双極性障害は症状が軽いからといって異常性がないわけではない

今回はLINEのメッセージでインタビューにお答えいただきました!

私と同じく双極性障害の方で共感できることも多々ありましたね。

うつ病とは何が違う? 双極性障害(躁うつ病)を大まかにつかもう!

2016.07.25

 

今回ご協力してくれた方は、双極性障害と診断され7年半経っているそうです。

結婚もされていて、現在は子育て真っ最中とのことで、電話で時間を取ることが難しく、LINEでのメッセージのやり取りとなりました。

 

リアルを追求するために、ほとんどノーカットでお届けします!

双極性障害の当事者インタビュー

双極性障害の前に他の病名で診断を受けていたことはありますか?

主治医があまり診断名を言わない人なので自分が最初どういう病気扱いだったのかわからないんです。

双極性障害と知ったのは大学に提出する診断書に病名を書かれてその時初めて自分がそういう病気であることを知りました。

今でもはっきり面と向かって病名を告げられたことはありません。

 

このケース、多いんですよ。私の主治医も「気分障害」とか「うつ状態」といった書き方をします。

双極性障害2型と診察の際には患者にはハッキリいうのに、診断書には違う書き方をするんですよね。

本で読んだのですが「障害」という名前をつけると、偏見や差別の対象になってしまうかもしれないという医師の配慮なんだそうです。

なんだか医師が自ら差別を助長しているかのような気もしますが、患者を守るためですから仕方ないんでしょう。

服用していた薬について

今手元のお薬手帳を確認したら3冊目とかでしたので、最初のほうのが記録にないのですよね…。

薬を飲み出した頃は1週間も経たないうちに次々違う薬に変更変更ばっかりだったので薬の名前が思い出せないです。

すみません。

 

これ、あるあるです(笑)私も何度もおくすり手帳を紛失して薬剤師のお姉さんに呆れ顔されてますw

 

お薬手帳なくさないで!

2016年度の報酬改定では、手帳を持っている患者に対し、経済的なメリットを示した。

具体的には、4月からの管理指導料を、おくすり手帳を持参した場合は380円に引き下げ、おくすり手帳がない場合は500円に引き上げたのだ。

差額は120円。手帳の有無によって、1割負担であれば10円、3割負担であれば40円の差が生じることになる(四捨五入で10円単位で計算)。

引用:おくすり手帳、薬局に持参しないと医療費が高くなる 2016年4月から

 

少し安定して5、6年飲んでいた薬がジプレキサという薬でした。

飲み始め1ヶ月で10㌔以上太って、その後もどんどん体重が増加する女子にはおっそろしい薬でした(;▽;)

けれどこの薬が一番心が安定していたのと、他の薬がことごとくダメで、様々な副作用に苦しんでいたので、ジプレキサを飲んでいた時はこの薬で落ち着いてよかったーと本気で思ってました。

 

ジプレキサを飲み続けていたせいで、第一子妊娠中、太り過ぎで妊娠中毒症になりました。

毎回妊婦検診で尿検査をするのですが、糖がおりていて、糖尿病の危険もありました。

妊娠すると普通の人でも体重コントロールがむつかしくなるのですが、わたしは薬を飲みながらだったので更にぶくぶく…ぶくぶく…

産婦人科の先生には散々怒られましたが、なんとか(中毒症状+わたしの身体がリスクありなくらいに小さいため)帝王切開で出産し、その時産まれた赤ちゃんも無事今のところ大きく成長してくれています。

 

産後血糖値、体重がなかなか下がらなかったので、久しぶりに薬を変えることになりました。

それが今年入ってからなのですが、エビリファイというお薬です。

これがびっくりするくらい副作用もなく、今まで神!!!と思っていたジプレキサは悪魔!!!と思えてなりません(笑)

一番若くて綺麗でいられる時期に、なぜあんなにも太らないといけなかったのか… わたしの青春を返せ!!!と思いました。

病気になる直前から付き合い出した主人に謝れ( ˃ ⌑ ˂ഃ )!!!と誰にぶつけていいかわからない怒りが湧いてきます。

半年も経たないうちに体重は元に戻りました。 妊娠中含め30㌔減です。  糖尿病にもならずに済みました。

 

