うつ病になってわかった8つのこと

うつになって分かったこと

どうも、うつ病ブロガーのほっしーです。

私は2014年9月にうつ病の診断がおりました。

うつ病って、なる前となった後での印象がまったく違いませんか?

男性

ぶっちゃけ、なめてました…

こう感じている人、めっちゃ多そうなイメージです。

私も例に漏れず、めっちゃなめてました…(笑)

 

うつ病になってみてわかったことをツイートすると、多くの反響がありました。

今回は↑のツイートについてもっと掘り下げて書いてみたいと思います。

なかなか症状が良くならずに悩んでいる人に、焦らずにやっていきましょってことを伝えたいので。

1.心が病むだけではない!身体症状もある

もうね、ほんとに…うつ病って心が病むばっかりって思われてるじゃないですか。

ほっしー
そんなに甘くはないッッッ!!!

精神的な病みを克服しても、身体症状はなが~く残ってやがるんですよ。

ガンコな油汚れもびっくりなレベルでね…。

 

私はうつ病の診断を受ける前…おそらくすでにうつ病だった時にかなり身体症状が出てました。

ひどかったのは、疲労感と倦怠感&微熱です。

ほっしー
…にしても睡眠障害が82~100%ってエグい…ほぼ全員が睡眠が上手にできてないやん…

 

2.抗うつ薬は、副作用てんこもり

抗うつ薬を飲む前はふつうの風邪薬のような感覚で飲み始めた記憶があります。

でも、これまで経験したことのないような複数の副作用が襲ってくるんですよ。

おそらくこれは、抗うつ薬を飲むと誰もが経験することだと思います。

他の病気の薬より副作用多いんじゃないですかねぇ…。

私がそう感じてしまったのには、抗うつ薬の特性に理由があるっぽいです。

抗うつ薬の種類によって、さまざまな副作用があります。抗うつ薬の副作用は、服用を開始して最初の1〜2週間に強く出ることが多く、それ以降は治ってくることがほとんどです。

また、抗うつ薬の効果が現れるまでに日数がかかることもあり、初めのうちは副作用だけ感じられることがあります。

引用:抗うつ薬の使い方と副作用 | NHK健康チャンネル

副作用が強く出すぎると薬もポンポン変えます(医師によるかも)

私もいくつもの種類の薬を試してきました(笑)

 

3.精神科は予約しても待たされる

個人的に予約しても待たせる問題は、医療関係者が考えるよりも重大な問題だと思ってます。

予約しても待たされるというのは、精神的にもきついし、身体的にも疲れる。

診察をうける頃には

ほっしー
あーもうだるい…なんでもいいからさっさと終わってくれ…

という気持ちになってしまうんですよね。

 

患者は精神科医に言いたいこと言えてないってデータがありますが、それは単に疲れてダルいだけってパターンもあるかも(笑)

私は暇な時間に病むという特性? があるので、待ち時間もひたすら暇つぶししてます。

 

4.差別はされないけど理解もされない

最近はあからさまに差別をしてくる人は少なくなりました。

でも、理解はやはり進んでいません。

女性
気持ちの問題じゃないの?
男性
いや〜自分もそういうのあるしなぁ…

これは実際に言われた言葉です。

 

ただ、理解されなくて苦しいのは「理解されるべきだ」という姿勢が強くあるかもしれない…と思ってから人間関係は楽になりました。

何事も体験してみないとわからないじゃないですか。

そりゃ、うつ病になったことがない人がうつ病を理解するのは無理な話ですよね…。

 

5.うつ病に似てる精神疾患がめっっちゃある

書いてたらきりがないので詳細は省きますが…もうとにかくたくさんあります…w

厚生労働書のみんなのメンタルヘルスでは、心の病として双極性障害や適応障害をはじめ、15種類の病が掲載されてます。

どれも違うものですが、「うつ状態」があるんですよね。

ほっしー
病気の症状で苦しむから、気持ちが病的に沈むのも無理ないよね。

それぞれに治療法も異なるし、うつ病だと思って周りの人が対応すると逆効果だったりすることもあるので大変。

 

たとえば、私の例を出しましょう。

精神科医に、うつ病というよりも非定型うつ病に近いと最近になって言われました。

非定型うつ病は、マスコミが新型うつ病と揶揄しているタイプのものです。

素人からみれば「うつ病を盾に甘えているだけでしょ」にしか見えないので厄介。

 

