当事者が選ぶ! 双極性障害のことがよくわかる本19選

どうも、メンタルヘルスブロガーのほっしー(@hossy_FE_AP)です。

双極性障害に関する本は、たくさん出版されています。

でも、内容が難しいかもしれないし、なにから読んでいいのかわからない…。と思っていませんか?

私は本を読むことが好きなので、「双極性障害」と関係のある本は片っ端から読んできました。

病気のことを知ると、自分が揺れている感情があの症状っぽいな…と考えることができるので、視野が広がってあまり振り回されなくなります。

病気をちゃんと知らなければ、主観的にしかものを見れなくなり、自分をどんどん追い込んでいってしまうことになるでしょう。

そうならないために、読んでよかった双極性障害の本をご紹介します。

本を読むことが苦手な人のために、難易度別に本を分けてみました。エッセイやマンガの本もあるので、きっとあなたにあった本が見つかるでしょう。

それでは、いってみましょう!

 

 

双極性障害初心者

双極性障害―躁うつ病への対処と治療

 

双極性障害とは何ぞや!?という初歩的なところから、じっくり教えてくれます。

難しい言葉もほとんど使われていないので、本を読むこと自体が苦手な方でも読み進めることができますよ。

まさに初心者向けといった内容で、あまり突っ込んだことは書いていませんが、これを読むだけでも全体像を把握できるかと思います。

 

双極性障害ーその波の向こう

 

少し専門用語は出てきますが、特に問題はないでしょう。

最もコンパクトでページ数が少なくこれだけ内容が濃い本はほかにありません。

 

双極性障害の本って言われたらまずこれをオススメしますね。

ただkindleでしか読めないのが少し残念です。

 

電子書籍はおススメです

電子書籍はお持ちのスマートフォンやタブレットでもAmazonのkindleというアプリを入れれば見ることができます。

紙の本よりも安いし、ダウンロードなのですぐに読めるのでオススメ!かさばりませんしね!

 

双極性障害中級者

「うつ」がいつまでも続くのは、なぜ?-双極Ⅱ型障害と軽微双極性障害を学ぶ

 

双極性障害2型と軽微双極性障害という2つを主に扱っています。

双極性障害に関してある程度知識がある方向けの本になりますね。

 

軽微双極性障害というのは検索しても出てきませんが、この本で指摘されている軽微双極性障害というのは実際に存在するんだと思いますよ。

脳の病気とはいえ、人の心模様はさまざまなので、簡単に推し量れるものではないと思うからです。

 

 

かくれ躁うつ病が増えている―なかなか治らない心の病気

 

双極性障害以外の方でも、自分で自分の病気を進めているうちに「あれ?私って双極性障害に近いような……」というような感覚に陥ることがあります。

私はTwitterで数多くの精神疾患の方と繋がっていますが、自分は双極性障害(躁うつ病)かも…?と思っている方も多いんですよ。

 

そんな人にオススメなのがこの本。双極性障害と症状が似ている病気(うつ病、境界性パーソナリティー障害、ADHDなど)と、症状の違いを比較して違いを明確にしようとしています。

この本には独自のかくれ躁うつチェックシートというものがあって、自分が双極性障害に該当するかチェックすることができます。

 

また、薬について効果と副作用が詳しく書いてあるのもこの本の特徴です。

初級編でサクッと知識を付けたら読みたい1冊!

 

双極性障害上級者

双極II型障害という病 -改訂版うつ病新時代-

 

これはちょっと…(笑)医学書じゃね?ってぐらいレベルが高かったです。

双極性障害が発見される歴史から述べています。患者はさすがにそこ知る必要なくね?と思うのですが……。

 

双極性障害を完璧に極めてやりたいぜ!って人は挑戦してみるといいと思います!w

 

うつと気分障害

 

 

こちらもなかなかハイレベルな1冊。最新の研究から薬の効果、薬を飲んだとき脳の中でどんなことが起きているのか事細かに説明してあります。

うつと気分障害というタイトルですが、うつ病と双極性障害の違いを明確に説明してくれてわかりやすい。

他の本にはない情報がたくさんのっているので、うつ病や双極性障害の方には必ず読んで欲しい。

記事更新日現在(2016/08/31)私が最もおすすめする1冊です。

 

双極性障害に関するエッセイ

生きぞこない …… エリートビジネスマンの「どん底」からの脱出記

 

エリートビジネスマンだった著者が双極性障害を発症して自殺未遂、その後も何とか生きています。といった本です。

エリートで順風満帆な人生を送っていても、いつ病が襲ってくるかわかりません。

 

