「役立たず!」女性の上司から受けた、パワハラの読者投稿

パワハラ体験

どうも、ほっしーです。

パワハラやセクハラなどが許されなくなってきた世の中。

ずいぶんとマシになってきたな〜という感覚がある一方で、表に出ていない話もたくさんあるでしょう。

 

いじめと同じく、被害者はずっと心の傷を抱えてしまいます。

ほっしー

いやほんと…犯罪だよねぇ…。

今回はうちのコミュニティメンバーでもある、どんぶっちさんにパワハラ体験記を投稿していただきました。

 

ぼくは以前、人材派遣会社の営業をしていました。

当時ぼくは、リーマンショックの関係で勤めていた営業所が閉鎖したので、別の営業所に転勤したばかりでした。

転勤先の所長は女性でバリバリのキャリアウーマン。

好き嫌いが激しく、非常に気性が荒い性格でした。

仕事は理論では無く、自分の主観で行っており、情報共有なんてほとんどしてくれません。

気に入った子に対してはひいきするという感じです。

ぼくとは完全にウマが合わなかったです。

 

転勤した最初のうちは大丈夫でしたが、そのうちぼくの能力が低いと判断されて一気に態度が変わりました。

ぼくは毎日怒鳴られていて、

  • 「お前なんて仲間じゃない」
  • 「お前はうちの営業所にいる◯◯地区担当の人」

という感じで営業所メンバーという扱いは受けていませんでした。

リーマンショックの影響で不況ということもあり、我慢して仕事を続けていました。

 

リフレッシュするはずの新婚旅行で…

当時、ぼくは結婚して間もないころで新婚旅行にいく時間も取れていませんでした。

リフレッシュも兼ねて新婚旅行の計画を妻としました。

話し合って東京ディズニーランドに行くことが決定。

 

迷惑をかけないようにできる仕事を先にこなして、新婚旅行にいく1ヶ月前に所長に有給休暇の申請をしたんです。

有給休暇は了解をしてもらった後に、

女性

あなたが休んでいる間に必死に働いている仲間がいるんだから、そのことを忘れないで。

休めることを感謝するようにね。あと携帯電話は休み中でも持っておくように。

と痛烈な一言をもらいました。

 

  • 有給休暇ってリフレッシュする為のお休みのはずなのに…
  • こんなに毎日嫌味に耐えているのに…
  • やっぱり仲間じゃない扱いだとここまでひどいんだな…

とそんな考えがぐるぐると頭の中を回っていました。

結局、新婚旅行に行っても会社の携帯を持っていなくてはいけないですし、楽しんでる最中にも電話はバンバン鳴ってきます。

休んでる最中でも対応しなければいけませんでした。

楽しめたのかと言えば、全く楽しめず妻も電話に出るぼくの姿を見て不満な感じでした。

 

その後もぼくは所長との関係が改善できませんでいた。

所長からは、

  • 「役に立たない」
  • 「このエリアの仕事なんて任せられないから前のエリアの仕事を勝手にやって」
  • 「こっちの案件に首突っ込まないで。」
とか仕事を割り振ってもらえませんでした。

関係はどんどん悪化していきました。
会社に行っても無視されている状態ですし、会話も全くありません。

 

必要な報告をする為に電話をしてもほとんど電話に出てもらえませんでした。

ようやく電話に出てもらえたかと思うと、

  • 「しつこい」
  • 「要点がわからないからまとめてから電話して」
という感じで即切られていました。

 

ゆううつで、ゆううつで…たまらない毎日

そんな状況が毎日毎日続いていました。

所長と顔を合わせるのが嫌本当に嫌で、営業所に行くのがものすごく憂鬱。

できる限り事務所に行くのを避けたいと思って、朝にアポを入れたり、夕方遅くまで営業して所長が帰ったら事務所に帰るようにしていました。

 

帰ってから、お酒を飲んでは

男性

自分は役に立たない、仕事ができないダメな人間だ

というように自分自身を追い詰めて泣いたりわめいたりしていました。

それでも何とか、心が折れない様にお酒でごまかしながら仕事に行っていました。

 

そんな状態なので、妻は心配して「もう仕事辞めてもいいよ」と言ってくれました。

でも、当時のぼくは会社の洗脳教育の影響をもろに受けていたので、仕事を辞めるということは逃げることだと思っていました。

なので「仕事を辞めても逃げぐせがつくだけだから頑張るよ」と言って仕事を辞めずに勤めていました。

 

そんな状態が3ヶ月ぐらい続いて、もう記憶が曖昧な状態にもなってきていたんです。

その後、所長は妊娠して育休に入りました。

結局何一つ改善されること無く、所長の育休という形でパワハラは終わりました。

 

パワハラが終わっても、残り続ける被害

しかし、このパワハラが終わったからと言って解消された訳ではありません。

パワハラを受けた所長の言葉がずっと残っているんです。

  • 「お前は仲間じゃない」
  • 「任せる仕事は無い」
  • 「役に立たない」
その言葉がまるで暗示にかかった様にぼくは自分を責めました。

所長が変わってもずっと、

  • 自分は役に立たない人間…
  • 自分はこの会社に仲間はいない…
  • 自分は仕事を任せてもらえない…
そう思っていたので、自分でも仕事で何をやっているのか理解できなくて、ただ目の前の仕事に取り掛かっているという様な状態でした。

半年ぐらい記憶が曖昧な状態になりました。

結局半年後にようやく以前の所長のことを新しい所長に相談したことで、何とか精神状態を立て直すことができました。

この体験をふまえて、パワハラの怖さが分かりました。

 

パワハラは自分でどうこうできるものではない

ぼくはパワハラを受けていたことを相談できる人もいませんでしたので、ただ耐えるしか選択肢が無かったです。

耐えた先に明るい未来は無く、壊れるしか無いということも痛感しました。

パワハラを受けたら誰かに相談して環境を改善するのが一番だと思います。

それでも改善されなければその会社を辞めても良いとぼくは思います。

以上がぼくが受けたパワハラ体験です。

 

パワハラ体験

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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