一億総活躍社会、精神障害者はどうなるんですか?労働者としてカウントされてますかね?

働き方改革では「同一労働同一賃金の実現」を打ち出し、非正規労働者の賃金水準について、正規労働者の8割程度である欧州諸国に「遜色のない水準を目指す」とした。最低賃金(時給)も引き上げ、全国平均で1000円とする目標を示した。長時間労働の是正策では、労働基準法36条に基づき上限のない時間外労働を認める労使協定(36協定)の見直し方針も示した。

子育て支援では、保育士の月給を2017年度から2%(約6000円)引き上げるとした。また、ベテラン保育士の給与が最高月4万円程度上がる昇給制度を作る考えも盛り込んだ。

介護についても、職員の月給を平均1万円程度引き上げるとした。

引用:

毎日新聞

ニッポン1億総活躍プランが取りまとめられ公表されました。

これを見ていると精神疾患者として引っかかるところがありますね。



1億総活躍社会

働けない人はどうすんの?

我々のように精神疾患などが理由で、普通の仕事が難しい人についてどうするのかといった内容がまったく盛り込まれていないように見えます。

また、このプランも一時的に問題になった保育士の問題や介護の問題ばかりを取り上げていて、根本的な労働力の回復には至らないように思いますね。

もちろん、保育士介護士に問題も、重大な問題だと思っていますよ。

ただ、精神疾患者やニートの数を考えると、こちらに対応したほうが労働力の回復という意味では本質的だと思うんです。

15~39歳の現状

一番の死因

精神疾患者が増加している

このまま増加の一途をたどるようでは、労働力の確保は厳しいといってもいいでしょう。

少子化もあって、労働人口は減り続けます。

精神疾患の原因究明に予算を投じた方が、一億総活躍社会のような一時的な解決策よりも、労働力確保という意味では根本的な解決策になるのでは?

まぁ…費用対効果を指摘されると痛いですが。

精神疾患者に活躍の場はあるのか?

オープンとクローズな就活

オープンとクローズとは、障害を公開するか非公開にするかということです。

クローズで就活をする場合、選択肢は一般の健常者とまったく同じ。

ただ私のように双極性障害となると、一生付き合う病気になるわけですから、体調に波があるんです。

障害を隠して働くというのは相当リスキー。本人にとっては理解者のいない現場で働くというのは相当なプレッシャーになります。

以下、双極性障害2型を患っているフォロワー様のリアルな声です。

障害者はできない人

現状はかなり厳しいようです。

企業側の言い分もわかります。精神疾患者を雇うのはリスクがあると考えているのでしょう。

しかし、そのリスクの大半は「精神疾患者は異常である」と一緒くたにしている可能性を感じます。

「うつ病」に対しての認知度は高くなってきたように思いますが、その他精神疾患の症状については手付かずと言っていいでしょう。

リスクをしっかりと分析できない背景には、精神科医療が未熟であり、症状を定量化できないという現状もあるように思います。

AIの台頭

仕事が奪われる

AIはどんどん進化しています。私たちの仕事を奪うのもそう遠くない話でしょう。

そんな中で、障害者雇用はどうなるのか?ということ。

現状のままでは、簡単な仕事しか任せてもらえない障害者雇用の枠はすぐにAIに仕事を奪われてしまいます。

補助金目的

先ほどと話は矛盾しますが、AIには奪われないかもしれません。

というのも、精神障害者を雇用すると、企業に補助金が出ます。

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引用:マイナビニュース

現職または前職の、年収はいくらか尋ねたところ、最も多いのは「200万~299万円」(25%)、続いて「100万円~199万円」(24%)で、3人に1人は年収200万円未満で生活していることがわかった。

障がい別でも大きな開きがあり、身体障がい者では年収200~299万円が最も多いが、精神障がい者では年収100~199万円が最も多い。

精神障がい者は2人に1人が給与収入200万円未満で生活している。

引用:マイナビニュース

補助金が出るということを考えると、まぁとりあえず雇っておくか。

という選択肢にも…。

先立つモノは必要ですから、嬉しいといえば嬉しいですが、悲しい話でもあります。

 

企業のPRになる

とにかく宣伝材料に使われかねません。

CSR活動というやつですね。

うちは精神障害者を雇っていますよ。

というと、企業イメージの向上に繋がるのです。

社会貢献もしているんだなって。言い方は悪いですが、補助金目的で飼いならされているだけだとも言えるでしょう。

 

そもそもなぜ精神疾患は減らないのか?

世代間の教育の違い

バブル世代の人たちは、日本の輝かしい時代を知っています。

だから無意識的に「頑張れば」なんとかなる思考。 つまり、根性論の世代。

そしてその世代に怒られるのは我々怒られない教育を受けてきた世代です。

生まれたときから失われた20年とかなんとかで経済は下降気味であり、夢や希望が持ちにくい世代と言われています。

実際、同年代の人と夢について語り合うと「平和な家庭が築ければいいな」とか「無難に過ごしたい」といったような、安定志向を目指している方が多いです。

就職先の希望ランキングなんかにはハッキリと現れています。

「安定している」というイメージが強い公務員が1位と2位を占めています。

 

逃げるなという刷り込み

日本人は逃げるなと刷り込まれすぎている用に思います。

それから、逃げた先に場所が用意されてなさすぎですね。

特に社会人になってからはそうで、駆け込み寺的なところがあまりにも少ないように思います。

また、一度レールから外れてしまうと、人生が終わりと感じさせてしまうキャリアプランの考え方も「逃げるな」という強迫観念を助長しているといえるでしょう。

逃げ続けて自分の好きな環境を追い求めて成功をおさめる人物もいるんです。

 

精神科医療が未熟だから

治療のあり方

投薬治療とカウンセリングが主です。

薬なんかは飲んでみないとわからないというところがあり、投薬治療よりもカウンセリングのほうが大事だという意見もあります。


そんな中で、主治医に言いたいことが言えているという人は半分にも見たない状況です。(ほっしーフォロワー調べ)

定量化されない診察

今のところ、光トポグラフィー検査ぐらいしか、定量化されるものはありません。

光トポグラフィー検査は安全な近赤外光で頭の血流を測定して、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症をそれぞれ判別する検査です。検査前の問診と検査結果から総合的に診断します。

引用:光トポグラフィー検査とは?

しかしこれも、患者が症状を知るという意味では役に立つかもしれませんが、雇用の面で考えると、データとして弱すぎるように思います。

症状が確定したからといって、その人の症状の重さを推し量ることは不可能だからです。

企業側が知りたいのは、どの程度働けるのか?我が社に貢献してくれるのか?というところなので、あなたが何病かということはどうでもいいでしょう。

そういった意味で、精神科医療は定量化されないといえます。

まとめ

  • 労働力の確保には、精神障害者を減らすことが一番いい。
  • 精神障害者に活躍の場はほとんど用意されていない。
  • 精神障害者の雇用は補助金やPRを目的である。
  • 外的な要因もたくさんあるけど、結局は精神科医療が未熟なせいで患者が減らない。活躍の場が用意されない。

すべて精神科医療のせいにするというのも酷な話ですが、やはり根本的な解決策は、精神科医療のレベル向上なのかなと考えています。

何はともあれ、診療の定量化を図っていただきたい。説得力のあるデータが有れば、雇用や治療も大きく改善されることでしょう。

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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