どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
面白いニュース見つけました。
表情や声を定量的に分析 AIがうつ病や認知症を診断へ – エキサイトニュース https://t.co/Xyem3xYGyt
これは楽しみだな…
— 星野 良輔 (@hossy_fe_ap) 2016年12月1日
以前、血液検査でうつ病が分かるようになる時代がすぐそこまできてるよ! という記事を書きましたが、今度はAI(人工知能)で客観的な診断をしようという試み。
常に監視されることが嫌だ! という人もいるかもしれませんが、私は大歓迎です。
精神科医に100%の自分をぶつけるのって難しいので、自分の症状をデータ化して渡せるならこれほど楽なことはないw
精神科医+AIでどうやって診断するの?
今回の研究では映像データ、音声データなどからのより総合的な解析を通して、診断や治療に役立てていく。
患者の表情の分析にはオムロンの画像センシング技術「OKAO Vision」を活用し、患者表情や視線の変化、まばたきのパターンなどを定量化して分析する。
声の分析では声量や語彙数、会話速度、指示語などの特徴を分析する。
これらの情報をマイクロソフトのAI技術により統合的に解析する。また、ウェアラブルデバイスにて患者の日常の活動量や睡眠のデータも解析に取り込む予定。
引用:エキサイトニュース
雑に言ってしまえば、診察中のあなたのありとあらゆる情報を収集しまっせということです。
ウェアラブルデバイスというのは、アップルウォッチのようなやつで、普段のあなたを常に記録できるようにするというもの。
人によっては嫌悪感があるかもしれませんが、24時間データ収集されるということです。
これまでは精神科医にどうすれば自分の状態を伝えられるか考えなくちゃいけなかったのですが、事前に知ってくれてるならより自然体で診察できるなぁ〜と。
一方で、嘘がつけないので、下手な生活をしていると指摘されまくるかも? というプレッシャーはありますねw
ま、マイナンバーとかもありますし、国民が監視されるというのは避けられないでしょう。
監視されるのが嫌だってひと、結構いますけど、何がそんなに嫌なんでしょうかね?
別に行動1つ1つをつぶさに見てるわけじゃないと思いますよ。あくまで法則性を見出すだけっていうか。
むしろ情報を全て把握されているほうが便利になることのほうが多いと思いますけど…。
精神科の診断方法は患者として不安だらけ
患者の自己申告や心理査定、医師による観察を通して重症度を評価するしか方法はなく、条件をいくつか満たすことでうつ病や認知症、双極性障害といった疾患の診断がなされる。
そこには診断者の主観や、診察時の患者の気分といった要素が介在するため、同じ症状でも診る医者によって病名が変わったり、患者の状態によって医師による線引きが変わったりといったことが起こる。
治療方針の決定や投薬についても主治医の感覚を頼りに行われており、最適な治療が行えているかは主治医自体も判断できない。
引用:エキサイトニュース
「診断者の主観や、診察時の患者の気分といった要素が介在する」
これです。今の精神科診療の最大の問題点。
実際に診察を受けてみればわかりますが、数値で症状が示されない、客観的な診断結果がないというのは、本当に医療として成立してるの? と不安になります。
仮に患者が嘘をついていたとしても、レントゲン写真とったり、MRI取ったりすれば分かる。といったものではない。
患者の言葉を聞いて主治医が経験と勘で判断するというのが現状…。これは肌感覚としてもそう感じています。
客観的な診断方法の導入を急いでほしいね
冒頭でも紹介した血液検査でうつ病がわかり時代がもうきているという記事に続いて、今回のAIのニュース。
客観的な診断方法の話が増えてきて楽しみですよね。
精神疾患が差別の対象になる理由の1つとして、なぜうつ病と診断されたか説明できないからにあると思うんですよ。
という説明を他人にすることができれば、うつ病は甘えなんて言われることも少なくなるんじゃないでしょうかね。
精神科の先生も、診断方法が今のところは経験と勘なんて、この科学的な時代に言ってると、ヤブ医者なんて言われちゃうでしょうし。
いまのところ、精神科に関わるすべての人が怪しいと思われてそうなので、さっさと開発してください!w