仕事を辞めたいから自ら双極性障害になったと言われたら、私は否定できない。【劇薬のアドラー心理学】

どうも、ほっしー(@hossy_FE_AP)です。

皆さんはアドラー心理学というものをご存知でしょうか?

嫌われる勇気という書籍が流行ったので、アドラー心理学に触れてみた方も多いかもしれません。

この心理学は読む人によって劇薬になります。

それこそ、私のような精神疾患者が気軽に触れて良いものではないかもしれませんw

解釈の仕方はそれぞれあるでしょうが、アドラーの提唱する「目的論」は直接受け止めるには強烈すぎます。

原因論と目的論

ここでは私の患った精神疾患「双極性障害」を例に考えてみたいと思います。

簡単に説明すると、うつ病と躁病(とってもハイな状態)が続く病です。

うつ病との違いは? 双極性障害(躁うつ病)を大まかにつかもう!

2016.07.25

 

フロイトのみんな大好き原因論

私は仕事のストレスが原因で双極性障害になりました。

 

これは、一般的によく使われる哲学者フロイトが提唱した「原因論」です。

私たちは生きていると自然とこのような思考になりますよね。

過去からの積み重ねが自分を形成していると考えるからでしょう。

 

アドラーの甘え許さぬ目的論

私は仕事を辞めたいという目的があるので、双極性障害になりました。

 

アドラー心理学になぞらえるとこうなります。

さすがにそれはないと言いたいけど否定はできないのがつらいところです。

当時はたしかに苦しみました。自分がなぜこんな感情の波にさらされてしまうのかわからないと。

でも今にして思えば、あのときもっと自分と向きあえていればなんとかなったんじゃねえの?と思ったりもします。

甘えとまでは言いませんが、仕事を辞めたかったから双極性障害になったんじゃないの?と言われても強くは否定できません。

 

確かに仕事は辞めたかった

身体がおかしくなっていく前に、仕事をどうしても辞めたい。もう何もしたくない。という感情はたしかにありました。

それを双極性障害のうつ状態の症状と捉えることも十分に可能ですが、否定する要素もないのです。

 

双極性障害になった原因は仕事だ!ということはいくらでも言える

  • 過酷な労働環境だった
  • 仕事の内容自体が嫌いになった
  • 朝の通勤が辛くて仕方がなかった
  • いきなり都会に出て慣れない人混みに嫌気が差した
  • 環境に馴染めなかった

 

十分にそれっぽいですよね。

でも同時に、この程度ならだれだってあるんじゃないの?とも思ってしまいます。

その他の精神疾患者さんのことは知りませんが、私はどうしてもアドラーの目的論を否定する根拠が見つからないし、乏しいのです。

 

なぜ精神病は甘えと言われてイラッとするのか

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図星なのかい?

精神疾患は脳の疾患です。心の風邪なんていう生易しいもんじゃないですよ。

ではなぜ、「精神病は甘え」と言われたらイラッとしてしまうんでしょう?

私はブログを書いていて的外れな悪口を言われることもありますが、それについてはイラッとしないです。

 

ほっしー
ん?この人は何を言っているんだろう?

 

と、少し困惑して、考えることをやめます(笑)

「精神病は甘え」というものは明らかに的はずれな批判です。脳の疾患ですから。

 

ほっしー
精神病は甘えとはいえないけど、甘えの部分もあるのかもしれない

 

という感情が私の中にあるのかもしれません。

本当にただ単に的外れだと思うならば、反応しないと思うから。

精神疾患者はアドラー心理学とどう向き合うべきか

このままだとアドラー心理学は精神疾患者が読むと心を砕かれてしまう凶悪な心理学となってしまいます(笑)

目的論をネガティブに捉えると、その指摘を否定出来ないので、恐ろしいとは思いますが、必ずしもすべてがそうではないです。

 

  • 素の自分でいることの勇気
  • 人生の意味は自分で決める
  • 課題の分離

 

などなど、人生を生きやすくするためのヒントがたくさん散りばめられているんですよ。

 

嫌われる勇気・幸せになる勇気

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アドラー心理学の入り口としてはわかりやすく、対話形式で進んでいくのでガッツリした本が苦手な方でも楽しんで読むことができます。

他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。

大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないこと

ちなみに続編があります。

アドラー心理学入門

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アドラー心理学の研究者として有名な岸見一郎先生が書いている入門書です。

入門書にしては難易度が高いと思うので、嫌われる勇気シリーズを読んだあとに読むと良いでしょう。

アドラーという人物像に迫ることができます。フロイトとの関係や迫害の歴史を知ることができるので、より深くアドラー心理学を学べます。

哲学や心理学は人生を生きやすくするためのもの

双極性男子のあたまのなか素材

都合よく使っても良いんじゃない?

これが私の結論です。人生を生きやすくするためのもの。

なので、目的論は確かにキツイんですけど、自分の都合のいい時だけ使えばいいと思います(笑)

例えば、精神疾患になったことが甘えで、仕事をしたくないからだったとしても、それはそれでよしとしましょう。

それよりも、これから先どうやって生きていくかを考えたほうが建設的です。

生きやすいヒントを探すために読んでいる本なのに、生きにくくなっては意味がない。

アドラー心理学にとどまらず、その他心理学、哲学なんかを読んで、自分の都合のいい個人哲学を形成することを強くオススメします。