双極性障害の治療効果を高めるために勉強しまくったら楽しくて仕方なくなってきた。

双極性障害となって人生を一度諦めかけたりしましたが、ブログで発信するにつれてどんどん楽しくなってきました。

発信し続けるためには自ら勉強する必要がありますが、まったくもってマスターできません(笑)

本に書いてある見解はバラバラ、精神科医や研究者の間でも未解明の部分が多すぎて憶測にすぎない部分が多いのです。

ただ、当事者感覚としてこれはあってる間違っているといった切り分けはできるような気がして、自ら病気を解明していっているような感覚がなんとも楽しい。

双極性障害を研究する楽しさ

双極性障害は未解明部分が多い

双極性障害の原因はいろんな説がありますが、未だに不明です。

双極性障害の原因はどこにあるの?はい、まだ特定されてません。

2016.07.07

 

どうすれば治るのかといったことも、ほとんど解明が進んでいないと言っていいでしょう。

なにせ、現時点では、治らない病気ですから。寛解を目指していくというスタイルなのです。

双極性障害は完治しない病気だけど、寛解はしますよ!

2016.07.12

 

寛解に向けてどのように取り組んできたのかまとめたページがありますので、合わせてどうぞ。

双極性障害2型、寛解するまでの期間と寛解するために行ってきたことまとめ

2016.05.27

 

このように未解明すぎるところが私の研究心を燃やしていますw

双極性障害は当事者でなければ理解できない部分がある

双極性障害のうつ状態について

私はよくうつ状態がひどいときのことを「うつグラビティ」と表現しています。

このうつ状態の表現を主治医にぶつけてみたところ「よくわからない」と言われました。

うつ状態がどういうものなのかというのは、書物をあさって文面を読めばあらかた理解はできますが、その辛さがいかようなほどなのかというのは、うつ病た双極性障害のうつ状態になったものにしか理解できないようです。

 

もう少しわかりやすい表現だとこういったものがありました。

39度の熱を出したことのある方はいらっしゃいますでしょうか。

熱は無くて、それと同じ状態が鬱です。

心の風邪という軽い言葉で表現するには、 あまりにも重症すぎると私は思います。

引用:患者自身が語る 双極性障害としての「生き方」と寄り添い方

なるほど、うつを経験したことがない人でもこれならわかりやすいかもしれません。

39度というと、インフルエンザ並だと思いますが、そのときに頑張れと言われても、だれだって困ると思います。

熱のないインフルエンザ。これは良い表現かも。

 

双極性障害の躁状態について

躁状態もまた、理解できない領域です。

こちらについては、当事者でさえも万能感、有能感に支配されているせいで、どういった状態にあるのか客観視することは不可能です。

双極性障害の躁状態は、性的に逸脱してしまったり、金銭感覚が狂って多額の借金をしてしまったり、人に対して罵声を浴びせてしまったりと、とにかく社会生活を破壊していきます。

私の場合、会社の研修時代に同期に対して人格を否定してしまいような罵声を浴びせたような気がします。

「星野さんとは仕事したくないです」と言われてしまったほどですから、これが何よりの証拠ですね(汗)

また、1ヶ月の間に40万円以上使ってしまったこともあります。

どれもこれも必要といえば必要だけどそこまで高品質なものにする必要があったか?と今では問いかけたくなります。

親に借金までして…軽躁状態で1ヶ月で40万以上! 買いまくったものまとめ

2016.06.01

 

しかし、私の場合は厳密には双極性障害2型の軽躁状態と言われるもので、エピソードとしてはいささかインパクトに欠けます。

双極性障害2型の強烈な躁状態エピソードはもっとキチガイじみていることが特徴です。

双極性障害の彼は、躁状態になると出会い系で数多くの女性とともに過ごしているようです。

金銭感覚もひどくて、株ですでに1000万以上は損をしています。

それでも私にお金を貸して欲しいと迫ってくるのです。

私が実施している電話相談サービスで教えてもらった話です。

私のエピソードよりも異常性が感じられることでしょう。

これは私の憶測ですが、彼は双極性障害1型だと思います。双極性障害2型にしてはあまりに強烈なエピソードなので……。

LINE等で連絡をとっているときはこの世の終わりかのように落ち込んでいるらしいのですが、会ってみるとケロッと回復しているとも仰っていました。

ラピッドサイクラーの匂いもしますよね。

ラピッドサイクラーとは?

