がびっくりしちゃうんです。
薬を飲んでいる状態が正常だと思いこんでいるので、薬が抜けてしまった状態が異常だと勘違いして身体がシグナルを発します。
抗うつ薬による離脱症状は、耳鳴り、しびれ、めまい、吐き気などが代表的な症状ですね。
レクサプロは離脱症状が起こりにくい薬
レクサプロは、医師の指示通りに服用をしていれば、離脱症状はあまり経験することがないお薬です。
半減期といって、薬の効果が出るまでの期間が長い薬は離脱症状も起こりづらいと言われています。
レクサプロは他の抗うつ薬と比較しても、半減期が長い薬です。
離脱症状と再発は違う
わたしの場合は医師から「再発ですね」とハッキリ言われました。
身体に起こった症状や、精神的な落ち込みなどを事細かに説明すると、離脱症状ではなく、再発である。…と。
医師から言われました。

つまり、仮にあなたが減薬によって離脱症状が起こったからと言って、一生薬を飲まなければならないんだ…と落ち込む必要はないわけです。
飲んでいる抗うつ薬によっては、医師の指示に従って減薬しても、離脱症状は起きてしまうことがあるかもしれません。
それでも、医師とコミュニケーションをしっかりとって少しずつ減らしていきましょ。
わたしはまた最初から服薬スタートなので、少しずつ減らしていければと思います…。
薬を再開してから5ヶ月ほどが経過したのでご報告

いい感じに右肩上がりで回復してきてます。
最初の数週間は眠気や性欲の減退など、レクサプロの副作用が激しくでました。
それもすぐに落ち着いて、わりと早い段階で最悪な状況からは脱しましたね。
それからは時間を追うごとにちょっとずつ回復してる感じ。
3月あたりから外に出るようになって、また1つ回復のステージが上がったような気がしてます。

↑の薬再開から2~3か月がたちました
断薬から数えると、7~8か月ぐらいですか。半年以上経過しました。
症状もだいぶ落ち着いてきて、維持療法の段階に入ったとも言われましたよ! 嬉しい。
精神科医 名古屋にいる時代の診断書を見ると、双極性障害だったようですね。私はこの時代の星野さんを知らないのでなんとも言えませんが、少なくとも福岡に戻ってこられてから躁状態にはなっていないので、今は双極性障害だとは思っていません。
ほっしー え?
だた、断薬でかなり痛い目にあっているので、減薬については慎重に慎重を期してやります。
もうあんな思いするのはイヤですからね…。
一連の流れを見てもらえると分かると思いますが、勝手な自己判断の断薬は危険。
ちゃんと医師と話し合いながら進めていきましょう。
↓断薬についてほっしーが当事者と語った動画がYouTubeで見られます!