なんでもかんでも薬のせいにするのは間違っているかもしれませんが、生かすも殺すも薬とお医者様次第で、 精神科の薬がどんなけ恐ろしいものか身にしみました。

ちなみに頓服薬とし他には分かるもので、ワイパックス、ロラゼパム(後発かな?)、加味逍遙散、四物湯、 品名はわかりませんが、 動悸時に飲むお薬、睡眠導入剤、など飲んでいたことがあります。

一番よく飲んでいたのは不安時の薬としてワイパックスです。

今は妊娠中なので最低限しか飲むことができないためエビリファイのみです。 ただ不思議なことに妊娠中は毎回心がすごく安定します。穏やかに過ごせております。

産後うつが激しいですが…

 

もう本当に……精神科薬の副作用、女性にとっては地獄なんですよねぇ。

別に過食しているわけではなく、勝手にブクブクと太っていってしまうんですよ。

彼女の言うように、糖尿病になってしまった方も知っています。

エビリファイという薬に変わってから体重が減ったようでとても良かったのでしょうが、急激な体重の増減はかなり身体に負担がかかっていることでしょうね。

せっかく精神的に立ち直ってきたとしても、ブックブクと太っていたらそれはそれでまたうつでしょ(笑)

太るという副作用については真剣に考えたほうが良いと思いますね。どれだけその薬が効いても、太るから嫌だ!といって飲まない女性は多いんですよ。

 

精神的に不安定になりだしたきっかけは?

わたしが不安定になった時期、原因はすごくはっきりしています。

わたしは学生の頃社会福祉士を目指していたので、大学3回生の頃に社会福祉士の受験資格を得るための実習が行われるのですが、専攻がお年寄りの介護が問題でしたので、特別養護老人ホームに1ヶ月間実習に行くことになりました。

 

それはそれはほんとに過酷過ぎて(笑) 何が過酷って まず実習生であるわたしは職員さんからしたら邪魔で仕方ない。

現場の社会福祉士さん(担当の方)以外の人には一切名前で呼ばれることはありませんでした。

 

あなた、きみ、あんた、実習生さん、ひどい人は「おい!」とかで呼ばれていました。

普通に無視されたり、雑用ばかり押し付けられて、全く本来の実習の内容はさせてもらえませんでした。

まぁ、平たく言えば職員さんたちにこっぴどくいじめられました。

 

それでも1ヶ月間たてえたえて、なんとか実習を終えたのですが、 その2週間後突然電車が怖くて乗れなくなりました。

学校に向かう途中だったのですが、とにかく電車内にいることが耐えれなくなり、途中下車して母に車で迎えに来てもらったことは忘れられないです。

パニック発作みたいですよね。

 

福祉関係の実習でやられちゃった!という人、多いです。

私のTwitterのフォロワーさんにも、現場の対応の混乱して心を病んでしまったという方がいました。

今回の相談者の場合も、現場が疲弊しているからというのもあるでしょうが、明らかに業界、構造の問題ですよね。

そりゃ誰でもおかしくなっちゃいますよ。人として扱われていませんからね。

 

パニック発作のようなものも、おそらくストレスから起きるものでしょう。

一度このような経験をしてしまうと、パニック障害ではなくても電車に乗ることが怖くなってしまいます。

ちなみに、電車に乗れなくなった後の彼女の行動は勇ましいですw

 

電車内で、それもひとりでいる時にパニックが起こるのは恐怖ですよね。

わたしもその後電車になかなか乗れなかったものですから、大学まで片道50分かけて原付で通うことになりました。

原付の方が早いし、乗り換えないし、座れるし、快適でしたけど(笑)

 

私なら原付で片道50分は無理ですw

乗った経験はないのですが、全身むき出しで国道とか走っている人見ると、怖くないのかな……とこっちが怖くなってしまうほどです(笑)

 

旦那様は病気に対する理解はありますか?

主人とはわたしが実習に行く直前からのお付き合いでした。

ほんとに主人には感謝してます。それから常に申し訳なさを感じてます。

あの時実習に行かなかったら、途中で挫折してしまっていたら、普通のカップルで居られたのかな…とか思ってしまいます。

一番生き生きしていた時も、どん底だったときも、すべて隣で見てずっと支えてくれています。

 

過去のことを気にして1度主人にあの時の選択は正しかったのかな?どれを選べば一番良かったのかな?

と他の内容でしたがポロっとこぼしたときに、主人は常に今が最善。過去にどんな道を選んでいたとしてもそれは逸れてはいけない道で、今が最善であったと考えよう!

