自分がうつ病か双極性障害(躁うつ病)かは、考えないほうがいいね

あなた
私って、うつ病なの?躁うつ病(双極性障害)なの?

と、気になったことありませんか?

うつ病と双極性障害は、似ている病気でよく間違えられると言われます。

 

その気持ち、わかります。私も自分が何病かで振り回されている時期がありました。

私は勤務地だった名古屋で双極性障害と診断されたのですが…福岡での診断結果はちょっと変わりました。

精神科医
最初の先生は双極性障害と見ていたみたいだけど、どちらかというと冬季うつ病のほうが近いかな? でも、気分障害という大きな枠組みの中でみてますよ。

 

今現在、うつ状態だからと言って、必ずしもうつ病とは限らないんですよね。

単極性か双極性かを鑑別する際に注意を要するのは、現在の状態が、うつ状態だからといって、うつ病とは限らないということである。うつを呈した症例の約五〇%が、実際は、双極性障害(躁うつ病)だったという報告もある。

引用:うつと気分障害

 

診断は時間と共に変わってるように感じる

私も、最初は双極性障害と診断を受けて以下の薬を処方されていました。

最初の薬

  • ラミクタール25mg 1回2錠 食後
  • メイラックス1mg 1回半分 食後
  • ドグマチール50mg 1回1錠 食後

ラミクタールで重篤な副作用が出たのですぐに使用禁止に。

2番目の薬

  • リーマス 200mg 朝1錠 夜2錠 食後
  • ネチコバール500mg 朝夜1錠 食後
  • ロゼレム 8mg 1錠 就寝前

あまり効果がありませんでした…。

 

でも、福岡にきてから担当医と治療方針が変わり、薬も変わったんですよ。

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現在の薬レクサプロ10mg 1錠 夕食後

 

基本的に、双極性障害は単剤投与は危険だとする考え方が一般的で、リチウムなどの気分安定薬と併用することが望ましいと言われています。

大まかに述べますと、うつ病のうつ状態には抗うつ薬を処方します。

しかし、双極Ⅰ、Ⅱ型障害のうつ状態には、抗うつ薬は効きにくく、躁転を誘発する場合があるので注意が必要です。

双極性障害の場合には、再発予防効果の期待される、リチウムなどの薬を使います。

以上のように、経過も違うし薬も違うという理由から、うつ病と双極性障害のうつ状態は、はっきりと区別する必要があるのです。

引用:双極性障害―躁うつ病への対処と治療

躁転とは、うつ状態から一気にエネルギーの激しい躁状態になってしまうことです。

 

こうして振り返ってみると、投薬内容だけ見れば診断が双極性障害からうつ病または季節性うつ病に変化しているんじゃないかな?とも感じます。

先ほど引用した文章を見てもらえればわかりますが、双極性障害に抗うつ薬だけを処方するのは躁転の危険があるので注意が必要なんです。

ちなみに、私自身、抗うつ薬のみになってから1年以上経っていますが躁転した経験はありません。

 

客観的な診断方法がないので確定できないから仕方がない

精神科医
あなたはうつ病です。あなたは双極性障害です。

とハッキリと言えないのも、客観的な診断方法がまだないので病気が確定できません。仕方ないと言えば仕方ないんですよねぇ。

少し長いですが、本の内容を引用してみます。

 

うつ状態から発症した患者さんや、または軽躁状態の自覚がなく、うつ状態になって初めて病院にいらした患者さんで、過去に軽躁状態になったことが医師に伝わらなかった場合、その症状だけでは双極Ⅰ型障害のうつ状態なのか、または双極Ⅱ型障害のうつ状態なのか、あるいはうつ病なのか、判断はできません。

うつ状態から軽躁状態になった方の場合は、もう少しあいまいな点が残ります。うつ病が治り薬によって少し気分がたかぶっているだけなのか、それとも軽躁状態なのかを見きわめる必要があるのです。

多くの場合、さらに経過を見てから双極Ⅱ型障害という診断がつき、診断名も変わることになります。ですからうつ病から双極性障害という診断の変更は、誤診や見落としという訳ではありません。

