北条かやインターネット殺人未遂事件がいま、殺人事件に変わろうとしている。

北条かやという人物をご存知だろうか?

文筆業。金沢生まれ。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。

著書『本当は結婚したくないのだ症候群』『こじらせ女子の日常』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などのほか、TOKYO MX「モーニングCROSS」などにゲスト出演する。

引用:北条かやオフィシャルブログ

こじらせ女子などは聞いたことがある方もいるのではないだろうか。

なぜ急に北条かやの話をしているのかというと、ある記事を読んだからだ。

炎上のきっかけになった相手と実際に会っていれば、結果は違ったかもしれないが、ネットではそうはいかない。

私はその夜、ひたすらパソコンの前で謝り続けた。今思えばおかしな光景で、他人からみれば馬鹿にしか見えないだろう。が、当時は違った。

ネットでの評判が私の全てだったから、「ごめんなさい、ごめんなさい」と言っているうちに、「これだけの罪を犯したのだから、死んでお詫びしなければ」と思うようになった。

炎上して数時間後には、薬とアルコールを大量に飲み、気づいたら救急車と警察が来ていた。そこから先は今も、思い出すと耐えられない。

(中略)

残念なことに、インターネットの社会は想像していたよりもっと厳しかった。

幸いにも生きた私は大手掲示板に「死に損ない」と書かれ、さまざまなブログで「ライター失格」「北条かやを死ぬまで追い詰めろ」と論評され、著名な人たちからも「私のほうがもっと辛い」「自殺未遂なんて迷惑だ」とツイートされた。

私は自殺未遂したあとも、ネットの中で生き続けることを選んだから、そういう声もすべて見てしまうのであった。こうして私は「インターネットの中で殺されて」しまった。

引用:インターネットで死ぬということ 1度の炎上で折れた心 「無数の他人に好かれたくて…」 北条かや

 

この文章の中では、過去の炎上案件について詳しく述べられていなかった。

とにかく、自分が経験したインターネットの怖さにより、日常生活が営めなくなっているようだ。

彼女はいま、完全に追い込まれているといいってもいい。

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引用:T-SITE

北条 かや(ほうじょう かや、1986年 – )は、日本のライター。

石川県金沢市出身。同志社大学社会学部、京都大学大学院文学研究科修士課程修了後、民間企業勤務を経て、『キャバ嬢の社会学』(2014年・星海社新書)を刊行。

「BLOGOS」などの複数のメディアに社会・経済系の記事を寄稿している。

引用:Wikipedia

北条かやの起こした問題

私の調べた限り、以下の3点についての糾弾が多い

  • こじらせ女子問題
  • それに対する彼女の対応の悪さ
  • 飛田新地のはなし

ことの流れについてはtogetterにまとめられているので参照されたし。

確かに、彼女のやったことは間違っていたのかもしれない。

  • こじらせ女子というものをあたかも自分の作ったもののように自著に使ってしまったこと
  • ↑の件で責められると大人の事情と言って被害者面したこと
  • 新田新地の風俗体験でわかったような発言をしちゃったこと

新田新地については彼女の個人的見解なので、風俗業界の人が怒ろうが無視すればよかったのではないかと思う。

だが、もちろん関係者は怒り心頭であろう。それは部外者の私が見ていてもよく分かる。

 

北条かやのミス

インターネットで責められる彼女は問題の本質を履き違え、感情論に逃げて自殺未遂までしてしまったのだ。

死んでお詫びしようとするのは今の時代には最悪の責任のとり方ともいえる。昔は切腹してたのにね。

私は彼女の一番のミスは、ネットの罵詈雑言にすべて対応しようとしたことにあると思う。

SNSの楽しみ方は、批判については無視することなのだ。

 

新田新地の件についても、スルーできたはずなのだ。

こじらせ女子の件についても、大人の事情とだけ話しておいて、被害者面が残ったままなので、周りの怒りも収まらないのだろう。

北条かやはインターネットに殺されたとインタビューで答えていたが、自ら殺されに行ったようにも見える。

最初から全て無視すればよかったのだ。あるいは、非公開の場所で議論すべきだった。

 

自殺未遂で解決しようとした「ヤバい」人間を許さない社会

彼らだけではない、基本的にみなこのような内容だった。

たしかにそうだ。間違っていない。彼女の起こした問題は、「社会的には」制裁されるべき問題だった。

ただここで1つ。精神疾患者として言わせていただきたい。

 

一度、自殺未遂をした人間は、次ショックな事があった時、未遂では済まないぞ。

 

文字通り、北条かやはインターネットに殺されることになる。

炎上という案件から、1人の人間が精神を追い込まれ、結果的に自殺してしまった。

そんなことが起きてよいのだろうか?そこまでして責任を追求する必要があるのだろうか?