と言ってくれ、常にわたしを生かそうとしてくれる、わたしには勿体ないくらいの人です。

主人がいたから今生きている、と思います。

まあ、鬱状態のときは主人がいるせいで死ねない…とイライラすることもありますが(笑)

何度か主人殺しかけたこともあります(^-^)/

一緒に死ぬんだ~と思って。

主人が仕事柄身体、精神鍛えてるような人であることも、今まで生きてこれた理由の一つかもしれません。

 

精神的に不安定な人と結婚生活をすることは並大抵のことではありません。

当事者の私が言うのですから間違いないでしょうw

介護疲れで殺してしまったというニュースで報道されることがありますが、内容を見ていると精神疾患の人と似ていると感じることがあります。

不安定な精神疾患者との生活は、介護ぐらい重労働なのではないかと考えてます。

 

相談者の旦那様がこれほどまでにタフガイなのには、彼の過去の経験があるようです。

詳しくは省きますが、旦那様の親戚に双極性障害の方がいて壮絶な人生を見てきたのだとか。

 

うつ状態になってしまったら死にたくなるのはきっと誰でもあることで、ご主人も理解してくれているのではないでしょうか。

好きだから一緒にいるわけで、過去にどんなことがあろうとも今が最善というご主人の気持ち、なんとなく分かるような気もします。

きっと双極性障害の相談者も含めたうえで好きなんでしょうね。

 

治療のために行っていることはありますか?

治療のために行ってること…とくにないです\(^^)/

治療について考えたこともなかったです。

運動なんて全く続かないです。

読書は好きですが、子育てするようになってから時間がとれないです。

 

強いて言うなら、サボることです。

頑張らないです。疲れたらすぐに休みます。子ども放ったらかしてでも寝ます!!!

でもこれは元々の性格です。精神疾患は几帳面な方や、責任感の強い方がなりやすいとよく言われてますが、とにかく大雑把なわたしがどうして?と疑問です。

あとはとにかく主人任せです。出来ない事はみーんな人にお願いしちゃいます。

こんな奴がたまにいるから鬱は甘えとか思われちゃうのかしら?頑張っている人からみたらほんと迷惑なやつに思われそうです。

けれどこれでも、自分を保つ為には精一杯です。

少しでもキャパ超えてしまうと、しばらく再起不能で更に使い物にならなくなりますから。

酷い鬱状態のときは死にたいとすら考えられませんし、思考が止まっちゃいます。

ストレスに元々弱いのか、弱くなったのかはわかりませんが、

 

この病気になってから、ストレスを感じると度々失語症、失声症になったり、1度過換気症候群を起こして手足が拘縮してしまったことがあるのです。

それからはストレス感じる度に手足が痺れ出したり、強ばったり、最近はどんどん左に曲がって行って歩行できないので耳鼻科に行ってみたらメニエール病初期と診断されたり…

結局これら全てストレスが原因なんですよね。

休みまくってサボりまくっていてもこの通りどこかでストレス抱えてきてしまう性質みたいです。

 

サボって人に任せてばっかり。というと、なんだか悪いような感じに見えるかもしれません。

しかし、精神疾患を抱えている人で、遠慮なく人にたようれるようになっているというのはすごいことなんですよ。

精神疾患の人って、頼るの下手くそじゃないですか。

 

ほっしー
精神疾患だからできないとか思われたくねぇなぁ……頼りたくない……

 

私もいまだにこう思うことがありますよ。

健常者よりも、精神障害者は自分を保つために大事なことだとなんです。

 

1人で抱え込んじゃってうつ状態になったほうが結果的に周りに迷惑をかけるので、甘えられる環境があるうちは徹底的に甘えておくべきだと私は考えます。

その中で、今自分にできることを少しずつやって、成功体験を重ねていくといいですよね。

 

今自分にできることに関してはすべて自分軸で決めてください。ここは大事なポイントです。

他人と比べて自分の価値を決めると絶対に挫折します。

 

今!自分がほんの少しだけ頑張ったらできること!に終止してください。

  • 外のポストに何か入っていないか見に行く
  • 家の周りを2~3分歩いた!
  • 家族と一緒にご飯を食べてみた
  • お隣さんとすれ違ったのであいさつしてみた

 

