「うつは励ましてはいけない」というのは健常者のための言葉だ。なにかあったら責任が取れないからね?

どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

うつの人を励ます行為は絶対にダメだ! というのはもはや定説になっていますが、患者目線で見ればそうとも言えないのでは? と常々感じています。

健常者の言う「うつの人を励ましてはいけない」というのは、ただ責任を取りたくないだけじゃないでしょうか。

 

心の声
どれだけ誠心誠意尽くして話しかけても、勝手に傷つかれたら困る。全部マイナスに受け取っちゃうんだろ…。

 

そういった心の声が聞こえてきます。

でも、本当にそれでいいのでしょうか。

 

うつの人に励ましはダメ!な理由

うつの人を励ましてはいけない! と、まるで信仰のように言うのは、冒頭でも述べたようにただのリスク回避でしかありません。

患者が傷つくかどうかではないのです、患者に何かがあったとして、その責任の一端が自分に来るかもしれないから励ましちゃいけないと思っているんです。

精神障害者というのは、社会的に弱者とされている立場なので、お互い傷つけあったとしても不利になるのは「強者である健常者」で間違いないでしょう。

 

ええ、なにもキレイ事を言う必要はありません。

うつになるほどつらいなら、会社を辞めればいいのにとは平気で言っちゃう日本社会は、うつに対する理解は皆無なのです。

責任を取りたくないから励まさない。これが答えでしょう。

 

患者の病状でも大きく変わってくる「励まし」の意味

例えば私のように双極性障害でフラットに近いうつ状態であれば、ガンガン励ましてほしいですよ。

参考記事:双極性障害とはなにか?ここで全てを語ろう。

 

名前
心が病んでいてつらいだろうに、毎日ブログ更新しててすごいですね。

 

とか言われたらめっちゃ舞い上がりますよ。

 

ほっしー
もっとブログ書こう!うおー!

 

ってなります。

 

しかしこれが、重度なうつ状態のときだと励ましもプレッシャーに変わります。

 

ほっしー
ブログ更新しなきゃしなきゃしなきゃ…

 

と落ち込んでいってしまうかもしれません。

 

どうですか?めんどくさいっしょ?

患者の心の状態で励ましが変わるなら、健常者が精神障害者を励ましていい理由なんて1つも見つかりませんよね(笑)

これは私たち精神障害者の責任もありますが、病気なので仕方がないのです。

 

理解してくれとは言いませんが、そういう事実があるということです。

ただそこに事実があるだけ。めんどくせぇと思われるのはわかってますよ(笑)

 

励ましてきた相手によって「励まし」はただの「侮辱」に変わる

名前
いや! それでも俺なら救ってやれるかもしれん! うおおおお

 

みたいな勘違いしたお人好しがたまにいます。

 

超体育会系のうつに対する理解が全くない人に励まされたってそれはただの侮辱です。

根性論で頑張れと言ってくる人間の心のなかには「甘えてんじゃねえよ」という心理が埋もれているので、ただの侮辱になってしまうのです。

そして、精神を病んでいるひとは、それに対する反論はあってもできません。

かといって、とりあえず流すみたいなこともできないんですよ。

 

励ましてはいけない=関わってはいけないになってない?

うつ病人は=責任を取りたくない…こうなってくると、関わらないほうがいいなと思う人が増えるのも自然なこと。

何か口走ると何するかわからないからとりあえず腫れ物に触るように扱って傷つけないようにしよう。

精神障害者はそうやって扱われているので、いつまでたっても社会復帰できません。

 

社会復帰にも色々形はありますが、基本的には社会に戻るということを意味しているんですよ。

病気になっている間、健常者と全く関わりのなかった精神障害者が社会復帰することはどれだけ難しいことか…。

 

あなた

あの人はうつ病だからそっとしておいてあげよう。励ましてもいけない

 

というあなたの責任逃れな善意は、結果的に精神障害者を苦しめていることになります。

「うつ」だから。と一緒くたにせず、人ととして見てもらえることを望みます。

「この人なら大丈夫だ。」と思えれば、おのずと心も開きますし、励ましをプレッシャーに誤変換するようなことも起きないでしょう。

 

精神障害者の数を減らすことは、日本社会にとっても大変重要なことですよ。

どれだけ優秀な人でも、「うつ」になったら一瞬にして使いものにならなくなるんですから。

復帰できたとしても、以前のようにバリバリ働くことは不可能です。まず、医者に止められますからね。

社会にとってどれだけ損失になっているか、しっかりと考えていただきたい。