家庭環境が悪いとメンヘラになる! 毒親育ちの私が語る、双極性障害になるまで

どうも、ほっしーです。

今回はエンジニアのmegrepperさんに、インタビューをさせていただきました。

 

 

身内に精神的な病にかかっていた人はいますか?

私が親戚始まって以来のメンヘラです。

ただ一時期母親がアルコール依存症気味になっていたことがあり、感情の起伏も激しかったため大変でした。

 

父親も精神的な病と診断されたことはないのですが、過去には激昂すると母親に暴力を振るう癖があり、同じく人が変わったようになるタイプでした。

双極性障害は遺伝的な要素が大きいと言われますが、私の場合はどちらかといえば、後天的な要因で今の病気になったと思っています。

次の見出しにご注意ください

  • 家庭内暴力
  • いじめ

について、具体的な表現が出てきます。

苦手な方は次の見出しは飛ばしてください。

 

ご自身で、家庭環境がどのように影響していると思いますか?

これは私が小学生の頃の話なのですが、父親が不倫をしそれに気づいた母親が毎晩酒に酔っては夫婦喧嘩をするようになりました。

一番ひどい時などは父親が母親の首を掴んで浴槽に沈めたりしてました。

あまりにも暴力がひどいときは近所の家に避難したり、怖くなった私が警察や救急車を呼んでしまうような有様でしたね。

 

またある時は母親が家を出て行ってしまったこともあります。

学校に持って行く保護者の提出物が用意できず、家庭の現状に気付いた学校の先生が何度か家庭訪問をしてくれました。

児童相談所の職員さんと何度か面談をしたこともあります。

今でも時々その頃の夢を見てうなされることもあるんですよ。

 

さらに学校では、小学校低学年の頃からいじめを受けるようになりました。

  • ある時は私が給食当番をしたおかずを「菌が付く」と言われほとんど残されてしまったり、
  • 班活動の時にわざと机を離されたり、
  • ドッジボールをすると「あの的を狙え」と集中的に顔面にボールを食らったり

小学校の卒業式前の感謝会では、会に向かおうと家を出た私をクラスの女子が見つけ

女性

なんで学校に来るんだ。早く首吊って死ね

と暴言を浴びせられたこともありました。

 

しかし、家の状況も状況だったために、親にも学校でのいじめについて相談することができず…。

その頃からすべての問題を自分で抱え込むようになりました。

 

朝「学校に行きたくない」と親に泣いて頼んだことも数えきれないほどありました。

その当時は聞き入れてもらえず無理やり登校させられたのが辛かったですね。

 

中学校に上がる頃には完全に無気力な状態になり、その頃から引きこもりにもなりました。

10代後半の頃に初めて精神科にかかり、当時は社会不安障害の診断。

自分が生きていることに絶望し、何度かオーバードーズをして閉鎖病棟に入院したこともあります。

そういったことを踏まえると、子どもと家庭・学校での環境はとても大きな影響があると思います。

 

お医者さんから、家庭環境が悪かったからですねと指摘を受けたことはありますか?

はい、ばっちり指摘されました。

双極性障害になったこともそうでしたが、私の場合は小学生時代の不適切な養育が原因で「愛着障害」を抱えているかもしれないとも言われました。

愛着障害は元々、生まれた頃から施設に預けられたり、虐待を受けて育った子どもが発症する病気だそうです。

 

私の場合は特に児童期の両親の不和や学校でのいじめが原因でうつ状態になっていた可能性もあるとのことでした。

 

また、正式な診断名ではありませんが、私はアダルトチルドレンの症状も抱えていると思っています。

アダルトチルドレンは、アルコール依存症など問題を抱える親の元で育った子どもが、大人になってから自尊心が低下したり歪んだ認知を持つという状態のことを指しますが、私にぴったり当てはまっています。

 

しかし、日本ではアダルトチルドレンは病気とは認められていません。

治療の対象ではないので(アメリカなどではカウンセリングを使った正式な治療が受けられるとのことです。)

どのように今の自分や過去の辛い思い出を抱える自分と付き合っていけば良いのか分からなくなることがありますね。

 

ご自身が精神疾患となったあと、家族の対応は何か変わりましたか?

これは話すと長くなるのですが、まだ働いていたころは両親を徹底的に拒絶し、思いの丈をぶつけていました。

最初は両親ともに「そんなことはしていない」の一点張りでしたが、次第に状況が改善しました。

うつ状態が悪化して働けなくなりそうになった頃には、病院に付いて来てくれるように。

主治医の診察を受けてくれました。

 

最近では、子どもの成長に悪影響を及ぼす親のことを「毒親」なんて言ったりします。

私の親も過去は立派な毒親だったものの、最近では「元毒親」として受け入れることができるようになっています。

 

しかし、未だに薬に対しては抵抗感があるのか、しばしば

薬を減らしたほうがいいのではないか?

と言われることがあります。

 

私としては病気を治すために飲んでいるものなので、あまり口を挟んでほしくはないのです。

これは双極性障害という気分の波が安定しない病気である以上、良くなったり悪くなったりを繰り返すので、親としては寛解期や躁っぽいときに

薬が多いのでは…?

と思ってしまうのも仕方がないのかもしれません。

 

ご自身の経験から家庭環境が悪い人は、メンヘラになりやすいと感じますか?

