北嶋一郎の生きぞこないを読んでわかった、病気の苦しみは共通であるということ

この著者はエリートなので、個人でも十分に食っていけそうな気がします。

隣の芝生は青く見えるというやつかもしれませんが、そんな彼でもうつに苦しめられているんですよ。

同じ双極性障害という病気に翻弄された1人のエリートサラリーマンの物語で、世代が違うのでちと価値観が違うなと思う点もあります。

が!病気で苦しむという点においては世代関係ないですねぇ…苦しむシーンは急に親近感が湧くので不思議です。

 

 

北嶋一郎の華やかなエリート経歴

彼は超大手のIT起業、I社に務めていたそうです。

I社といえば、IBMかIntelしか思い浮かびませんが(笑)

本の中で、中国企業のL社に買収されてしまったと書いてあるのでおそらくIBMで間違いないでしょう。

Lenovoに買収されましたもんね〜

彼のTwitterのBIOにはちゃんと職歴が書いてありました(笑)

本では書けない理由があったのかな…?

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若者が理解しがたい点

激しい愛社精神

彼は最初に務めた会社のIBMに心底惚れているなぁと読んでいて感じます。

これは現代を生きる私たちには少し理解しづらいかも…。

仕事が全てだという人って今少ないですからね。好きな仕事をしている人は違うんでしょうけど…。

普通に務め上げる分には、仕事内容にこそ惚れていても、会社に惚れるということは現代ではなかなかないことなので、私も共感しづらいポイントでした。

 

モノにステータスを感じる

本の中では、ポルシェやBMW、さらに時計のコレクションをしていたことが書かれています。

ここについても共感はできないですよね。

ミニマリストなるものがはやって、持たざるものこそ正義みたいな時代でもありますし…。

スマホの普及や娯楽が増えたことで、人のお金の使い方は多様化して、むしろソシャゲのガチャに消費してますみたいな。

見えないところにお金使ってたりする人が多くなりました。

まあ…私は車好きなので、気持ちわからないこともないですがw

20代車好きが選ぶ!かっこいいスポーツカーの画像まとめ

 

 

病気の苦しみは共通だった

おかしくなっていく自分、でもそれを認められない自分。

過去の栄光にすがりつく自分…などなど。

この点については、全く同じでした。

 

周りのサポートによって徐々に復帰していくストーリーも共感します。

私も、家族や友人、恋人の支えがなければ今のようにはならなかったでしょうなあ。

8年続いてます! うつ病のひとが付き合える恋人の特徴9選

 

この本に限った話ではないんですけど、うつ系の体験談の本って最終的にはそれなりにハッピーなんですよね。(この本はそれほどハッピーではない)

最近有名なうつヌケも、結局ハッピーエンドなんですよ。

マンガだからよく分かる! うつ病の体験談がまとめられた傑作マンガ「うつヌケ」

 

今うつで苦しんでいる人には、なかなか共感しづらい点なのかなというのが残念。

まあ、本の構成上何かしらのストーリー仕立てにせざるを得ないでしょうから、そこは仕方ないんでしょうけども。

 

精神疾患はだれにでも起こりうる病気だということ

私のような中小IT企業で働いてたしがないシステムエンジニアでも、彼のように超大手企業で働いていたエリートマンにも、同じように心の病気はやってきます。

精神疾患についてよく知らない。そもそも俺が心の病気になるワケがないと思っている方にこそ読んでもらいたい本ですね。