どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
てなわけで、患者自身はわかってるんですよ。
頑張れなんてことは、健常者にも言われてるし、言ってこなくても態度でヒシヒシと感じてますよ。
うつ病で苦しむ人を温かく励ますことは、治療上必要?
これまで日本の精神科医界で信じられてきた、何の根拠もない「うつ病患者に激励は禁忌である」に対して、著者は異論を唱え、「『うつ病』患者だけが励ましてはならない理由などなく、『うつ病』で苦しむ人を温かく励ますことは、治療上必要」と意見する。
まあこの件については同意です。
私も精神科医に尻を叩かれる場面もありまして、それが治療を前進させていることもあります。
が、もちろん後退させることもあります。
見極めが非常に難しく、私自身が「精神科医でもその見極めはできてない」ことが体感的にわかってます。
参考記事:精神科医と患者の関係性について。症状だけではなく気持ちまで読めているか。
うつを治す。日常生活に影響が出ないまでに小さくする。には、確かに患者の努力は必要不可欠だと思います。だけど、相当うつ状態の人は無理無理。もうね「患者も頑張……」の時点でズーーーーンときますよ。
言ってることは一理あるけど、精神科医の立場では言わないほうがいいのではなかろうか。
— ほっしー (@hossy_fe_ap) October 10, 2016
1に静養2に静養。3、4がなくて、5に静養ですよ。
15ぐらいで、風呂はいろっか?ぐらいのハードルでいいんじゃないですか?
都市型うつ予防法のレベル高すぎ
最近の「うつ病」は、かつての「鬱病」とはまったく違うと前置きし、都市生活がもたらしたうつを便宜的に「都市型うつ」と呼ぶ。
(中略)
そこで著者は、「都市型うつ」予防に7つの方法を提案する。
「(1)週50時間睡眠」、「(2)3日に1度、睡眠負債を返す」、「(3)定時起床、就床は早めに」休日の朝寝坊はプラス2時間程度ならOK。日中の仮眠をとる「(4)15~30分のハーフタイム」、「(5)アルコールのコントロール」、「(6)万歩計で歩数チェック」、自分の睡眠状況を把握するための「(7)“睡眠日誌”によるセルフ・マネージメント」。
7時間の良好な睡眠とは、17時間の活動がもたらす「ご褒美」のようなもので、精神疲労ではなく、適度な肉体疲労が睡眠の質を高める。
都市型うつと書いてありますが、田舎でも十分に適応できる考え方だと思います。
人混みの量は違うとは言え、通勤、通学、IT化された人間関係という意味では変わらんでしょう。
で、新型うつの予防についてですが…簡単に書いてますけど難しいからね!? (笑)
ここまでセルフコントロールできる人なんて、いるんでしょうか…。
よっぽど健康意識の高い人じゃないと厳しいですよねぇ。
また、「これが予防法か!」という印象が強くなると、精神障害者のハードルは更に高くなる気がします。
相当なうつ状態では無理な話
引用したニュースの記事の精神科医が言ってることは患者として見ても、ある程度正しいと思います。
ただし、うつ患者が治療の一環として実行するのはかなり難しいでしょう。
定時起床、就床とか、ほぼほぼ無理です!
「(6)万歩計で歩数チェック」、自分の睡眠状況を把握するための「(7)“睡眠日誌”によるセルフ・マネージメント」。
6、7にかんしてはさすが高難易度w これは治療効果高いでしょうね。
ただ、難しいのでこんな風に考えてみてはいかがでしょう?
- 万歩計の歩数のチェックはだるいので、ポケモンGOを取り入れて代用。
- 睡眠日誌もだるいんで、Twitterに呟いて記録取っておくってのが楽で良い。
言われたとおりこなさなくても、自分のやりやすいやり方に置き換えてもOKでしょう。やってること変わんないし。
ニュース記事で紹介されていた本
もっと詳しい内容は、本で知ることができるそうな。気になるので私もポチりました。
読み終わったら、自分のブログでもレビューしようかなと思ってます。