自意識や価値観を持たないAIは、丸暗記した対話シナリオ以外では『なぜ』を問うことができません。この“なぜ”を考えられる人であれば生き残れる。
https://t.co/olNxa8Atyt #Yahooニュース— ほっしー (@hossy_fe_ap)
一見、経済活動に結びつかないようなことを「なぜ?」と問い続けるのがメディアの仕事。
キュレーションサービスはとって変わられる可能性が高いけど、人間味あふれるメディアなら勝ち残っていける可能性は十分にある。
というかむしろ、AIの浸食によって有利になるといってもいい「人間味」
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
メディアを運営している方なら、毎日どこかしらにネタを探していると思います。
誰かの記事をまとめるキュレーションメディアというのは、少しブームになりましたが、ビッグデータ活用と、AIの進化で、取って代わられる可能性が非常に高いですよね。
メディアに限った話ではないでしょうが、AIとの厳しい労働戦線を勝ち抜くための私たちの最大の武器は「人間味」となるでしょう。
AIに自意識はない
現時点では、AIが人の感情を理解することはできません。
パターン認識から、人はこう考えそうということを予測することはできるかもしれませんが…。
目を見ただけでなんとなく相手が何を思っているか分かるといったような、私たちに最初から備わってるテレパシー的なものは、まだ理解できていないようです。
これももしかすると、いずれ実装される機能かもしれませんが、そもそも人間の感情については解明できてない点が多いということから、難しいでしょう。
実装できても一部分の擬似的な部分と言った感じでしょうか……。
AIの得意なところ
どれだけ万能に見えても。あくまでも機械なんですよ。
AIに人間の「味」を出すことはかなり難しいでしょう。
経験や知識からにじみ出るような人間味ってありますよね。
例えば、渋みや凄みを持っている人は、20代でも稀に居ますが、やっぱり50〜60代に多い。
これをAIで実装しようとしたらどんな感じになるんでしょうね。なんだか想像もつかない感じですが(笑)
というか、人間味まで再現できてしまうと、いよいよ人間の価値がなくなってしまいそうです。
機械を嫌う人もいる
2020年にはタクシードライバーは廃業に追い込まれる?AIの進化、凄まじいですよ。という記事を以前書いたのですが
自動運転になったらタクシーは利用しないな自分は…。
2020年にはタクシードライバーは廃業に追い込まれる?AIの進化、凄まじいですよ。 | ほっしーブログ https://t.co/Hy58DmhiRa— きよみずん@日本全国を巡りたい! (@kiyomizun2387)
Twitterにてこのようなコメントを頂きました。
私はスポーツカーが好きなので、お気持ちわからなくもありません。
この記事は、タクシーが自動運転になるというものですが、車に限った話ではなく、AIは嫌だっていう方が一定数出てくるんじゃないかと思います。
例えば診察
あなたが風邪を引いて医者にかかったとしましょう。
人工知能の医師と、人間の医師どちらに見てもらいたいでしょう?
風邪を引くとメンタルやられちゃうんですよね。不安になっちゃいますよね。仕事いけるかなーとか、一人暮らしだったら心細くもなるでしょう。
そんなとき、心のないAIには診察してほしくないと思う方もいるかもしれません。
もっと人間味の必要なところで言えば、精神疾患に関係したカウンセリングでしょうか。
カウンセリングを人工知能にしてもらうというのは、なんだか嫌な気持ちになってしまうかもしれません。
どちらかと言えばAIのほうが正しい
人間は、ケアレスミスが多いんですよね。疲れちゃうと、生産性も落ちてミスが頻発します。その点、AIは作業効率が落ちることは半永久的にないと言っていいでしょう。
なので、先ほどあげた診察の例にとってみても「正確無比」な診察ができるのはAIのほうです(将来的な話)
ビッグデータと言われる過去に蓄積された膨大なデータを用いれば、人間よりも正確な診断ができるようになるでしょう。
データというものは、毎日毎日積み上がっていくので、日を追う毎に精度が増していきます。
それを知っても人間を選ぶかもしれない
AIのほうが正しいということについては、囲碁でプロ棋士を倒したというニュースが巷を駆け巡ったときに、ITに詳しくない方でも感じるようになったかもしれません。
それでも、人間を選ぶ人はいるでしょう。
完璧でも心がないのは嫌だ。という意見です。
例えば、「完璧な商品説明ができるけど、心のない営業マン」と「商品説明に抜けがあるけど、人柄が良い営業マン」がいたら、後者を選ぶ人が多いです。
商品も買いたいけど、なによりあなたから買いたい。という感性ですね。
この感覚は、年配の方に多いように思います。
デジタルネイティブ世代
私たち20代のデジタルネイティブ世代になるとネットで買い物をすることがあたりまえなので、心のない営業マン、すなわちネット通販で買い物をしている人が多いです。
家電やネットに詳しくない友人が
「とりあえず家電量販店にいって触っていいやつがあったらAmazonで買うわ」
って言ってるんですよ。そういう時代です。
つまり、これから先の時代、心のない営業マンから買うことに抵抗のない世代がどんどん消費者として強くなっていくということです。
そもそも人間味を持たせていいのか?
そもそも論になって申し訳ありませんが、私はずっと疑問に感じています。AIに人間味を持たせていいのか?ということです。
もし仮にですよ。人間の心、あたたかみや寂しい感情やらなにもかも、それこそ完璧な人間のクローンで、知能だけAIみたいな完璧超人が普通に作れるような時代がきたとしましょう。
人間の存在価値ってなんだ?
ってなりませんか?間違いなく、人間ってこの世で邪魔な存在になると思いますよ。
要するに、AIが世界を支配するような映画のような話が現実味を帯びてきますよね。
AIって素晴らしいんですよ。人間を労働から開放する可能性がありますからね。人間はもう働くことをやめてベーシックインカムによって生活の最低限を保証してもらって、私たちの労働というのはNPOのような活動になっていくと言われています。
それはそれでいいんですけど、人間の心は不可侵領域にしておかないと、未来が怖いなって感じています。
コンピューターと人間の関係
これまで、コンピュータと人間は、いい感じにすみ分けができてました。
コンピュータは単純作業が得意です。売上の集計や、難しい計算なんかも一瞬でできてしまいますね。
人間はどちらかというと知能労働です。戦略を立案したり、人をまとめて統率をとったり。これまでは機械ができなかったことです。
しかし、その知能労働でさえも脅かされています。
AIに勝つために人間に勝つ
結局のところ、どうあがいても、すべての労働はAIに代替される可能性があると考えておいたほうが良さそうです。
恐ろしい話です。私も完全に例外ではない。
今の仕事は好きなのでずっとやっていきたい。でも代替される可能性は十分にある。
そうなったときにどう対処するか。
私の結論としては……AIは結局のところ、人間が開発しているので、その人間よりも先に動いて自ら仕事を開拓していけるような人間にならないといけないと考えています。
これも、現時点では。という話ですが…。
やはりいずれは、自ら仕事を開拓していくAIも登場するでしょうね。
とにかく嘆いていても始まらないので、動きを早めねばなりません。
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