健常者や、軽度の精神障害者であれば余裕と思われるこの行為。

うつ状態が激しい人にとっては難しいあるいは、頑張らないといけない行為です。

 

ほっしー
自分としては頑張ったけど、こんなの誰でもできるよね……ほんとたいしたことないよね……

 

なんて思っちゃダメです。1つ1つの小さな成功を喜ぶことが、治療につながります。

 

余談ですが、双極性障害になりやすい人の性格は、うつ病になる人とは少し違います。

双極性障害になりやすいタイプを「循環気質」と言い、社交的で親切でユーモアがある人というのは、一般的に社会では好ましい性格とされています。

周囲の気分を盛り上げ、快活に、仕事をバリバリこなすために、社会的に成功をおさめやすいタイプといえます。

このような循環気質の人がうつ状態に陥った場合は、双極性障害が疑われます。

引用:前田クリニック

 

相談者さんはとても社交的な方でした。すぐに打ち解けたような感じがして、きっとお友達も多いタイプなのだと勝手に推測してますw

そういう意味では、循環気質と言えなくもないですよね。

 

利用している制度について

傷病手当金を頂いているあいだは経歴に含まれるそうなので2年ほど在籍はしてました。

その後すぐに結婚し、出産し、それが済んでからハローワークで失業手当を障害者枠で10ヵ月間?だったかな…頂いて生活してました。

制度フル活用です。自分でも少しセコイなーと思います。

 

制度フル活用と言っていますが、ほとんど使ってないじゃないですか……

制度自体知らないという方が多く、損をしている方が多いように思います。

もし知らないのであればこの辺りはしっかりとチェックしておいてほしいところです。

精神疾患者は要注意!自立支援医療を申請しないと1ヶ月で2510円損するよ!

2015.12.03

精神疾患者の障害年金は社労士に任せたほうがいい理由

2016.07.21

双極性障害の人は障害年金を受給しよう!【障害年金の基礎知識】

2016.07.15

 

障害年金は申請しないのですか?と問いかけてみました。

 

障害年金わたしも受けたいと思って主治医に相談したら、診断書は書くけど、わたしより重い症状の人も通らないことがあるから、たぶん受けられないよ。

と言われてチャレンジすることもやめてしまいました(>_<。)

日本のセーフティーネットはほんとに異常です!!!

 

主治医は診断書を書くだけで、実際に審査するのは日本年金機構なので、口出しする筋合いはないんですけどねぇ。

おそらく、書くことがめんどくさいからそのようにいったのでしょう。

患者さんのためを思っているとは思えないです……。

 

黙って書いてろやって思いますが、精神科医療の闇問題もありますから、難しいところなんでしょう。

精神科の闇問題については、この次の章にて詳しく書きます。

 

なんだか大学で福祉を学んでいたので、福祉制度については詳しくて…

それがずるいような後ろめたさに繋がってます。

ほんとうに助けを必要としてる人が制度を知らずに野垂れ死ぬ世の中ですから。

 

知っているがゆえに……というやつでしょうか。

ご本人はお話を伺っているだけでも苦しい人生を歩まれているというのに、苦しいから苦しい!と手を差し伸べられない現状があるようです。

確かに不正受給等の問題を見過ごすわけにはいかないですが、もっと気軽に助けを求められる社会にしたいですよね。

 

病院の主治医は信用できますか?

主治医は何度か信用できない!と思って違う病院受診したこともあります。

ただ別の病院の先生がいい人だったのでしょうね、「症状や治療について聞いていると適切であなたのことを先生はちゃんと考えはると思うよ」と言われて、転院せずずっと通っております。

わたしが初めて病院にかかるとき、元々婦人科系もかかっていたので、母の配慮で女医さんのいる所に連れて行かれたんです。

 

なんやかんやたまに先生それどうなん!?と思ったりすることもありますが、お医者さまも人間ですしね。

完ぺきに自分の都合のいい診察ばかりではないと思って通ってます。

 

診察は予約制で、診察時間は人にもよりますが平均10分程度でしょうか。

時間は長びく人の方が多いので、予約制と言っても待ち時間は1時間から1時間半程だと思います。

 

あとは色々検査を受けたことがあります。認知テストにも使用される長谷川式など。記憶面がズタボロで認知症の診断でしたらわたし認知症確定でした。

そのとき知ったのがどうも元々記憶がとくに苦手な発達障害持ちだったそうです。

 

