うつ病の私がパニック障害のような発作を体験をした話

うつ病の治療を始める前と、実際に始めてからパニック発作のような経験をしたことがあります。

パニック障害とはどんなものかというと

突然胸が苦しくなり、鼓動はまさに「早鐘を打つ」状態。冷や汗で背中はぐっしょり。

「死んでしまうかも…」そんな不安に襲われながら救急車で病院に運び込まれるけれども、どこを調べても体には異常はなく、そのうちに、あれほど苦しかった症状が溶けるように消えている。

そんな発作を何度も繰り返し不安はつのるばかりなのに、誰もわかってくれない。

引用:パニック障害・不安障害|病名から知る|こころの病気を知る|メンタルヘルス|厚生労働省

パニック障害は不安障害の1つなので、不安が強く出るうつ病と併発する可能性が高いと言われています。

 

自分の体験を思い返してみれば、不安が大きくなりすぎてコントロールできなくなったときに発作が起こりましたねぇ…。

ほっしー

身体に異常があるのでは…

と思って病院に相談に行っても、「心因性のもの」か「自律神経失調症」と言われるだけでした。

 

この記事では、私が実際に体験したパニック障害のような発作を3つお話します。

そのうち1つは、今でも傷が残っていて、「その場所」には一生足を運ぶことはないでしょうな…。

 

 

パニック障害のような発作の体験3つ

1.抑うつ傾向だった大学時代に、電車の中で発作を起こる

電車の車内

小学校時代にいじめられたことがあるので、中学、高校も人間関係をうまく構築することができずちゃんと登校できてなかった過去があります。

それなのに、大学でいきなり片道1時間の道のり。

普通に疲れるし、人混み苦手だし、毎日毎日苦しい思いをして大学に通っていました。

そのストレスからか、首こり肩こりがハンパではなく、いつも気分が悪くなってましたねぇ…。

 

 

寝不足が重なったある日、乗り物酔いして今にも吐きそうな状態になりました。

お豆腐メンタルなぼくは、

ほっしー
吐いたら終わる!吐いたら終わる!

と、自分を追い込んでましたねw

一体何が終わるのか、今になってみればさっぱりわからないのですし、トイレにでも駆け込んで吐いてしまえばいいものの…。

 

おそらく、電車の中で気分が悪くなって吐いてしまったという事実を作りたくなかったんでしょう。

お豆腐メンタルだと、それが深く傷として残ってしまい、電車に乗れなくなってしまうかもしれないから。

 

気分は悪いけど、絶対に吐いてはいけない

そんな謎の試練と戦っていると、動機、耳鳴りそして冷や汗が…。

ほっしー
え…なんだこれ…

さらに、このまま死んでしまうのでは?というほどの胸の締め付けと呼吸のし辛さ。

20分ほど続いたような気がします。

意識を保つことで精一杯でした。

 

そのあとは特に何も起こらず、普通に電車を降りました。

でも怖くなってしまって、授業には出られず。

たった1回きりの発作だったけれど、その後2ヶ月ぐらいは電車に乗ることが怖くなった出来事でした。

 

2.これで会社に行けなくなった! プレゼン中に起きた発作

スーツ 星野良輔

社会人1年目、慣れない環境でした。

同期ゼロ、一番年の近い人は33歳。

やりたい仕事につけたと思ったら、希望していない部署に配属されてしまったというストレス。

システムエンジニアという、うつ病排出率の高さに定評があるお仕事ですw

 

この仕事、レビューというものがありまして。

自分の書いたプログラムを、チームメンバーに説明して納得してもらうというもの。

チームで動いているので、足並みをそろえなきゃいけません。つまり知識の共有は必至。

プレゼンテーションのプログラミングバージョン

レビューはこんな感じ。めちゃくちゃ緊張します。チームメンバーも40代以上が多い職場だったのでなおさら。

ただ新人でたいしたプログラムを組めるわけじゃありません。

自動車関係だったこともあり、鬼のように忙しかったからわからないところを聞く暇もなかった。

男性
うん、これ、おかしいよね? 説明してくれる?

