どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
心の傷は時間が癒やしてくれる……
そう思ったことありませんか?
米心理科学会誌「Perspectives of Psychological Science」(心理科学の視点)に掲載された最新の研究結果によると、時間が人を癒す効果はないことが確認された。
嫌な記事ですな〜ww
でも、確かに昔の心の傷って程度にもよりますが癒えないですよね。
心の傷
時間とともに癒される?
時間がすべてを癒してくれる──何かに苦しんでいるとき、私たちはこの言葉を頻繁に耳にする。
だが、悩み苦しむ人たちの話を直接聞いている心理療法士の中には、この考え方自体が私たちにどれほどの悪影響を及ぼしているかという点を指摘する人もいる。
アメリカの研究によって明らかになったもので、時間によって心の傷が癒やされることはないそうです。
一般的に人は、そこまで自然治癒力が高くない……と。
確かに、時間だけが辛い記憶を消してくれるとは私も思いません。
本当に「時間は心の傷を癒やしてくれない」のか?
この研究結果で気になるのは、ただ時間がすぎるだけでは意味がないということです。
そりゃそうだよなと思いました(笑)
わざわざ、研究成果として発表する必要があるのか?とさえも…。
なぜなら、時間が経つとともに考え方が成熟したり、無意識のうちにストレスに対しての耐性がついたりします。
結果的に精神力がついて、心の傷に耐えられるようになっているだけなのではないかと思います。
でも、心の傷ってやっぱり消えないよね
心の傷が消えることは一生ないですよね。
私も不登校となって母親から激怒されまくった記憶は未だに消えないんですよ。
26歳となったいい大人が母が本気で怒ったら今でも怯える心境になることがあります。
さすがに昔のように「怯え」を全面に出すことはなくなりましたがw
消えはしないけど、表面化してきても抑えることができるようになる。
または、表面化することを抑えることができるようになるだけなのではないかと思います。
「心の傷は時間が癒やさない」記事に対しての不満
精神論的な物言い
回復力を高めるためには、計画的な練習が必要だ。
そして、努力する価値はある。精神力を高めることは、心の傷を癒すあなたの能力を高めることになるのだ。
私のように精神科に通い薬をもらって回復に努めている人間からしてみると、ずいぶんと強引な締めくくりだなと感じざるを得ません。
結局、弱い人は自分なりに精神力を鍛えるしかないと言われているようです。
これでは何の解決にもならないのでは……?
二極論的な物言い
この記事の目的が何なのかはわかりませんが、研究成果として発表するのであれば、研究者としてに極論的な物言いはいかがなものかと…(笑)
心の傷に関しては時間だけが解決するものじゃないでしょうから、「時間によって癒やされる」「時間によって癒やされない」の二極論で考えるのは適切ではないかなぁと思います。
何か解決策を提示していただきたかったですよね。
- 例えば、朝の日光浴はセロトニンが放出され、心を穏やかにします。
- マインドフルネスによって精神をコントロールしましょう。
といった、ありきたりなものでも、ずいぶん印象違ったと思いますがw
まとめ:それでも時間が癒やしてくれると思いたい
私も時間だけが全てを癒やしてくれるとは私も思っていません。
ただ、時間も癒やしてくれるものだと思いたいですよね。
双極性障害となって寛解を目指すにあたっても、ある程度何もしない空虚な時間は必要だったなと私は感じています。
時間が経過するとともに、新しい見方ができることもありますから。
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