どうりで小中学生のころ勉強出来なさ過ぎて苦労したわ!!!と思いました。

検査をして下さったのは、女性の心理士さんでした。同じクリニック内で受けれました。

 

そういえば小学生の時は担任の先生に、中学生時代にも同級生にイジメを受けていたことがありましたよ。

そのときは辛かったですが、その後なんともなかったのですが、双極性障害になってから過去の記憶がフラッシュバックするようになり、一時期何年も前の記憶で鬱状態悪化なんてこともありました。

 

すぐに物事は忘れるくせに、辛かった記憶はずっと残るものなんですよね。人間の不思議。

認知症の施設で暮らすおじいさんおばあさんもよくこういった症状に苦しんでおられます。

逆に、辛い記憶はすぐになくなって、いい思い出しか記憶に残らなかったらいいのに…。

 

精神科の病院は本当にどこも混んでいます。

私が診察を受けるところも、予約をしてから1時間待ちとか平気であるのに、診察は5分以内とかですからね(笑)

これは、精神科医療の構造上の闇でもあります。

精神科の診療は丁寧に行えば行うほど赤字経営になる。

わたしが病院に勤めていたころは、経営側から1時間に10人くらい診てくれと言われた。

(精神科の診療報酬は、診療時間が5分以上と、30分以上の2検査による診療報酬がないから、精神科の経営を安定させるためには、30分で1人診るよりは、5人診なければならなくなる)

 

双極性障害のうつ状態(おそらく普通のうつ病も)は認知機能が低下することはよく知られています。

相談者は仕事の関係で認知症の方と良く接していたので、症状が似てると思ったそうです。

この視点は面白いですよね。認知症と症状が似ているなんてまさに脳の疾患と言えると思います。

ちなみに、双極性障害が悪化し、躁とうつのサイクルが早く、そして揺らぎが大きくなると、認知機能の低下が戻らないこともあるとする研究結果もあります。

回復しなくなる場合も…。 双極性障害は治療が長期化すると脳にダメージを受ける。

2016.06.27

 

私もいじめられた経験がありますが、フラッシュバックといった経験はないですね……。

幸いなことに、いじめが軽かったことや、もうほとんど昔のことは忘れてしまったということが大きいです(笑)

 

躁状態のエピソードについて教えてください

わたしはそんなに躁状態が現れない&自覚症状が全くないのですが…

これかなー?と思い当たるエピソードは

突然パン屋さんになりたい!店を構えたいとか言い出して、店を出すための勉強をし出したり、でもパンを作るのが趣味なのは事実ですし、普通に夢を語っただけのつもりだったのです(><)

あとは作家になりたい!と思い立って、筆記具など買ってきたり…
でもなれるものならなりたいですし(笑)

パソコンなど少し高価なものを衝動的に買ってきたわけでもないんですけど…筆記具ですよ?(笑)
控えめ過ぎて笑えます。

 

あとはぱーーーっとどこか遠くに行きたい衝動ですかね??

なんでも出来る気がして、後先考えずに行動に突っ走ることを躁状態といえるのでしょうか?
実は先生の誤診なのでは?と思うこともあります。

 

後先考えない性格は病気以前からだったと思うのですが…もう遠い記憶過ぎて。

鬱状態のときでも過ぎてからでないと、わたし少し鬱気味だったかな?と思えないので躁状態は実にわかりにくいです。

元気なときは周りに少し元気すぎない?と聞かれます。
それが躁状態なのかもしれませが、自分では普通に調子いいな、気分いいな程度です。

 

その後もかならずどん底の鬱状態がやってきますから、双極性障害と言われれば、そうなのかなー?ともおもうのですが…

元気なときの自分を、元気すぎるから気をつけて!と言われると、ほんとに普通のときのわたしってどんなんだったっけ???

