うつは悲劇のヒロインじゃないよ、悲劇のモブだよ!

どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

うつ病なんて、悲劇のヒロインを演じているだけだよ。

あなたはこんな心ない声を聞いたことありませんか?

 

正直に言うと、私も自分が精神疾患になる前はそんな風に感じてました。

ほっしー
だって、心の病気ってことはほとんど甘えだろ?

ってな感じで。きっとうつに理解のない人はそう思ってしまうでしょう。なってみないと分からない部分ってどうしてもあるので…。

 

ただ、実際にうつになってみると、悲劇のヒロインという表現はちょっと違うんですよねぇ。

うつに関する記事で、面白い表現がありました。

 

うつは悲劇のヒロインじゃないよ、悲劇のモブだよ!

妹も、理解しようとはしてくれていると思いますが、たまにすごく厳しいことを言われます。

例えば、うつの症状でとてもつらい気持ちになっている時に「悲劇のヒロインぶってるんじゃないよ」と突き放されたことがありました。

こちらとしては悲劇のヒロインのふりをしているわけではなく、うつの症状で、本当にそうなってしまうんですよね。

心の中で「私は悲劇のヒロインじゃないよ、悲劇のモブだよ!」と叫んでいます。

引用:誰でも鬱になりえる社会で働くということ

 

「モブ」というのはゲームをする人なら分かるかもしれませんが、主人公ではなくその周りの群衆のことです。

ドラマで言うとエキストラが主役の後ろを歩いたりしてますよね。

ヒーロー・ヒロインとモブの違い

ヒーロー・ヒロインとモブの違い

 

まぁ確かに悲劇のヒロイン的発想ではあるかもしれません。

うつの症状で、主観的にしか物事をとらえられなくなってしまいますから。

昔は精神疾患者に対して、悪魔に取りつかれて客観的に物事を見れなくなってしまっている! という捉え方もあったそうです。

 

うつ体験者からしてみると、悪魔にとりつかれるという表現は強烈ですが正確なような気もします(笑)

まぁそれほどまでに、客観性を失うのがうつの特徴だと思ってもらえればいいかと。

 

で、悲劇のヒロインはあくまでヒロイン。主役なんですよ。

ヒロインは共感を集められるからヒロインなのであって、うつは理解されないからモブという表現がぴったり合っている気がしますw

 

うつなひとは一般社会からは隔離された形で見に見えなくなることが多い。

つまり、誰も見てないところで悲劇のヒロインになっても、ヒーローは現れないわけで。

やっぱり、悲劇のヒロインよりも、悲劇のモブという表現がしっくりくる。

 

悲劇のヒロインなのにお払い箱ですかい?

書類1枚でスパッと。

うつで会社をクビになったらあとは精神科医にお任せ〜。というのが今の日本のスタイルですよ。

メンタルヘルスに対しての意識が低すぎるので、うつは甘えとか言われる世界で、自ら立ち直るしかない。

ここで立ち直って社会復帰し、華々しい人生になれば確かにヒロインっぽいけど、長い間苦しんで元の生活には戻れない人の方が圧倒的に多い。

 

例えば、双極性障害の患者は、社会復帰できる人は半分にも満たないなんて言われてるんですよ。

初めて入院した双極性障害の患者さんの一年後を調査した研究では、八六パーセントの人が病相からは回復していたにもかかわらず、職業面などを含め、社会的にも完全に回復していた人は四一パーセントしかいなかった、と報告されています。やはり、うまく仕事が続いていない方が少なくないのが現実のようです。

引用:双極性障害―躁うつ病への対処と治療

悲劇のヒロインにしちゃずいぶんな扱いじゃないですか。もっと手厚くもてなしてくださいよ(笑)

 

さいごに:精神疾患は孤独との闘い

そう、もうね。うつ状態が激しいときは説明する気力すらわかないんですわ。

でも、口で説明しないと分かってはもらえないじゃないですか。

しかしまぁ…うつに関しては、言葉で説明してもわかってもらえないことが大半なんですけどね。

 

孤独になることは危険だということは、精神疾患者も重々わかってはいるんですが…。

  • 偏見や差別
  • 病気に対する理解度の低さ
  • うつのせいで病気の症状を説明する思考力の低下

これらのせいで、結局孤独になってしまいます。

 

世界全体のメンタルヘルスに対する意識の向上が悲劇のモブから悲劇のヒロインの昇格させるためのキーかもしれません。

まぁ、悲劇のヒロイン呼ばわりされるのも嫌ですけど(笑)

 

ヒーロー・ヒロインとモブの違い