双極性障害の私が双子を出産して感じていること

どうも、ほっしーです。

上記の体験談を投稿してくれたNさんが、双子の元気な赤ちゃんを出産したと連絡をくれました。

出産してみてどうだったのか伺うことができたので、許可をもらって記事にしています。

これから出産の予定がある当事者や、子作りの予定がある当事者に有益な情報が詰まってますよ〜!

 

 

出産するにあたって、うつが足を引っ張ったと思うような出来事は?

本当のお産だけの部分を切り取れば、あっという間でした。

普通の下から出てくる分娩ではなく、帝王切開だったからです。

ただ、それまでの道のりは1日1日がとても長かった…。

 

切迫早産で2ヵ月間入院し、そのまま出産でした。

ベットでただ寝てるだけの生活、部屋から出てはいけない安静指示にストレス、急に病院に閉じ込められるという環境の変化についていけず…。

最初の2週間はよく泣きました。

病院

精神疾患が足を引っ張っていると感じたのは やはり、環境の変化や出産の恐怖についていけず、体調を崩したことですね…。

入院してすぐは環境になじめず、毎日が不安でけいれん発作を起こしては抗不安薬を注射してもらうことがよくありました…(汗)

注射の頻度が高く、精神科の主治医に「注射控えて…」と言われました。

 

少しして環境に慣れ始めた頃、病室の移動がありました。 (最初は管理度高めの部屋、次は普通の大部屋)

2つ目の病室は赤ちゃんの泣き声がよく聞こえる部屋で、産後の不安が出てきて数日は泣いてばかりでした。

産科主治医に

Nさん

赤ちゃんの泣き声が聞こえるのが辛いんです…。

と話したら…。

産科主治医

でも、もうすぐあなたも生まれますよ?

と言われ、更に大泣き…。

分かってる、分かってるんですよ!!! だけど不安なんです。

この不安は、後にこの病室で一緒に入院していて仲良くなった経産婦さんたちの色んな育児や出産経験を聞くことにより、解消されていきました。

 

薬の制限ありましたよね…?出産後は満足のいく処方をされてのでしょうか?

レクサプロ

妊娠中期頃に、一部、薬を妊娠前と同じに戻してもらいました。

医師

催奇形性が疑われる時期は終わったので、薬を使って母体の安定を優先しましょう

という方針でした。出産後も妊娠中と同じ処方です。

 

妊娠中に小児科医とも薬を飲みながらの母乳育児について話し合って、出産直後から母乳を与えてます。

出産後、薬の量をもう少し増やして気分を安定させたいと思うことはたくさんありますが、実際は難しいと思いますね。

なぜなら、昼間も夜間も3時間置きに授乳があり、薬の副作用の眠気が出たら非常にやっかいなので。

 

薬を飲まなかったら寝れないし気分も安定しないけど、 薬を飲んだら眠くて3時間ごとに起きれないんじゃないかと…。

ただ、私が無理をして寝込んでしまい、育児出来なくなるのが1番良くないので 本当に必要だと医師に判断された時は、

母乳は辞めて、育児も誰かに協力してもらいながら薬を増やすしかないと思ってます。

 

出産後に精神的な変化は何かありましたか?

イラスト 女 双極性障害

ありました。

多少のハイと、多少のローな気分を経験しましたね。

 

ハイな部分

  • 子供に会えた喜び、
  • 初めての育児へのやる気、
  • みんなからのおめでとうのメッセージやお祝い
に、少しハイな気分でした。

産後で疲れてるはずなのに、医師や看護師さんにびっくりされるくらいシャキシャキ動いてました。

気分関係なく、若さゆえのものかも知れませんが…。

 

ローな部分

  • 初めての経験をたくさんした
  • 産後休む間もなく育児が始まった
  • 親戚との面会などの刺激が多く、 少しずつ体力も気力も消耗
  • 疲れがたまり、子どもを可愛いと思えなくなった
そんな自分に自己嫌悪とこの先の不安が重なって授乳しながら赤ちゃんの上に涙をこぼしたり。

産後嬉しくて上がってた気分もすぐに落ち込みました。

落ち込んでしまった気分については、

  • 家族と会話をする
  • 少し寝る時間を作ってもらう
  • いい育児について考えるのをやめる
  • 認知行動療法(紙に辛いことを書き出す、その対処方法も書き出す)を自分なりに行う
などして少しでも改善できるようにしてます。

なんせ、薬飲むにも眠たくなるし、私が休みたいと言っても育児やめるわけにもいかず…。

子供が1人なら旦那さんや親の協力でなんとかなるかもしれませんが、私の場合は双子なので、どうしても私も頑張らなければいけない状況です…。

 

妊娠から出産までを振り返って、改めて精神疾患を抱えたまま子供を産むということについてどのようなお考えをお持ちですか?

双子の赤ちゃん

妊娠中も、子供を産むという責任について感じていましたが 産み終わったら今、子供2人を目の前にしてさらに責任を感じています。

  • 泣いたらミルクをあげ
  • オムツを替えて
  • 抱っこしてあやして
それだけなんですが、寝る時間を削ってのそれはほんとに辛いです。

まだ産後一ヶ月も経っていませんが、すでに育児がほんとに辛く感じて夜中に

女性

もう疲れた!!!

と泣き叫んだことも。

 

精神疾患を抱えての妊娠~出産まで、 そして出産~育児には1人では乗り越えられないことを身に染みて感じてます。

まずは自分の病状と向き合い、それをどうコントロールするかをよく主治医と話し合って、コントロールする術を身につける。

そして家族とよく話し、妊娠中、出産後もたくさんサポートが必要になるのでみんなに自分の病気のことを理解してもらうことが必要だと感じてます。

私も今実家で育児のお手伝いをしてもらってますが、やはり親が私の病気や薬について理解してくれてるので成り立っているんだと思います。

 

相当の覚悟が要りますが、精神疾患だからといって産んではいけないなんてことはないと私は思います。

(私も辛い時は「この子達を育てる!」と心に誓った日のことを思い出します)

長い入院期間中、色んな合併症を持ちながら出産に挑む方とお会いしました。

みんなそれぞれ病気があっても子供を産みたい!という気持ちは一緒。

たまたま私の合併症が双極性障害(と切迫早産)だったんだと思います。

 

普段マスクをしてるし、あんまり笑う所をみたことがない精神科の主治医の先生が、 産後初めての診察で 「出産おめでとう、可愛いね」 と、赤ちゃんを見て笑顔で言ってくれたのは素直に嬉しかったです。

妊娠も出産も育児も、言葉では表しきれないくらい大変なことだらけですが、 私は経験できて良かったです! そして、大変な育児もいつかは終わりが来るはず。

これからどんな家庭になるか楽しみです。

 

さいごに:誰ひとりとして同じお産をする人はいない

一つは、双子は大変ってことです(笑) 産むのも、育てるのも…。

もう一つは、陣痛も痛くて大変そうだけど、帝王切開も大変だったということです。

本当は、陣痛を待って産む予定でしたが、赤ちゃんが弱ってしまい帝王切開で産みました。

それも超緊急手術で。 手術が決まった30~1時間後には生まれてました。

 

妊娠してすぐは帝王切開は麻酔使えるし楽に産めるだろうと思ってましたが、 麻酔が切れた後の後陣痛が、ほんとに痛くて泣きまくりでした。

痛さに耐えれず、けいれん起こしてまた抗不安薬を注射される始末…。

誰ひとりとして同じお産をする方はいなくて、 みんなそれぞれなのが妊娠中は先が見えなくて怖いですね。

 

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