この本を読むと、幸せの日常の中にも病魔が潜んでいるんだなと思わされる1冊。

健康に対しての意識が上がります。

 

心が雨漏りする日には

 

双極性障害を抱えた作家さんです。アルコール依存症も併発してしまっていて過激な人生を送っています。

躁状態とアルコールで仕事を乗り切った。

 

と、とても参考にできる話ではありませんが、同病を抱えた方であれば、わかるわかると思いながら読み進めることができます。

また、著者の文章が普通に面白いので、これは双極性障害を知らない方も読めると思います(笑)

 

マンボウ雑学記

こちらも双極性障害を抱えた作家さんが書いている本です。

躁鬱病についてという章があってそこを読むと双極性障害のことが書かれています。

躁鬱病???

双極性障害は昔、躁鬱病(そううつ病)と言われていました。

たびたびうつ病と混同されるという理由から現在の双極性障害に名称が変わりました。

 

こちらも双極性障害体験記で面白いですよ。

双極性障害からの社会・職場復帰

 

この本は、症状がどうのというよりは、社会復帰に主眼を置いています。

症状がだいぶ落ち着いてきて、そろそろ社会復帰しようかな?と考えている方には、オススメの1冊です。

 

具体的にどのように復帰していったかといった手順も書いてありますよ!

 

 

双極性障害と共に生きて

 

エッセイの中でこれほどに短く内容が凝縮した作品は珍しいと思います。

たったの14ページの中に、彼女の双極性障害としての壮絶な人生が書かれていました。

 

双極性障害には人間関係を二度と修復できないくらい壊してしまうⅠ型と比較的軽度な躁鬱を繰り返すⅡ型に分類される。私が通う病院ではその分類をしない方針なので自分がどちらなのかわからないが、おそらく限りなくⅠ型であると推測している。

これまでの人生を振り返ってみると、“天国と地獄”“栄光と挫折”“優等生と劣等生”“金持ちと貧乏”というようにまさしく双極なのである。国民のほとんどが願う“安定”“平凡”という言葉は私の辞書にはないのだ。壮絶なジェットコースター人生をご覧あれ。

売り上げが月300万を超えた頃、雑誌から取材された。芋づる式で次から次へと取材クルーがやってくる。地元のケーブルテレビにも出演した。今思えばこの頃が私の人生における最高の躁状態だったのかもしれない。

納期が厳しい時は、三日三晩寝ないで入力を続けた。納品に行く電車の中で、立ったまま熟睡をしたのを覚えている。また、あるときはパソコンの画面の周りからギザギザした模様が現れ、やがて視界が真っ暗となり倒れてしまったこともある。

そんな過酷な日々だったが私は幸せだった。食べなくても寝なくてもキーボードを叩いてさえいれば幸せだった。仕事は断らない。納期よりも早く納品する。

企業からの信頼を得て仕事は増加の一途をたどっていた。こんな毎日を過ごしていたので、当然のことながら夫との仲は悪くなる一方だった。

夫が深夜家に帰ってくると一旦寝たフリをして夫が寝た後むっくりと起きだしてパソコンに向かう始末だった。

 

彼女は小説家としても作品を残しているようで、その文才が随所に見られて、文章に引き込まれました。

 

患者自身が語る 双極性障害としての「生き方」と寄り添い方

 

この本は、講演の内容をそのまま収録しているようです。

13ページしかないのでサクッと読めます。

しかし、強烈な表現があったりするので、少し注意が必要かもしれません。

 

私の世界に来てしまったら、死ぬのは簡単です。理由はありません。

一番つらいのは、理由のない死に抵抗して生きることです。これは物凄い苦痛を伴います。普段は楽しいと笑いながら、 誰にも分からない苦痛に苦しめられて生きているのです。

申し上げておきますが、自殺は止められません。 サインなど出していません。

理由など、ただの後付です。 その前に、どう踏みとどまらせるか。 それは果たして薬物で解決するものなのか。薬物で解決するとしても、全然違うところに効かせているのではないか。

もっともっと精神科の医療が進めば、 きっと今とは違う答えが出ていると思います。

 

ただ、症状の重い人がありのままを表現しているという意味では、興味深い本です。

あなたが何かの精神疾患をお持ちならば、影響を受けないように適切な距離感で読みましょう。

凄絶な生還、うつ病になってよかった

 

