どうも、メンタルハッカーのほっしーです。
今回は、読者の方にセクハラ体験談を寄稿いただきました。
最初から最後までなかなか気持ち悪いので、覚悟して読んでください!w
はじめまして。膝野まえ(28歳・女性)と申します。
新卒で入社した会社には、セクハラをする男性上司がいました。
どの言動も気持ち悪かったです。
今回は私が経験したセクハラ体験談をお話しします。
上司の気持ち悪い言動
1.私の腕時計を勝手に巻く
私は出社するとき、腕時計をつけて家を出ます。
仕事中はパソコンのキーボードを打つ際、腕時計が邪魔になるため、出社したらデスクの上に腕時計を置くようにしていました。
ある日のこと、仕事でわからないことがあったので上司に声をかけると、上司は私のデスクに来て仕事内容について説明してくれました。
上司からの説明が一通り終わったあと、説明された内容をもとに、私はパソコンに向かって作業を始めました。
ですが上司は自分のデスクに戻るわけでもなく、かといって私の作業を見ているわけでもありません。
なんと上司は、デスクに置いてあった私の腕時計を手に取り、それを自分の腕に巻いたのです。
突然の出来事に唖然としている私をよそに、上司は腕時計のベルトの穴を見て「膝野さんの腕ってこのくらいなんだ」と呟きました。
勝手に私の腕時計を巻かれて、かなり気持ち悪かったです。
親しくない異性が巻いた腕時計なんて、二度と使いたくありません。
腕時計は会社のゴミ箱に捨てました。
2.私の手袋を勝手にはめる
私のデスクはかなり冷房が効いたところに位置していました。
あまりにも冷えるため、手袋なしでは手が痛くなるほど寒かったです。
そのため私は、キーボードを打てるよう指が空いた手袋をはめながら、仕事をしていました。
仕事中、何かの折に手袋を外した私は、デスクの上に手袋を置きました。
このときの私の隣は、かつて私の腕時計を勝手に巻いた上司です。
隣の席に座っていた上司は、何を言うわけでもなく私のデスクにそっと手をのばしました。
そして私の手袋を手に取って、勝手に自分の手にはめていました。
手袋をはめた上司は「ふーん」と言ったあと、手袋を外して再び私のデスクに戻しました。
あまりにも唐突すぎて何の言葉も出てきませんでした。
腕時計のときと同様、手袋も会社のゴミ箱に捨てました。
3.「お弁当作ってきて」とねだる
職場の何人かで「朝ご飯には何を食べるか」という話をしていたときのことです。
上司が「時間がないから朝は何も食べない」と言ったので、私は「何かしら食べた方が良いんじゃないですか」とつっこんでみました。
今にして思い返せば、このときの上司のことは無視しておけば良かったかもしれません。
私の発言に対して、上司は「じゃあ膝野さんが俺にお弁当作ってきてよ。俺に食べさせて」と返してきたのです。
冗談でもよくそんなことを言えるなと、本気で気持ち悪く感じました。
それからもしつこく上司から「お弁当作ってきてよ」とねだられました。
ひたすら「嫌です」と拒否し続けたところ、ねだられなくなりました。
代わりに「おごるから一緒に夜ご飯行こうよ」と誘われるようになりましたが、それも「嫌です」と言い続けていたら、自然と誘われなくなりました。
4.「ネコ耳つけてきてよ」とねだる
服装規定がゆるい職場だったからか、メモ帳もキャラクターものが使えるような雰囲気で、私が使っているメモ帳もネコのキャラクターものでした。
まさかこのネコがきっかけで、上司からとんでもない発言が飛び出してくるとは思ってもみませんでしたが…。
残業中に私がメモに書き込んでいると、上司から「そのネコ好きだよね」と声をかけられたので、ただの世間話だと思って「そうですね」と答えました。
すると上司は何を思ったのか「今度ネコ耳つけてきてよ」と言ってきました。
笑顔で。
発言内容もかなり不快ですし、何よりそれを笑顔で言ってくることが本当に気持ち悪かったです。
普段はきちんと敬語を使う私も、このときばかりは無表情で「きもちわるっ」と言い放ちました。
どうやら私のこの返答が嫌だったようです。
上司は、見る見るうちに真顔になり、この残業中はずっと不機嫌そうでした。
セクハラが収まるまで
他の女性社員とも相談するも解決せず
私以外にも、この上司からセクハラを受けている女性は何人もいました。
ランチのときに女子会を開くたび『どうすれば上司のセクハラがやむのか』を何度も話し合いました。
たとえば『上司と会話をしない』という手も考えたのですが、現場で業務内容に最も詳しいのはこの上司です。
そのため仕事でわからないことがあった場合は、この上司に頼るしかありません。
異動させるにしても、他に業務内容に詳しい人がいないので、異動させるのも難しいです。
人事に報告しようかと提案しても「そこまで事を大きくしたくない」という女性社員がいて、それもいったん諦めました。
他にも話し合ったのですが、結局いつも「どうすればいいんだろうね」と何も解決できませんでした。
人事に報告したらセクハラが収まった
仕事が繁忙期に入って、私は仕事や人間関係のストレスで体調を崩し、人事と面談を行うことになりました。
当時の仕事はたいへん忙しい上に空気も悪く、辞める人も続出していたため、人事としても事態を重く見ていたようです。
人事から「何がつらいか」と尋ねられ、真っ先に「仕事量が多くてつらい」と答えました。
さらにこれを機に、上司のセクハラもやめさせたいと考えた私は「上司がセクハラをしてきて気持ち悪い」と付け加えました。
それを聞いた人事は、まさかセクハラがあったとは想像だにしてなかったようで「あの人は真面目だと思ってたのに」と言いました。
こうして人事にセクハラの件を報告すると、部長(上司よりも役職が上)にも話が届いたようで、それ以降は誰かがセクハラを受けることも特になかったと思います。
上司のデスクの近くに、女性社員が配置されることもなくなりました。
女子会ランチを開いても、セクハラ被害について話し合うこともなくなりました。
セクハラを受けないためには行動しよう
セクハラを受けないようにするには、行動するしかありません。
私は人事に報告することで、運よくセクハラをやめさせることができました。
もしもずっと我慢していたら、上司のセクハラは続いていたかと思います。
セクハラしてくる本人に訴えるのがつらいなら、人事などの第三者に相談しましょう。
もし第三者に相談しても改善される見込みがないなら、いっそのこと転職を視野に入れてみても良いと思います。
なぜならセクハラで受けた心の傷は、なかなか治らないからです。
セクハラは、いつまでも「気持ち悪かった」という感情が残り続けます。
のちの人生のためにも、セクハラを受けた場合はとにかく行動を起こしてみてください。
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