双極性障害は躁状態とうつ状態を緩やかに繰り返すことが一般的です。

この気分の波のペースが明らかに早い人のことをラピッドサイクラーと言います。

 

双極性障害の当事者が書いた本から、引用してみましょう。

高一の夏休みともなると本格的にグレてゆく。夜な夜な自宅を抜け出し改造車を操る成人男性と交際し、シンナー遊びや万引きに手を染める。当然両親に知られる事となり、こっぴどく叱責される。

この頃、自殺願望が募り何度も自傷行為を繰り返していた。左手を机の上に置き右手に握ったプラスドライバーでガンガン叩く。

皮膚がすべて剥がれて赤い肉が見えるまで叩き続けた。また別の日には、大量の風邪薬を飲み、シンナーを吸って死のうとしたが薬を全部吐いてしまった。

引用:双極性障害と共に生きて

双極性障害と共に生きてという本は、私が出会った双極性障害のエッセイの中で最も凄惨な日々が短くまとめられていると感動した1冊です。

そのほんの一部分でさえも、いかに躁状態が異常であるかが垣間見えると思います。

当事者が選ぶ! 双極性障害のことがよくわかる本19選

2016.07.05

 

双極性障害患者と精神科医の溝が深い

溝の深さに関しては、双極性障害患者のうつ状態の症状の1つでもある被害妄想ということもあります。

そして、診断に平均8年は要するというデータもあることから、とにかく症状が安定するまでに時間が掛かる患者さんが多い。

このことから、精神科医に対する信頼はどんどん落ちていきます。

双極性障害は家族・友人・恋人はおろか、精神科医からも理解されないことがある

2016.07.31

 

また、精神科医側としてもストレスは溜まっているようで、Dr.Snowmanという名前でTwitterをしている精神科医もその心情を吐露しています。

もちろん私としても精神科医が全て悪いなどと言うつもりはありません。

解明されていないものは仕方がないのです。彼らもきっと必死にやってくれていることでしょう。

 

それでも、腑に落ちないのです。どうしても。

 

この病気があることで社会生活が送れない人が多くいるのが現状です。

抗うつ剤を飲むことをやめたという人が回復した例も知っています。

一体なにが正しいのやらわからなくなるのです。

それは、診断方法に疑問があるからでしょう。

 

また、プライドが高く、上から目線の精神科医に出会ってしまうとなかなか最悪です。

治療方針を聞くと苛立つ人もいます。私の今の主治医がそれに近いでしょう。

今現在の仕事を否定されたこともあって、信頼は完全に失墜しているといっても過言ではありません。

「まっとうな仕事をしてくださいね」と、精神科医は言った。フリーランスじゃダメなんですかい?

2016.03.23

 

知れば知るほど闇が深い精神科医療

実際に精神科に通院していても自殺で亡くなる人がいる。

通院しているひとはもともとしんどい状況にあるから、通っていないひとたちに比べると自殺で亡くなる人の数値上の割合は高くなってしまう。

しかし、このように表出した結果からは、精神科医が藪なのだと中傷が強くなったり精神科薬が無条件に悪いといった考えも広まったりすることになった。

(中略)

このような状況の中で精神科受診者が増えたから、丁寧な診療はますますできなくなっていった。

精神科の診療は丁寧に行えば行うほど赤字経営になる。

わたしが病院に勤めていたころは、経営側から1時間に10人くらい診てくれと言われた。

(精神科の診療報酬は、診療時間が5分以上と、30分以上の2検査による診療報酬がないから、精神科の経営を安定させるためには、30分で1人診るよりは、5人診なければならなくなる

そんなことをしていたら患者さんのこころをどうこう考える時間はない。幻覚とか妄想とか、抑うつとか、そう状態とか、そういった病状を診てすぐに診断をして、エビデンス(科学的根拠)に基づいた薬を出す以外の時間がない。

注意:引用文の強調はブログ筆者である星野 良輔が行っています。

私たちは、病院の診療報酬や経営サイドのことなど知る由もありませんから、いつも異常なまでに短い診察時間で精神科医に対して不信感を抱いてしまうでしょう。

私もこの事実を知るまでは、経営サイドの視点なんて考えたこともありませんでした。

双極性障害に限らず、精神疾患を扱う精神科医が板挟み状態になっていることが分かる内容ですね。

 

この本では、解決策の1つとしてカウンセリングをあげていました。 

専門知識を持ったカウンセラーに話を聞いてもらうだけでも、精神疾患者の心はずいぶんと和らぐことでしょうが、カウンセリングは価格があまりにも高いです。

 

精神障害を患った人の平均年収は100〜199万円と言われています。

精神障害者と貧困問題、雇用されている精神障害者の平均年収は100万~199万円という実態。

2016.07.29

 

専門性の高い技術でしょうから、料金は高いとはいえないのかもしれませんが、精神疾患を患っている人の生活を考えると、とても現実的とは思えない値段に感じてしまいますね。

カウンセリングには診療報酬つかないので、自費で受けるしかないそうです。

ここもまた、精神科界隈の闇を感じるなぁ……。

 