今が私なんじゃないのかな???でも周りは普通と認めてくれていないのかな???と混乱します。

なにが言いたいのかまとまりのない文章ですみません。躁状態に関してはよくわからないのです。

 

最後の相談者さんの1文は、双極性障害の患者の様子をよく表していると思います。

何が言いたいのかよくわからない。ということ。

躁状態に関しては、これかな?と思うものは私もいくつかあるのですが、本で読むような強烈なエピソードがないんですよ。

 

相談者さんに関しても、文字にするとそれほど異常性のあるエピソードには見えません。

しかし、診断を受けている以上は医師が何かしらの躁の因子を見抜いていると考えられます。

ただ、当事者は、双極性障害の躁状態にしては弱すぎる気がすると思って医師を疑りたくもなるのです。

 

例えば、本に書いてあるエピソードとはこんな感じです。

高一の夏休みともなると本格的にグレてゆく。夜な夜な自宅を抜け出し改造車を操る成人男性と交際し、シンナー遊びや万引きに手を染める。当然両親に知られる事となり、こっぴどく叱責される。

この頃、自殺願望が募り何度も自傷行為を繰り返していた。左手を机の上に置き右手に握ったプラスドライバーでガンガン叩く。

皮膚がすべて剥がれて赤い肉が見えるまで叩き続けた。また別の日には、大量の風邪薬を飲み、シンナーを吸って死のうとしたが薬を全部吐いてしまった。

 

たとえば女性が躁病になった場合、たちまち化粧が濃くなる。

いや、どぎつくなると表現すべきかもしれない。香水の匂いが強烈になり、服装はけばけばしくなる。

口数が多くなり、あからさまに性的なことを言ったり、媚を売ったかと思うとたちまち怒り出したりと不安定きわまりない。

ブランド物を買い漁る。躁状態のときには、さりげないお洒落なんてことは絶対にしない。

露骨にブランドマークが目立つような、まあ下品で金ピカな方向に走る。

ホストクラブで嬌声を上げつつ大金を浪費する客の中には、必ずや躁の女性が混じっているはずである。

(中略)

ことに男は、尊大となる。やたらと威張り、声も態度も大きくなる。

せっかちで豪胆になり、自分は度胸も才能も魅力も傑出していると思い込む。

すると些細な思いつきが大発見をしたかのように感じられて、そうなると話はいきなり「やっぱり事務所は六本木ヒルズに置くかな」

「キャンペーンガールにはアイドルタレントの誰それを起用しよう」「社長専用車は、ベンツよりもベントレーのほうがいいかな」などと、浮ついた枝葉末節へ飛んでしまう。

思いつき程度のアイディアを商業ベースへ押し上げるための地道な「詰め」やリサーチのことなどは決して考えない。

金遣いも荒くなる。「デキる男のための一流品」なんてものを、やたらと購入する。全身が成金趣味で統一される。

当然、キャバクラの類で豪遊もしたがる。セクハラなどしたい放題で、「英雄、色を好む」などと自己正当化する。

ギャンブルに走ってとんでもなく強気の賭け方をして大金を失ったり、パチスロに給料を全額つぎ込むようなことを平気でする。

後先を考えず、誰かが真摯に意見してくれても「俺は男だ!」などと訳の分からない反論をする。

自分が王侯貴族のような気分で舞い上がっているから、常識や良識などわきまえない。

満員電車の中、足を組んだまま座って携帯電話でしゃべったり(しかも大声で)、レストランでウエイターの案内を待たずに勝手に窓際の夜景が眺められる席に陣取り、

開口一番「この店でいちばん高いワインを出してくれ」と怒鳴って周囲が顔を見合わせる光景を作り出したりする。

 

どうでしょうか?相談者さんと比べて躁のエピソードが激しいことが分かるかと思います。

これほどまでにはっきりしていると、双極性障害と断定することは難しくないわけです。

しかし、双極性障害2型に見られる軽躁状態というのも医学的には立派な病気。

症状が軽いからと言って、異常性がないわけではないというところがミソですね。

 

インタビューをしている中で印象に残っていること

 

なんかお話して良かったと思いました。

ネタにして下さいといいつつ、共感してもらえる人に聞いてもらいたいというのも本音です。

 

私としては、私と同じ双極性障害のほかの人がどんな体験をしているのか聴くことは自分の立ち位置を図る上でもとても有用なんですよね。だから話を聞きたかった。

そして下心を包み隠さずに言えば、やはりブログのネタになるので、私としてはいいことづくめなわけです。

しかし、相談者さん側にも多少なりともメリットを感じてもらっていただけていることに驚きました。

言われてみると確かに、私も双極性障害のことについて相談したことって主治医以外にはないよなぁ……と思います。

 

相談者さんはすっきりしたとおっしゃっていたので、少しお役に立てたようで私もうれしかったです。