しかしながら患者さんにとって、経過を見ないと診断できないということは、要するに再発してみないとわからないということです。このように、時間をかけないと診断が確定しないということは、非常に辛いことだと思います。

引用:双極性障害―躁うつ病への対処と治療

 

客観的な診断方法はまだないと書きましたが、研究は進んでいるようです。

 

ただ、現時点ではやはり、かなりの時間がかかるということです。

双極性障害に関して言えば、驚きの記述がされてましたよ…。

アメリカで行われた研究によりますと、病名が確定するには、平均八年を要したというデータがあります。長すぎると思われる方もおられるでしょう。

引用:双極性障害―躁うつ病への対処と治療

ほっしー
いや、なげぇよ。長すぎだろ…。

 

患者としてやることはうつでも双極性障害でもあまり変わらない

うつ病か双極性障害かで投与される薬のあり方は変わると先ほど書きましたが、患者として何をするか? についてはそれほど変わらないと私は感じています。

うつ病でも双極性障害でも、月並みですが

  • しっかりとした睡眠
  • 無理しない程度に軽い運動
  • 朝日をしっかり浴びること。

 

書くのは簡単ですが、実際に実行するのは症状によっては難しいです。

究極のうつ状態から脱していれば、ちょっと頑張ればできますが、もうどうしようもなくベッドに張り付いているときは無理ですね。

そんなときは、じっくり休むしかないでしょう。頭の中は罪悪感でいっぱいでしょうけど…。

 

ともかく、私も治療をしていく中で、自分がうつ病か双極性障害かはとても気になる事項ですが、気になるだけでやることはやっぱり変わりませんでした。

むしろ、どっちなんだ? と気にかけていると自分の病気がどれなのかわからず不安になって良くないです。

主治医に相談しても、気分障害という大きな枠組みで見ているという一言しか返ってこないんですよねぇ。

診断書

障害年金申請時に請求した診断書にはうつ病と記入されていました

自己判断で減薬、断薬なんかは絶対にやっちゃダメだからね!!

あまり気にしすぎていると自分でいろいろ調べて知識をつけることになるかと思います。

私もブログ書いてるんで、双極性障害やうつ病、冬季うつ病の本読んできました。

 

ほっしー
うーん、なんか症状も軽いし、本当に抗うつ薬きいてんのかなぁ? 運動やネガティブ思考の改善が功を奏したんであって、抗うつ薬…意味ないんじゃね?

こんなふうに考えて、せっかく状態が良かったのにも関わらず勝手に断薬してうつ状態に戻ってしまう人がいます。

はい、私です(笑)

 

再発のうつは、めっちゃキツイですよ。精神的にも体力的にも。

なんて馬鹿なことをしてしまったんだ…と、今はすごく後悔しています。

断薬や減薬をして薬から離れたいという気持ちはわかりますが、医師と相談してから進めるようにしてください。

 

うつ病か双極性障害かを考えないようにするべきというのは、不用意な自己診断を減らすため

私のように、勝手な自己診断で薬をやめてしまって体調が悪くなってしまったら台無しなんですよ。

どうしてこんな勝手な行動を取ったのかな? と自分で振り返ると…

  • 精神科医が信用できなかったこと
  • 抗うつ薬を信用できなかったこと
  • 知識もついてきたし、客観的に自分を見れているだろうという慢心

 

うつに慣れてくると、客観的に自分を見れているような気がしてきちゃうんです。

でもそんなことはないんですよ。

「しばしば大失敗する原因の一つは、自分で状態を「診断」し、服用を中止したり、薬の量や種類を「調整」したりすることである。

「自分のことは自分が一番知っている」と誰しも思いたいのであるが、そこに大きな落とし穴がある。

気分障害は、自分の状態を、客観的に把握するのが難しいことを特徴とする疾患なのである。

引用:うつと気分障害

 

そもそもこの精神疾患というものが、主観的にしか物事を考えられなくなる病気なんです。

わかっていたはずなのに…悔しい。

不用意な自己診断を減らすためにも、何病か? にとらわれるよりも、いかにして症状を改善するかを考えるほうが健全でしょうねぇ。