双極性障害は家族・友人・恋人はおろか、精神科医からも理解されないことがある

どうも、ほっしー(@hossy_FE_AP)です。

 

双極性障害は、家族、恋人、友人から理解されづらい病気です。

うつ病との違いは? 双極性障害(躁うつ病)を大まかにつかもう!

2016.07.25

 

確かに「異常」ではあるものの、精神疾患の特性上、外傷はありません。

さらに、症状の軽さによっては「そういう性格の人」というように見られてしまうこともあります。

一番問題なのは、患者自身が「精神科医から理解されていない」と思ってしまうことでしょう。

私も診察を通して、果たして主治医は私のことを理解しているのだろうか?と思ってしまうことがよくあります。

 

双極性障害は、医師からも理解されないことがある

そもそも双極性障害と断定するには時間がかかるもの

アメリカで行われた研究によりますと、病名が確定するには、平均八年を要したというデータがあります。長すぎると思われる方もおられるでしょう。

現在、双極性障害の解明を目指し、日夜研究に取り組んでいる医師や科学者はたくさんおります(私もその中の一人です)。

そうした中で、このような患者さんの負担を軽減するための、新しい診断方法の開発も待たれるところです。

しかし、今の医療技術では、双極性障害という診断が確定するまでには時間が必要なことを、ご理解いただきたいと思います。

うん、長過ぎますね。

これだけ長い時間、双極性障害と確定するまでに時間がかかるとすれば、精神科医からの理解がないと患者が思っても仕方がありません。

なにせ、専門の医師ですら「この人は双極性障害なのかなぁ?普通のうつ病なのかなぁ?適応障害か?いやでも…統合失調症…?うーん……」

というような状態なわけです。

そりゃ信用も落ちますって。

 

確かにいくつもの専門書を読み漁っていると、精神疾患というのはまだ未解明の部分が多く、時間がかかることも仕方のないことなんだろうなと客観的には思います。

ただ、精神疾患という当事者である以上、そう簡単に客観視するわけにもいかないわけですよ。

生活がかかっているわけですから、誰もが主観的にしかモノを見れません。

私は幼少期からの軽躁エピソードがいくつかあったこと、最も身近な1人、彼女が精神医学に詳しかったことが幸いして、最初から双極性障害の疑いが強いと診断が出たわけですが……。

一般的には最初の診断はうつ病だったのになかなか治らなくて双極性障害に診断が変わったというパターンが最も多いようです。

流れ作業的な診察になる

本来は患者と向き合うべきななんですが……医者はそんな時間を取ってくれません

これはおそらく診療報酬に関係しているんでしょう。

1時間かけて1人の患者と向き合って治療していくよりも、1時間に5人みて適当に薬を投与しておいたほうが儲かるからです。

流れ作業診察をさせないために、私たちから攻勢を仕掛ける必要があるんですよ。

私もそうですが、待ち時間が長くてげんなりしてるとついめんどくさくなって

ほっしー
いやぁ特に体調に変化ないですかね。いつも通りです

なんて言っちゃうんですよね。

私たちがたいしたことないと思っている心の変化が実は大切なシグナルだったりするわけですが、それを医師に伝える事ができないわけです。

 

さすがに医師によるでしょうが、診察はパパッと終わらせたいなんて思われてしまっている場合は、「何もない」と言われたら「そうですか、では引き続き同じ薬を……」となってしまうわけです。

こんな診察で、精神科の医師は患者のことを理解できていると言えるでしょうか?

何を言っても躁かうつかで判断される

こちらの言動をつぶさに見られ、躁状態に近いかうつ状態に近いかを判断されます。

そこに患者の人格はまるで存在しないかのようです。モルモットのような感覚になり、本当の自分とはなんだったのかわからなくなることも。

これが患者の疑心暗鬼をよび、より精神科医との距離が広がります。

患者と医師のコミュニケーションが不足すればするほどこの傾向は強いようです。

 

ほっしー
○○なことがありまして……これは良い経験になりました!もっとやってみたいんですよ!
精神科医
なるほど〜ちょっと躁状態っぽいですね
ほっしー
え?いやあの…うーん…