メンタル豆腐な私は、10人程度の前でいつも醜態を晒さなければいけないこの事実に耐えられませんでした…。

 

貧血のような症状と激しい動悸、耳鳴り。

ほっしー

電車の中で起きたアレと同じやつだ…。

そのまま座り込んでしまい、会議を潰してしまいました。

 

そのあとはうつ病の症状に移行。

仕事が全く手につかず、いつもならスラスラ読める資料が全く頭に入ってこない。

つらすぎて泣きながら上司に辞めたいといったところ、まずは精神科に行ってみては? と促されました。

病院の椅子
精神科医

適応障害からくる抑うつ状態ですかね。1ヶ月休職してください。診断書書きます。

ほっしー
はい(人生終わった)

家で静養がスタートしたものの、何度か会社に足を運ばなければならないときがあり、そのときはめちゃめちゃ緊張しました。

 

ただこの件に関してはそれほど傷として残っていないのかもしれません。

いまのウェブメディア運営の仕事で、セミナーを開催したことが何度かありますが、緊張するものの普通にできました。

その時の動画です↓

ただ、プログラミングに関しては、手を付けると未だにモヤッとした気持ちになります。

「プログラミングを大勢の前で発表」というかなり限定的な部分ができなくなっただけのようです。

ほっしー
プログラミングをしなきゃいいだけなので、そこは不幸中の幸いだな。

 

3.好きなアーティストのライブで発作

音楽ライブ

うつ病に理解のある8年以上付き合っている彼女と、B’zのライブを見に行ったときにパニックが襲ってきました。

双極性障害、うつ病とコロコロ病名が変わりながら、少しづつ回復していた時期。

回復期は揺れ動くものだけど、当時はとにかく気分に振り回されて不安定だったことを覚えています。

ほっしー
数時間のライブ、乗り切れるだろうか? こんな規模のライブは初めてだ。めちゃくちゃ人が多い…。

暗転し、いよいよライブスタート。

ギタリストの甲高い音と、ボーカルの激しいシャウト。

これまで体験したことのないような「圧」がトリガーとりました。

緊張が最高潮に高まり、めまいと動悸が同時に私を襲撃。

ライブ会場のスタッフ付き添ってもらいながら、ライブ会場からでて救護室に運んでもらいました。

  • 最初のイェーイしか聞いてない
  • 彼女の前では「精神疾患っぽいこと」を見られたくなかった
  • 前から3番目の好位置を無駄にする

なんとも最悪な思い出になりました。

 

自分が悪いとはいえ、この件は未だに引きずっています。

もう、彼女とライブに行くことはまずないし、なんなら1人で行くこともないでしょう。

倒れるぐらいなら、行かない方がマシ。

と、自分で人生の楽しみの幅を減らしてしまっています。

でも、楽しさが減ろうとも、倒れるような経験はもうまっぴら。

あれほんと、恥ずかしいですからね。

 

さいごに:「日常生活の支障」という観点から考えると、私はパニック障害ではないと思う

パニック障害の症状として代表的な、電車に乗れなくなるというもの。

私はここまで心に深い傷は負ってないので、普通に乗れます。

ただ、とにかく精神的にショックだったのは、B’zのライブでの出来事。

 

これは未だに尾を引いていて、心の底からライブではパニック障害のような発作が起きると思いこんでいます。

騒がしくない系のライブでも、ライブ=発作という方程式が私の中で成り立っている以上無理でしょうな。

生活に支障が出るものではないので、別に治療しようとは思いませんが…好きなアーティストのライブには行くことがなくなりそう。

 

音楽が私の中でそれほど大きな趣味ではないことが、唯一の救いです。

ま、DVDでも十分世界観に酔いしれることができるし、VRが発展していけば、どんどんリアルのライブに近づいていくはず。

ほっしー
好きなライブに足を運ぶことが生きがいの人はたまったもんじゃないだろうな…

 

私は、病院でパニック障害という診断を受けたわけではありません。

ライブで倒れたエピソードを主治医に話したら

精神科医
ま、まあ、久しぶりに人混みに顔を出したから、緊張したんじゃない?

と、はぐらかされたんですよね。あれは、なんだったのかな?

エピソードを全部振り返ってみても、日常生活に支障をきたすような内容ではありません。

  1. 電車内での発作:1回だけ、これ以降全くないし、乗ることに支障なし
  2. プログラミングレビュー限定の発作:今の仕事でのプレゼンは普通にできる
  3. ライブで発作:一生残る傷となったけど、ライブ行かなきゃいいだけの話
精神科医に聞いてもはぐらかされるだけだし、実際に診断を受けたわけでもない。

総合的に見ても、私はパニック障害ではないと言えると考えてます。

何より本人がそこまで気にしてないしね。

 

実際にパニック障害で苦しんでいる人のエピソードはもっと深刻です。

以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。

読者投稿:精神疾患体験談まとめ(パニック障害編)