6.3〜6ヶ月で治るのは嘘だった

ここはショックがデカかったですねぇ…。

巷でよく言われているのは、うつ病は1年以内にはだいたい治るってやつ。

急性期が1か月~3か月、回復期が4か月~6か月、再発予防期が1年~、というのが典型的なうつ病の場合の大まかな目安となります。

もちろん軽症で早期に治療を開始した場合には、より早く再発予防期に移行することが可能となります。

生活習慣病と同様、早期に対応することが重要であることは変わりありません。

引用:1 うつ病とは:ご存知ですか?うつ病|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

しれっと書かれてますが、あくまで典型的なうつ病の場合の大まかな目安なんですよねぇ…。

双極性障害だったり、非定型うつ病だったりする場合はこれに該当しないということです。

 

うつが長期化している背景には、非定型タイプが増えてきているからではないか?と私のカウンセラーは言っていました。

2009年と少し記事は古いですが、精神科医も非定型タイプが増えていると指摘しています。

非定型うつ病は、これまで知られている定型のうつ病とは、現れる症状も治療法も違うことから、「非定型」と呼ばれています。

世間ではまだ知られていないので、単に「わがまま」と見なされ放置されて発見が遅れたり、従来のうつ病の治療法では治らないのですが、正しく診断できる医師も多くはないため、治療を受けてもよくならないという例も見られます。

また、中年以降の男性に多い定型のうつ病に対して、非定型うつ病は若い女性に多いのも大きな違いです。

引用:「非定型うつ病」が増えている

うつ病が治るまでの期間について…自分でアンケートとってみると、なかなかにハードな結果が出ました。

「うつ病の人だけ答えてね!」って書いてるんですが、おそらく相当な数うつ病ではない人も混じってると思います。

でもそれゆえに、リアルな数字になっているかと。

 

7.社会復帰のハードルが雲の上

うつが良くなれば、さっさと社会復帰できるんだろうと思ってたんですがこれがまた大間違い…。

精神科医からそろそろ行けるんじゃね〜?と言われても、まったくそんな気持ちになれないんですよ。

私はサラリーマンのときにうつを発症していますから、ある意味サラリーマン恐怖症みたいになっちゃってるんです(笑)

いまの働き方を選んだのも、なんとかサラリーマンをせずに済む方法を徹底的に考え抜いた結果なのかもしれません。

 

…にしても、個人的には社会復帰しなければいけないっていう最低限達成しなきゃいけないゴール設定に無理があるように思います。

それなりに日常生活を送れるようになったことを、もっと喜んでもいいのではないのでしょうか?

急性期は、死ぬほどつらい…いや、そんな感覚すらない人間としての尊厳を失っていた期間だったはずです。

あなたや私はそこを乗り越えてるんですから、すごいことだと思いますけどね。

 

8.よくなっても昔の自分には戻らない

うつ病の女性
早く昔の元気だった頃の自分に戻りたい…
ほっしー
気持ちはめっちゃ分かる

ブログを仕事にし、ありがたいことに本を出版することになった私ですが、昔の自分とは大違い。

回復しても体力と気力が全回復したとは思えません。

いや、そもそも回復してないのかも?しれません。

以下の図で示した感覚は、ずっと変わってませんからねぇ…。

男性

老化の問題じゃないの?

ほっしー
いや、それにしてはあまりにも…さ…老化もあるとは思うけどさ…w

 

さいごに:焦らずにやっていくしかないね

今となって私が言いたいことは、うつ病に関しては「だいたいこんな感じ」がまったく通用しない病であるということ。

良くも悪くも、個人差ありまくりです。

 

個人差があるからこそ、うつ病だからって人生終わりなわけじゃないですよ。

ここがまた面白いところです。

私自身も診断が出てからまさか今のような人生を歩むとは思ってませんでしたから。

診断されてから4年後の記事

うつで人生終わったと思ってから4年が経った

  • うつ病になったばかりの人も
  • なかなか治らないと絶望している人も

何もかもがイヤになって、投げ出したくなる気持ちはわかります。

私もそういう時期ありました。ほんと、世界が最悪なものに見えるんですよね。

でも、小さなことからコツコツやっていけば、スローペースではありますが世界は変わりました。

 

精神科医とのコミュニケーションを大切にしながら、いまの自分がほんの少し頑張ればできることをやっていきましょう。

ほっしー

そして、どんな小さなことでも、自分を褒めることを忘れないでね。

うつになって分かったこと

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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