どうも、ブロガーのほっしーです。
起業家やフリーランスのみならず、一般のサラリーマンでさえ、誰でも情報発信ができる時代。
なかでもSNSを効果的に使用している一般人は、影響力を増し、インフルエンサーと呼ばれるようになっています。
SNSをどう攻略して、どう仕事につなげていくか?
小手先のノウハウはたくさん公開されていますが、本質的なところを噛み砕いて説明できている人は少ないように思います。
私も自分のツイッター攻略サロンでは
- 誰に届けたいか考えましょう
- こういうフォーマットはウケるっぽいです
- こんなことはやめときましょ
といった、小手先ノウハウをお伝えることができるものの、本質的なところはお伝えできていない気がしてたんですよね。
分裂勘違い劇場というたまにしか更新しないのに、バズりまくるブログがあります。
その管理人が、出版すると聞きつけ、内容も見ずにポチってました。
本当にこの程度しか考えてなかった(笑)
届いて開いて読んでびっくり。
- 誰でもわかりやすい形で錯覚資産という概念を使い
- イラスト解説付きで
- 読みやすい文体で
- 親しみやすい文章で
と聞かれたら、今後この本をオススメすればいいだけと言っても過言ではありません(笑)
今回は人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
錯覚資産とは?
ここで重要なのは、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は、一種の資産として機能するということだ。
本書では、これを「錯覚資産」と呼ぶ。
私を例に、錯覚資産を説明しましょう。
私のブログは、月間30~35万PVで、精神疾患に関する個人ブログだとおそらく日本で1番読まれています。
2013年のデータですがリサーチバンクのブログに関する調査によると、月間1万PV以上の割合は上位5%だということが分かっています。
というわけで、うちのブログは、上位5%クリアラインの30~35倍PVを獲得していることになりますね。
と、思いませんか?
そして、以下のようにも思ったかもしれません。
- 頭いいんだろうな
- なんでもできるんだろうな
- ビジネスセンスすごいんだろうな
たしかに、30~35万PVの人を探そうと思うとなかなか居ません。
さっきも書いたように、1万PVで上位5%の世界ですからねw
実力がまったくないわけではないと思いますが、多くの人はこの数字の魔力で相手を大きく見積もってしまいます。
ほっしーの錯覚資産と本当の実力を詳しく紹介
もう少し詳しく見ていきましょうか。
実はまだ錯覚資産持ってるので自慢させてください(笑)
- 30~35万PVのブログを持っている
- ツイッターフォロワー数9474人
- インスタフォロワー数8492人
- 紙の本を出版する予定
いや〜こうして書くと我ながらすごく見えますね…。
でも、この記事を読んでくれているあなたと実力はそれほど変わらないか、むしろ下かもしれません。
たとえば、1番わかりやすい学歴。
別に公表しても問題ないと思うので言いますが、私は九州産業大学を卒業してます。
マンモス大学で、いい仲間とも出会えました。
が!偏差値は35。いわゆるFラン大学ですw
- 数学は二次関数とかできないし
- 算数は確率の問題すら怪しいし
- 飲み会で歴史の話とかなったら日本語でOKになるし
- 就活で筆記試験落ちまくりました
と、なかなかに無能なレベルですよ(笑)
学力で考えるとおそらくあなたのほうが優秀ですが、仮にあなたと私の実力が同じだとしましょう。
しかし、私は錯覚資産を持っているので、あなたよりも優秀だと見られる可能性が高いです。
錯覚資産は、詐欺ではない
本書でも説明されてますが、錯覚は心理学で言うところのハロー効果です。
ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。
光背効果、後光効果とも呼ぶ。
心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるものの1つである。
ほっしーの例でいうと、フォロワー数の多さや、出版する予定などですごい人に見えてしまい、その他の実力まですごいのでは?と想像してしまうこと。
これはもう、人間の特性なので仕方ありません。
目の錯覚アートなんてのも、すげー目を凝らしたところで真実は見えなかったりするじゃないですか。それと同じ。
そしてさらに面白いのは、ここまで説明して客観的に自分の直感が錯覚によって歪められていると思っても、錯覚を受け入れてしまうところです。
本書でも以下のように指摘しています。
人間は、正しさなんかよりも、自分の欲望に忠実に生きたほうが、断然気持ちがいいし、
人間は、正しいほうではなく、気持ちがいいほうを選ぶ生き物なのだ。
優秀でもないアイツがうまくいくのは、錯覚資産のせいかもしれない
ここまで書いてきたように、錯覚資産の威力は凄まじいものです。
そしてこのように説明したところで、錯覚資産の凄みから人間は逃れることができない。
であれば、錯覚資産を作っていこう!とするのが今後の生存戦略として考えられますよね。
錯覚資産のないただの実力は、AIに駆逐されていく対象なんですよ。
だって単に仕事のスキルなら、AIが凌駕していくでしょう?
この人じゃないとダメだよね〜という仕事をするべきというのは、AI時代の以前からも叫ばれています。
この人じゃないと…は、実力や運もあるでしょうが、それ以上に錯覚資産の威力がデカい。
対して実力もない人間が評価されるのは理不尽な世の中だと思いますよねぇ。
でもそれってどこか嫉妬のような気がして、表立って表現はできなかったはずです。
しかし答えは出ました。そいつはたしかに実力はないかもしれないけど、錯覚資産を持っているのです。
Fラン大学卒で、無能の烙印を押された私が、まだ小さいとはいえ錯覚資産を手に入れた今では「優秀」と言われる世界です。
そして「優秀」だと思われている人には、様々なチャンスが巡ってきます。
残酷ですが、世の中はそうなってます。実力よりも勘違いさせる力。
さぁ、あなたも錯覚資産を作りましょう。
追記:著者から記事についてコメント頂きましたっ!
本をご紹介いただき、ありがとうございます!
文章、余白、図、どれをとっても、めちゃくちゃ巧いですね!
素晴らしい。— ふろむだ🍀新著がAmazon1位(心理学) (@fromdawn) 2018年8月14日