「うつ病は脳の炎症が関係している」という記事を読んで当事者が思うこと

脳の炎症

こんな時代になってもいまだに、うつ病は甘えだなんて言ってる人がいます。

なぜかってと、やっぱり「うつ病の原因って何か?」が分かってないからだと思うんです。

私は幽霊の存在を信じていません。だって証明できないでしょ!幽霊がいるって!

ほっしー
まぁ怖いだけなんだけどさ…w

私が幽霊を怖がるように、うつ病は原因がはっきりしないから存在を認めてもらえないんですよ。

幽霊についてはちょっとわかんないですけど、うつ病は少しずつ解明されてきています。

神戸大は19日、うつ病の発症に脳内の炎症が深く関わっているとみられることが分かった、と発表した。マウスを使った実験で脳内の炎症を抑えると、うつ症状に特徴的な行動が抑制されたという。

引用:神戸新聞NEXT|医療ニュース|うつ病発症、脳内炎症が深く関与 新薬開発に期待

うつ病の解明が進むのはすごく嬉しいこと。

もし脳の炎症だとわかれば、救われる人は多いはずです。

ただ一方で、確定することによって不幸になる人も存在すると考えてます。

 

 



「脳の炎症」という言葉の説得力は絶大

炎症って、わりと誰にでも馴染みのある言葉ですよね。

たとえば、風邪を引いて病院に行ったとき、以下のような言葉を聞いたことある人たくさんいるでしょう。

医者
あ〜喉が炎症を起こしてるね。それで熱が出てるんだよ〜。

これがうつ病とセットになった場合…

医者
あ〜脳のこの部分が炎症を起こしてるね。それで気持ちが沈みっぱなしなんだよ〜

うつ病というよくわからない怖い病気が、聞き慣れた言葉とセットになることで、急に「立派な病気感」が出てきますよねw

 

脳の神経物質がどうのこうのなんて言われても、ピンと来ないんですよ。

脳のシナプスがどうとか、トリプトファンがどうとか、セロトニンがどうとか…。

みんな忙しいから、難しい言葉使われたら聞こうともしてくれないんですよ。

「脳にある○○が炎症を起こすことによって、うつ病は発症します。」

ほっしー
炎症という誰にでも理解できる言葉で説明されることに、すごく大きな意味があるんだよ。

 

炎症反応でうつ病が片付けられるようになった世界の問題点

仮に、うつ病は脳のある部分が炎症を起こすことによって発症する。が確定したとしましょう。

こんなに楽で確実性の高い診断はないっすよね。

私たちもどうどうと「脳の炎症だ!」と言えるし、さすがにうつ病は甘えなんて口が裂けても言えないでしょう。

ほっしー
インフルエンザが甘えなんて言ってたら、頭おかしいもんね?

問題なのは、炎症反応ないですねぇ…と言われたときです。

 

確実にうつ病のような症状が出ているのに、炎症反応がない。となると、患者は追い込まれる気がしますね…。

「うつ病ではない」が確定してしまうので=甘えと考えが直結してしまいそう。

いま以上に理解が遅れそうな気がしますなぁ…

ほっしー

炎症反応が無い=甘え。この直結が怖い。

 

うつ病の原因が1つと固定されることはなさそうな気がする

もちろん、炎症反応があることでうつ病が確定したとしても、それ以外のうつ病も存在しますよって話にはなるんだと思いますけどね?

脳の炎症以外のパターン…うーん…。

ストレス溜まりすぎて脳がおかしくなってるけど炎症は起きない…とか?

 

医学的な知識がないのでわかんないんですけど、感覚的には「うつの原因決定版!」みたいなのは出てこないんじゃないかと思ってます。

心理的な側面は無視できない…と思うんですよね。どうしても。

というか、さっきも言いましたけど心理的な可能性も用意しておかないと

精神科医

診断出ませんでしたね!きみは甘えです!

と、救いようのない結果になってしまいそうだからなぁ…。

 

ちなみにいま現在、うつ病の原因は確定していないと本にも書かれています。

厚生労働省のページには、以下のような記述がされていました。

さまざまな研究によって分かっていることは、「うつ病を引き起こす原因はひとつではない」ということです。

非常につらい出来事が発症のきっかけになることが多いのですが、それ以前にいくつかのことが重なっていることも珍しくありません。

そのため原因というより、要因というほうが考え方としてなじみやすいでしょう。

生活の中で起こるさまざまな要因が複雑に結びついて発症してしまうのです。

引用:1 うつ病とは:ご存知ですか?うつ病|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト

このようにして複雑に絡み合っているなら、脳だけじゃなくて心理的な側面も無視できないと思うんですよ。

脳もあるだろうし、考え方、生き方の問題もある。

病気だけに着目するんじゃなくて、自分の全体を作り直す感覚が大事なんじゃないでしょうか。

うつ病の原因が解明されようが、されまいが、患者としてやることは限られてる

自分がうつ病になった瞬間に医学的な知識が身につくわけじゃありません。

ひたすら本を読んだって、付け焼き刃程度の知識にしかならない。

そりゃ知らないよりは知っておいたほうがいいですが、知ったところでやれることは限られてます。

あとは、ストレス解消法をたくさん持っておくこともオススメ。

改善&ストレスを早めに潰すってことです。

 

これからも、うつ関係の医療が進化していくニュースはたくさん出てくることでしょう。

でも、この薬を飲めば一発で治る!みたいなものはないと思っていた方が健全です。

逆に、抗うつ薬を飲んでいたら一生治らない!という極端な意見も間違いが多いと感じてます。

焦らず自分のペースで、進んでいきましょう。

周りの情報に振り回されないように、精神科医と話し合いながら小さな階段を一歩ずつ。

これが1番の近道です。

 

脳の炎症

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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