障害の「害」の字って、当事者から見ればどうでもいいので、差別と偏見の解消をはよ!

精神障害者に限った話ではないですが、障害者の「害」の字に何かと拘る人は多いようで。(主に健常者)

まぁ私からすれば、「害」の字にこだわるのになぜ「障」の字はおっけーなの?とか思ったりしますw

ということで、ちょっとアンケートとってみました。

まず、アンケート項目についてですが、内閣府が出している

「障害」の表記に関する検討結果について – 内閣府(PDFファイルなのでご注意を)

からチョイスしました。

個人的には驚きのアンケート結果

というのも、私は障害者の呼び名なんて、別に障害者でもなんでもいいよ。と思っていたんです。

私も健常者のときは「害」って使わないほうがいいんじゃないかな?

なんて考えたりしましたが、自分が精神障害者となると、そんなことどうでもいいから早く治りたいと思うようになりました。

少し悲観的になっているときもあったんですけどねぇ。なんというか、「どうせお前もキチガイ扱いするんだろ?俺は障害者だ」みたいな。

でも疲れてくるので次第にどうでも良くなってきたんですよ。

でも、結構気にしている方多いんじゃないかな?とおもってアンケートを取ってみたら、ご覧の結果ですよw

 

65%の人が精神障害者でいいとのこと。

もしかしたら「何だ?このアンケートは」と思ったかもしれません。

20%はひらがなの「がい」が良いとのこと。印象的にはたしかに悪くないのかなと思います。

「障がい者」って、日本語としてはどうなん?とは思いますがw

「チャレンジド」という新たな名称をつけよう!との提言もありました

[肯定的意見] (企業:第一生命保険株式会社) 「チャレンジド」は、「障害に負けることなく、社会進出をしていこう とする人たち」という「障害者」に代わる前向きかつ可能性を示唆する表 現である。 (チャレンジド就労促進団体:社会福祉法人プロップ・ステーション)

「チャレンジド」は、the challenged(挑戦という使命や課題、挑戦す るチャンスや資格を与えられた人)を語源とする呼称であり、障害をマイ ナスとのみ捉えるのでなく、障害を持つゆえに体験する様々な事象を自分 自身のため、あるいは社会のため積極的に生かしていこうという思いを込 めている。

時代が大きくかわろうとしている今、様々な価値観による様々 な呼称が自由に使われて当然であり、国家がそれを統一することは避ける べきだと思う。

[否定的意見] (障害者団体:特定非営利活動法人DPI日本会議) 「チャレンジド」は、the challenged を語源とし、障害者が直面する様々 な課題を個々の障害者の問題としてそれぞれがチャレンジしていくこと を求めるものであって、社会全体に対して社会の中にある様々な偏見や差 別、障壁をなくすため、社会全体が取り組んでいくことを求めるものでは ない。

この表記は、医学モデルを前提とした印象が強く、障害者だけが課 題に取り組んでいくような誤解を与える呼称であり、障害者権利条約の定 義(社会モデル)には明確に反すると考えられ、賛成できない。

素晴らしくどうでもいいことで議論してんだなと言う話は置いといて、せっかく頑張って作ったんでしょうからコメントして差し上げましょう。

私も否定派ですね〜。

そもそもこの「社会進出をしていこうとする人たち」というところが気になるんですよ。

 

では、社会進出がまだできない人たちは「ノットチャレンジド」とでも言うつもりなのかな?w

「挑戦しない(できない)障害者」が差別の対象になりますよね。

改めて言いますが、障害者につける名称ほどくだらないものはないですねぇ。当事者は誰も望んでいないっての。

そういえば1年ほどブログやってるけど言われたことない

私は精神障害者向けの内容の記事が多いと思いますが、「障害者」の表記について気にしたことはありません。

もちろん「障がい者」や「障碍者」という表記があることは知っていました。

が、前途したように名称なんかなんでもいいや〜。と、無意識に思っていたのかも。

もっと障害者がこの問題に敏感であるならば、私の表記についてのクレームが入ってきてもおかしくはないですよね。

もしかすると、アンケートを取るまでもなかった話なのかもw

フォロワーさんが面白い意見くれました

障害の害っていう字。 障害がある自分にとって害が生じるという意味では妥当な漢字だと思うけどね?そしたら障だって障りあるという意味では同じじゃない? 他人に害やを与えるみたいな意味ではないでしょ?笑

おそらく国が考えている障害者に対する名称変更というものは、このように個々人に対しての配慮が行われていません。

また、最初から差別的な観点から議論がスタートしているような気がしてまりませんね。

「障害者」という表記は他者に「害」をなすイメージを与えそうだよね。

というところから議論しているように見えますが、それ、あなたたちが差別してるから!w

フォロワーさんがくれた意見のように、周りがどう思おうと買ってだけど、自分にとっては生活に害が生じるので、障害者でもいいですねw

「障害者」という名称を変えればなにかが変わるのか?

障害者に変わる新しい何か。

特別な感じもなく、一般大衆にもすんなり受け入れられるようなものに変わったとしましょう。

でも、なーんにも変わんないと思いますよ。名称を変えただけで差別がなくなるんだったらそりゃいい話ですよね。

精神障害については、「うつは心の風邪」プロジェクトのもと、一般大衆に浸透し、甘えだ!!と軽々しく言えない雰囲気にはなりました。

それによって、本来はギリギリで踏みとどまれていた人が簡単に精神科に来てしまい、うつ病の診断を受けるという弊害もあるようですが、差別が少なくなったような気がするというのは確かです。

実際は心のなかで「こいつキチガイなんだよなぁ……」と、思っているかもしれませんが、表面上だけでも普通に取り繕ってもらえれば私は満足ですかね(笑)

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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