俳優、竹脇無我さんのうつエッセイ。

そう簡単に休めない仕事のかなで、うつとの苦しみに向き合いながら顔がむくんで輝きの失った目で舞台に上がっている画像などが目を引きます。

うつを受け入れていく過程で構築される人間関係も面白い1作。

 

うつ病になってよかったというタイトルですが、本書の中で双極性障害であると記載されています。

気分が上下している記述もありますから、双極性障害の本としても勉強になりますよ。

本のレビューも書きました。

私のうつノート

タイトルは「うつノート」ですが、内容は完全に双極性障害です。

入院経験もある新聞記者さんの体験記となってます。

妻と娘も双極性障害に翻弄されている様子が描かれていて、家族がどう対応するべきか学ぶ点が多い本ですね。

 

当時の様子と、後日談のコメントが入り混じって書かれているので、当時の心境と後で振り返ってみてどうだったのかという違いがよくわかります。

また、会社の上司や友人のコメントもたくさんあって、様々な立場の視点から双極性障害を見ていて面白いんですよ。

主人公は会社の昇進を気にして双極性障害をひた隠し、仕事と病気に振り回されています。

 

自分を好きになろう うつな私をごきげんに変えた7つのスイッチ【ちょい、閲覧注意です】

 

症状が軽くなってきた人にオススメ、重い人は共感できないことが多いかも。

ちょい、自己啓発要素が強めな双極性障害を寛解に持っていったエピソード。

薬をどう服薬したとかって話よりも、生活をどう改善していったかにフォーカスを当てています。

私自身も、自己啓発書には救われた人間なので、共感するところはまぁありますけど、万人の精神障害者にオススメできる内容ではない。

うつうつした状態から、自己啓発要素に入るところはもう少し丁寧に展開して欲しかった。

解釈の仕方によっては、あーでたでた。スピリチュアリズム。で、閉じられてしまいそう

以下の文字をみて、うぇ!と思った人は読まないほうがいい

  • アファーメーション
  • オ・ポノポノ
  • 斎藤一人
  • Testosterone

 

「私は躁うつ病かも?」と思うあなたへ伝えたいこと: 双極性障害を抱えて生きる

 

うつ病から双極性障害に診断が変わる人は多い。それは、医師の問題かもしれないし、私たち患者が伝え忘れている「躁」のエピソードがあるのかもしれません。

うつ病の人にも、双極性障害の人にもオススメできる内容になってます。

ページ数も33ページしかありませんし、Kindle Unlimitedに対応してます。

著者は星野 良輔。同姓同名の別人ではなく、私です!w

 

そもそも本を読むのが嫌い!漫画やイラストはないの!?という方へ

双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本

 

100ページちょっとしかありませんが、ほとんどすべてイラスト。

イラストを見るだけでも双極性障害の実態が充分につかめる充実した内容になってます。

 

双極性障害の全貌がサラッと把握できる上に、内容はわりと濃い。

病気のことをただ知りたいだけの人にも、発病したばかりで何が何やらわからない方にもオススメの1冊です。

 

よくわかる双極性障害(躁うつ病)

 

こちらもイラストがありますが、双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本と比較すると文字数が多いです。

かつ、より細かく情報が載っている感じ。2冊合わせて購入するとより理解が深まるかと思います。

 

患者が独自にできる日常生活の治療法について詳しく載っているので、双極性障害を患い初心者の方はときどき思い返すように読みたい1冊になってます。

 

ツレがうつになりまして。

宮崎あおいさんと堺雅人さんが主演で映画化もされた作品。

マンガです。絵がかわいくてあまり暗くならずに読むことができます。

内容も真面目すぎないので、どんなひとが読んでもスッと入ってくるでしょう。

 

うつ病の本と思われがちですが、躁エピソードも出てくるし、体調の波を見ていると双極性障害としても参考になることが多いです。

双極性障害について勉強するというよりは、気分障害全般に当てはある内容で、家族がどう対応するか勉強するのにいいですね。

 

双極性障害の方は勉強することを心がけましょう

この病気は、医師でさえもわかっていないことが多い病気です。

治してもらうというよりは、一緒に治していくことが必要だと思います。

考え方を変えていこうとする努力も大切です。

認知行動療法は双極性障害に高い効果を示しているそうです。

 

謎多き病気ですが、少しでも双極性障害に対する知識を高めて、寛解にもっていきましょう!

 

うつ病の方は以下の記事もどうぞ!

うつ病についてもオススメ本の記事をまとめています〜。

体験者目線で選ぶ! うつ病が克服できそうなオススメの本18冊まとめ

 

双極性障害の本