双極性障害は完治しない病気だけど、寛解はしますよ!

双極性障害は完治するのか?という解いに関しては、現時点では完治しません。

そもそも、原因もよくわかっていないので、まだ難しいところもあるんですよ。

 

完治はしなくても寛解状態があります。

治っているわけではないけど、症状が出ない状態ということ。

双極性障害の方はここを目指すことになります。

 

 

双極性障害は完治しない?

完治ではなく寛解を目指す

双極性障害は残念ながら「障害」と付いているので、完治はしないと言われています。

寛解とは?

症状が出ない安定している状態を指します。

双極性障害には今のところ完治がないので寛解という言葉が使われます。

 

 

そう、寛解状態を保っていれば、仕事をすることができます。

実際に、薬を飲んで症状を抑えながら働いている人はいますよ。

ただし、病気が回復しても、社会復帰できている人の数は少ないようです…。

 

双極性障害の患者さんの一年後を調査した研究では、八六パーセントの人が病相からは回復していたにもかかわらず、職業面などを含め、社会的にも完全に回復していた人は四一パーセントしかいなかった、と報告されています。

やはり、うまく仕事が続いていない方が少なくないのが現実のようです。

引用:双極性障害 躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書)

 

これは社会が厳しすぎるからじゃないかなぁと私は感じています。

ストレスに影響を受けやすい病なので、なかなか続かないんですよねぇ…。

私は自分の病気の経験が活かせる仕事に転職することにしました。

 

今のところ、完治しないというだけ

双極性障害は完治しない病気はいっても、まだまだ研究が必要な病気なだけで「完治しない」と断言してしまうのは少々強引かもしれません。

歴史的に見ても、治らないと言われていた病気は治るようになってきました。

双極性障害は遺伝的要因が強いと言われているので、難しい部分もあるでしょう。

 

ただ、この遺伝的要因というのも確実にそうなのか?と疑って見る余地はあると私は考えています。

双極性障害の原因は遺伝子だ!確定しているわけではありませんからね。

 

自分で「完治しない」と決めつけるのは、治療を遅らせてしまうかもしれません。

あくまで「現時点では、完治しないと言われている病」という程度の認識をもつようにするといいですよ。

レクサプロと処方箋

完治しないなら薬やめてやる! なんてことは考えないように。

 

完治しないからこそ自殺率が高い

うつ病とよく間違えられる双極性障害(躁うつ病)ですが、うつ病は治る病気です。

うつ病と診断を受けていて何度も再発する人は、難治性うつ病という可能性もありますが、双極性障害を疑ったほうがいいという話もあるぐらい。

症状は似ているところがあるけど、決定的に違うんですよ。この治る病気と治らない病気というのが。

 

うつ病の人は、うつ病じゃないときの自分と、うつ病の自分を比べるので……

プラスマイナスゼロの自分とマイナスの自分ですよね。

これが双極性障害の場合……

プラスの自分とマイナスの自分になります。

 

だからこそ、うつ状態になったときの自分に対してひどく悪い印象を持ってしまう。

それならいっそ生きていても仕方がないと思ってしまうんです。

約15,000人の双極性障害の患者さんを一定期間追跡した海外の研究では、約5人に1人(19.4%)が自殺で亡くなっています。

引用:https://www.bipolar.jp/about/risk.aspx

 

患者5人に1人が自殺する。それが双極性障害です。

私は経験したことがないのですが、双極性障害には躁とうつ状態が入り混じる混合状態というものがあります。

これは、気持ちが落ち込んでいるのにじっとしていられない。焦ってしまう。というもの。

 

混合状態が一番危険なんです。

混合状態については、患者仲間に寄稿していただいた体験記事があるのでぜひ参考にしてみてください。

 

躁状態も多幸感と万能感が強いと思われがちですが、不機嫌な部分だけが強く表れる躁状態もあります(不機嫌躁病)

不機嫌躁病については私も経験したことがあって、この時はとにかく周りのすべてのものがムカつくんですよね。

一概にこうだ!と言えないところが双極性障害の危険なところだと思います。

 

双極性障害は精神論では治らない

双極性障害は根性論でどうにかなる相手ではありません。

 

私も基本的には精神論では治らないと考えていますが、ある程度投薬によって回復してきたら精神論もありかな?と。

もちろん、人から強制される精神論はダメですよ。

自分自身が、もうちょっと頑張れるだろ。と思うことです。これは復帰に向けてのリハビリにもなりますからね。

 

投薬治療でよくなっても、根本的な考え方が変わらないかぎり再発するでしょう。

だからこそ、認知行動療法なるものがあるわけですし。

無理しない程度に、しあわせを感じてみるという行為が認知を改善するのに効果的だなぁと体感しています。

 

病は気からという言葉の真実

大事なのは、必ず復帰できる。必ず元の生活に戻れる。と自分自身で信じることです。

こう言うと少し根性論的な、スピリチュアル的な要素を感じてしまうかもしれませんが、病は気からという言葉は結構馬鹿になりません。

実際に「病は気から」というのを、根性論ではなく科学的に検証してみた本があります。

 

プラセボ効果は壊すべき幻想ではなく、実際に臨床価値を持つ場合もあるのではないか──もし、そうなら、潜在的な危険のある治療に患者をさらすのをやめ、こちらを採用できないだろうか。

言い換えれば、「病は気から」だ。「もうすぐ病気がよくなる」と単純に信じること。

その思いに治癒力があるのではないか。

(中略)

プラセボ効果は、うつ病や不安、依存症など精神障害に対し、特に強く出るらしい。

実際、そういったものこそ、多くの精神治療薬の主要な作用機序なのかもしれない。

引用:病は気からを科学する

 

この本では、決してスピリチュアルでも根性論でもない人間が信じる心が治癒力を高めることを証明しています。

 

また、残念ながら、ノセボ効果というものもあります。

ほっしー

薬なんか飲んでも治りっこねーよ!双極性障害って完治しないんだろ!?俺悪くなる一方じゃん!あーあ!

なんて思っていると、プラシーボ効果が悪い方向に出てしまうようです。

 

科学的に検証されているというところがポイントです。医療関係者もプラシーボ効果を甘く見ていません。

ただし!ここで注意していただきたいのは、うつ病は病気であって甘えではないということです。

化学が万能でないですし、精神疾患も、人間の心も、解明できてないことはいっぱいあります。

 

ただひとつの例として、「プラシーボ効果」というものもバカにはできないよねという話です。

気持ちも大事だ! と自分で律する分には構いませんが、人から強制されると根性論に変わるので要注意。

 

双極性というキャラクターを受け入れる

人よりも喜怒哀楽が激しく、どうしても振り回されてしまいがちです。

でもこれも個性だと捉えればいいんですよ。

知ってますか? 双極性障害の有名人はすごい人たくさんいるんですよ。

 

少し強引ですが、こういった考え方の転換は大事。

治療するうえではいずれこのキャラクターを受け入れなくてはならないときがくるのです。

 

完治か寛解にこだわるのはやめよう

先ほども言ったように、あまり完治か寛解かにこだわると、先の見えないゴールに萎えてしまいます。

一歩ずつ確実に良くなっていく。病気を受け入れてともに歩んでいくためにも、良くなることだけに目を向けましょう。

 

遺伝子的疾患でどうしようもないという意見もありますが、必ずしもそうではないかもしれません。

私が考え方を変えて寛解に向かうことができたように、あなたにもそれができるはずです。

諦めずにできることを少しずつこなしてみましょう。

 

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