こんなやり取りを何度したことか……

もう何言ってもそんな感じなら話したくないなぁと思ってしまう患者はきっと私だけではないはず。

双極性障害2型の場合、軽躁エピソードの異常度が伝わりにくい

自分にとってこれは明らかに異常な軽躁エピソードだ!と思って医師に報告しても、納得してもらえないことがあります。

例えば私の場合、スピード違反で免停になったことがありますが、 これは明らかに軽躁状態なのに主治医は認めてくれませんでした。

オービスに写真を撮られて免停! そして罰金8万払うことに…。

2015.10.22

……ええまぁ、スピード違反は明らかに私の過失ですが、軽躁状態だったのかもしれないと思いたいという下心もあります(笑)

この下心まで私の主治医が見抜いてたら名医ですねw

 

冗談はさておいて、とにかく軽躁状態というのは、性格との境界が曖昧だと言われています。

この点に関しては、伝わりにくいのも無理は無いのかなぁ……と。 

患者自身が話を誇張している恐れもありますし、医師が過小評価してしまう恐れもあるわけです。

本当に、考えれ考えるほど難しい病気です。

……いや、正直言うと、考えれ考えるほどめんどくせぇ病気ですわ。

双極性障害はあまりにも理解されない病気である

うつ病に関してはずいぶんと理解が広がりました。

「心の風邪」として一大キャンペーンを行ったおかげで、「うつは甘え」といったことを大声で言えなくなってきたのです。

それはそれでとても良いことだと思います。

が、双極性障害の場合、理解のない人が見れば、うつ状態が何度もやって来るように見えます。

 

双極性障害を知らない人
あれ?あの人うつ治ったんじゃないの?また休んでるの?うーん…怪しくない?w

 

なんていう会話が聞こえてきそうです。

双極性障害に対する無理解の声は、ネット上に散見しています。

何をしても迷惑をかけてしまう

仮に働きに出ることができたとしても、双極性障害の症状として躁状態の「万能感・全能感」があります。

これを知っていると、うつ状態の自分がいかにくだらない存在であるかと責めてしまうわけです。

自尊心がボロボロの状態で仕事でパフォーマンスが出せないんですよ。

かといっても家に引きこもっていてもお金がないので働きに出る……。

無理解の壁が生むジレンマと言っても良いでしょう。

元気に振る舞えば「あれ?元気じゃん」と言われてしまう

ありますありますwこれはすごく分かる。

双極性障害の患者は病前性格として「気さくで人当たりがよい人」が多いそうです。

病気だと思われないように気を使うんですよ。

すると、あれ?元気じゃね?って勘違いされてしまうわけですよね。

そのときに気を使ってるんだよ!なんて言えないじゃないですか。

ますます自分が虚しくなって症状が重くなってしまいます。無情ですね。

アップダウンの激しさは「甘え」だ

躁(アップ)とうつ(ダウン)が周期的もしくはランダムにやってくる病気。

健常者の方でも、気分の浮き沈みというものはあるもので、それを抑えることができる人が「大人」だという見方もあります。

つまり、「子ども、甘えてるよね」という見方もされるわけです。

双極性障害2型となると、性格との境界が曖昧ですから、アップダウンに関する無理解は更に広がることになります。

うつ病ばかりがクローズアップされる

さきほど、うつ病がクローズアップされることは社会全体にとって素晴らしいことだといいました。

が!これが逆に双極性障害の患者の場合はネックになることがあります。

双極性障害は現時点では完治しない病です。寛解という症状が出ない状態を目指します。

双極性障害は完治しない病気だけど、寛解はしますよ!

2016.07.12

 

うつ病は完治します。この違いが無理解を生んでいるわけです。

双極性障害を知らない人
なんだあいつ?うつ病治ったんじゃねえの?甘えてるだけじゃないのか!根性叩きなおしてやろう!

そもそも知られていないというはなし

私が仕事をする中で印象的だったフレーズがあります。

Aさん
えー!それなんか、躁うつ病みたいな病気ですね!双極性障害と躁うつ病って違うんですか?

そもそも知られてない!!

 

躁うつ病は、昔使われていた名前です。

今は双極性障害という名前に変わっています。

双極性障害=躁うつ病なわけですが、知られていなさすぎですw

これだと理解されないのも納得。だって知られてないんですもの。

まずは双極性障害を広めよう

これは私がブログを主軸に活動を続ける理由の1つです。

ほっしー
双極性障害の無理解の壁を壊したい……けど、まずは双極性障害を広めよう

知られないことには理解することも不可能。

 

今のところその他精神疾患も含めて、うつ病とひとくくりにされているような気もします。

うつ病と違って完治しないことや、うつ病と同じような症状に見えても実は全く違う病気であることが知られる必要があります。

皆さんもTwitterなどでガンガン発信してみてください。

まずは知られることからです。