双極性障害とうつを知ることで生きやすくなる

双極性障害とうつ病というのは全く違う病気ですが、うつ状態に関してはよく似ています。

双極性障害は「気分が揺らぐ」病気なので、どのような考え方をすれば、自分の心が揺れないのか私は考えるようになりました。

これはうつ病の方も同じだと思います。きっと捉え方に問題があるんですよ。

悩みは、どれも〝心の反応〟から始まっているからです。

「心の反応」と言われて、ピンとくる人は、どれくらいいるでしょうか。実は、私たちの日常は「心の反応」で作られているといっても、過言ではないのです。

この本の特色は、こうした悩みを解消する「ブッダの考え方」を〝原始仏教〟に学ぶことです。

(中略)

人によっては、「現実を受け入れることは、つらい」と思うかもしれません。でも、そうではありません。

「受け入れる」のではなく、「ある」ものを「ある」と理解するだけです。

「わたしには悩みがある。未解決の問題がある」と、はっきり自覚します。「でも、きっと解決できる」と考えます。その「方法」が、これから学ぶ「ブッダの考え方」です。

友達に悪口を言われたとしましょう。

「友達が悪口を言った」ことは事実ですが、それに反応して「傷つく」という選択をしているのはあなたです。

つまり、事実を事実として知っただけで、反応する必要はないということですね。

私たち人間は、感情が自動的に湧き上がってくるものだと感じていますが、実際は、怒る、笑う、泣くなどといった感情を選択しているだけです。

 

  • 「うつ」になった人はどんな考え方をしているのか?またそれに自分が当てはまっているのか?
  • 当てはまっている場合、どうすればもっと楽な生き方、考え方ができるのか?

 

「うつ」について知り、考え方を変えようとした結果、生きやすい考え方を会得したという流れです。

本にはたくさんのヒントが詰まっていました。

 

  • 人間は狩猟時代から脳が進化しておらずネガティブ思考なことが当たり前であること
  • ネガティブな感情にあえて向き合うと、たいしたことないなと思えることが多いこと
  • 不安を放置すると、原因を忘れてしまい、不安が不安を生み出しわけがわからなくなってさらに不安になること

 

人生を長く生きていくうえで自然と会得していくものなのかもしれません。

しかし「うつ」になる人というのは総じて自分に厳しく、考え方が固定化されています。

自室に引きこもって、外界との接触を拒むので、人生経験を積むことも難しくなってきます。

疑似体験という意味でも、本がもたらす効果は高いでしょう。

双極性障害の私が明るい人生を送れるようになった本11選!

2016.06.26

 

自分の双極性障害再発予防になる

当初、双極性障害の研究を始めた目的はこれでした。双極性障害再発予防。

私たち患者にとっては何より大事なのです。

寛解状態になると、ほとんど健常者と変わりません。

何人かお仕事でご一緒した方に聞いてみても「とても精神疾患者には見えない」と言われます。

家族にもそう言われます(軽躁状態であってもやたら元気というようにしか見えないのでそれはそれで問題なのですが。)

再発を予防するために勉強していたらハマって研究みたいな形になっていったわけですが、とにかく知識を増やしておくに越したことはありません。

 

双極性障害を知ることは患者として怖い

確かに患者である以上、知ることが怖いという恐怖心がないといえば嘘になります。

様々な顔を見せるのが双極性障害です。

勉強を続けると自分の症状が重篤だと知ることにもなってしまいますし、そもそも自分は双極性障害なのか?と主治医を疑いたくもなってしまうのです。

それでも私は、双極性障害という病に向き合う必要があると考えています。

 

双極性障害を受け入れることから治療が始まる

私も診断を受けたときは自分が病気なわけがない。と頑なに拒否していました。

双極性障害を受け入れられない状態でいると、常に現実逃避モードになります。

私の場合、とにかく余計なことを考えないようにひたすらゲームをしていました。

 

しかし、そんなことで何の解決にもならないことは本人が一番良くわかっているんですよね。

 

ずっと心のなかに「このままじゃダメだ」という思いが渦巻いていました。

そのどす黒い感情は、日に日に大きくなって私の心を飲み込んでいきます。

これを解決するにはどうすればいいのか?やっぱり双極性障害に向き合うしかないか……

といったところから、私の寛解ストーリーが始まったように今になっては思いますね。

これからも双極性障害と一緒に

顔出し実名で双極性障害のことについてバンバン発信していくことで、私自身もとても得るものが大きいです。

また、お仕事に関しても、このブログから広がっていっています。

 

誤解されやすく、本人でさえも混乱し、精神科医でさえもよくわかっていないという双極性障害。

当事者として発信することはなにがしかの価値があると信じてこれからも続けていきます。

といったことは後付なのかもしれません。

結局のところ、冒頭にも紹介したとおり、ただただ楽しいからやってるだけです。