イラスト 男 うつ 布団から出たくない

これはもう。全力ではい!です。

私自身「メンヘラのサラブレッド」だと思ってます。

 

中学生のころ絶賛不登校中だった時期に、

女性
不登校について扱う掲示板サイトでオフ会をやったことがあるのですが、中学生や高校生にして閉鎖病棟入院歴あり、今でもバリバリのリストカッターです。

って子が何人かいましたし、やはり家庭環境と精神疾患は密接な関係があると思います。

 

ちなみに、今私が通っている病院は児童精神科が専門なのですが、親に付き添われて来る子や一人で来る子が大勢います。

何かしら家庭環境に闇のある子どもは依然として増えているのかもしれませんね。

 

精神疾患を抱えたままエンジニアとして働くのは難しいと思いますか?

一般雇用に関して言えば、難しいと思います。

エンジニアという職業の特性かもしれませんが、どうしてもストレス耐性が求められるんですよね。

例えば、私が働いていたサーバーエンジニアという職業を例に挙げると、

  • 導入するサーバーが既存のネットワーク的にどのような構成で動くのか、そのサーバーに必要なスペックや機能を定義する「設計」というお仕事
  • 実際にサーバーに設定をしてシステムを作り上げていく「構築」というお仕事
  • そのサーバーが正しくサービスの中で動くのかということをテスト項目に従って試験する「検証・テスト」
  • 実際にサーバーが動き始めてから必要になってくるユーザーアカウントを追加したり、メンテナンスをしたり、サーバーに障害が発生した際に復旧対応を行う「運用・保守」といったお仕事
があるのですが、これらは会社によって分業されていたり、すべてを一人の担当者が行っている場合があるものの、そのすべてのフェーズにおいて「自分で考える・調べて行動する」という行いが非常に大切になってきます。

また、エンジニアというのはある種「職人」のような文化もあるので、どうしても上司や先輩の「背中を見て覚えろ」みたいな雰囲気もあります。

職場内で相談がしにくい傾向があることも多く、自分で抱え込まなければならない時があります。

私も自宅にサーバーやネットワーク機器を揃えて擬似環境を作ってまで勉強していましたが、それでもついて行くのがやっとでしたね。

 

その他、ほっしーさんもブログの中で鬱になった原因と挙げていた「レビュー」という進捗や作業で必要な問題点を確認する会議のようなものも頻繁に行われます。

新人でたいしたプログラムを組めるわけじゃありません。

自動車関係だったこともあり、鬼のように忙しかったからわからないところを聞く暇もなかった。

男性
うん、これ、おかしいよね? 説明してくれる?

メンタル豆腐な私は、10人程度の前でいつも醜態を晒さなければいけないこの事実に耐えられませんでした…。

 

貧血のような症状と激しい動悸、耳鳴り。

ほっしー
電車の中で起きたアレと同じやつだ…。

引用:うつ病の私がパニック障害のような発作を体験をした話

 

そこで自分の知識不足を叩かれることも結構多いんですよ。

コンピューターというのは0か1かの電気信号や設定の有無に対して忠実に動きますから、

その設定の根拠を明確にしておかないと後で大変なことになってしまいます。

 

こうした会議は非常に重要ですし欠かせないものです。

ただ、自分の知識のなさや理論的に状況を説明できる能力まで指摘を受けてしまうと、結構ダメージを喰らいます。

そういった意味合いからストレスの発散が下手なメンヘラにとっては、過酷な仕事になってしまうことが多いです。

健康か少なくとも病気が寛解した状態でないとエンジニアとして働くのは厳しいと思います。

 

フリーのエンジニアだったらどうでしょうか?

うーん、これも現状は難しいところですね。

フリーランスのエンジニアは最近流行りですよね。

ただ、私の働いていたサーバーエンジニアに限って言うと、ネットワーク機器やサーバー機器などの「機械ありき」になってしまうので、会社や組織に属して働くことが求められると思います。

クラウドワークスランサーズといったフリーランス募集サイトでもサーバーエンジニアの募集は極端に少ないですし、お客様先に常駐して作業する案件が多いです。

 

それに加えて、フリーランスの場合は実績や信用が大事になってきます。

ある程度会社で求められるノウハウを習得してからでないとお仕事をしていくのは厳しいと思います。

ただ、最近ではサーバーやネットワークもクラウド化が進んでいるので、リモートワークが進む可能性は十分にありますし、その点は期待したいですね。

 

一般雇用ではなく、障害者雇用を目指している理由を教えてください

やはり一番は病気に配慮してもらえることに尽きますね。

私の場合は双極性障害に加えて、特に診断などは貰っていないものの知能検査に凸凹が見られます。

ひとつひとつタスクを渡してもらわないとパニックになってしまう傾向があったり、対人緊張が非常に強いです。

 

 

確かに障害者雇用はお給料が低くなってしまいがちだったり、非正規社員の募集ばかりだったりします。

が!そうしたデメリットを考えても、自分の特性を説明し双方納得の上でお仕事ができる環境が手に入るのは大きいと思います。

 

また、障害者手帳を持っていて例えば45歳未満で、雇用から1年を超えて離職した場合は、

  • 失業給付が300日支給される
  • 所得税の控除がある
など、仕事以外の面でも保護が受けられる点も大きいですね。

男性
メンタルを病んではいるものの障害者手帳を持ったり、障害者雇用で雇われるというとどうしても抵抗がある。

そんな方も多いかもしれませんが、是非検討していただきたい制度だと思います。

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