本当にこいつクソだわ〜と思うのであれば、彼女に仕事を依頼しなければいいだけの話であって、わざわざ袋叩きにする意味はどこにあるのだろう。

 

北条かやは今ヤバい状態にある

これはフォロワーや彼女に対するアンチに向けられた言葉ではない。

彼女が彼女自身を励ます言葉にほかならない。

ネットの世界に入り浸る時間は減ったよ。リプライも怖いからもう見るのやめるんだぁ。アンチはもういないんだよ。大丈夫だよ。

そう自分に言い聞かせているように、私には聞こえる。

 

記事執筆時、彼女のフォロワーは26,597。精神状態のヤバい人が、これだけの人間に注目されている中、自殺未遂についての記事を上げるということがどれほどのプレッシャーなのか、誰もわかりはしないだろう。

一部では、自殺未遂ネタにPVを稼げるね!という声もあった。

それは間違っていない。私もブロガーなのでわかるが、北条かやさんの今回の自殺未遂ネタは間違いないくブログPV数のアップにつながる。

 

そしてブログに仕掛けられた様々な導線から収益アップにも間違いなくつながるだろう。

それと引き換えに、心はズタズタになる。

炎上案件というものは諸刃の剣なのだ。実際に経験した人にしか残念ながらわからないものだと思う。

 

ブロガー仲間にも、激しい炎上にさらされて心折れてしまった人がいる。

才能あるひとで、根性があるので、時間が経てば復帰するとは思うが…。

彼もまた、ブログやSNSから離れる選択をした。今回の北条かやと同じだ。

 

北条かやにアドバイス

勝手にではあるが、同じ心を病んだ者だと仮定し、注目度は違えど、ライターというネットに自分の意見を表明する同業者として征悦ながらアドバイスさせていただこう。

北条かやに言いたいポイントは3つだ

 

  • エゴサーチはやめよう
  • リプライはフォローしている人のものしか見れないようにしよう
  • 批判に耳を傾けるのはやめよう

 

エゴサーチとリプライに関しては、自らの身を守るためである。

彼女は、リスクを取った文章を書かないとつまらないと言っておきながら、周りの評価を気にしてしまうガラスのハートを持っている。

そのままでは、エゴサーチをすれば戦場に無防備な姿のまま飛び込んでいくようなものだ。

 

ここではあえて、批判と罵詈雑言を一緒くたにして書くが、自分と意見の合わないものに理解してもらおうなどする必要は一切ない。

労力の割に、お互い得るものがほとんどないという悲しい結末に終わる。

批判してくるものに対して、議論の場を設けるならば、同じ立場の人間でないとダメだ。

 

北条かやでいえば、最低でも顔出し実名というリスクを背負った人間でないとダメなのだ。

それでもおそらく足りないだろう。表情が見えないので、議論については会って話すべきだと思う。

さすがに人間、対面では言いたいことは言えないもので、お互いの落とし所を見つけるもんだ。

 

彼女ほどではないが、ブログを書いたりSNSに意見を投稿することの多い私も、批判を受けることがある。

双極性障害やうつ病と戦いながらも1年以上毎日ブログを更新しつづけるには、自分が気持ちよく続けられる環境を作ることが何よりも大切なのだ。

 

北条かやに責任を取らせるのは諦めたほうがいいだろう

健全な肉体と精神をお持ちの人たちが「彼女のやっていることは間違っている」という視点を持つことはまったくもって普通である。

しかし、その普通に対応できないのが心の病なのだ。

仮に彼女が心の病を演じていたとしよう。

 

この場合、超絶悪女である。

ここまでネットを炎上させておいて、自殺未遂も今回の記事もPVを稼ぐネタでしたなんていうのであれば、とんでもなく図太い女で神経が腐っている。

この場合も、彼女に責任を求めることは不可能だ。

なにせ、正常な思考回路をしていないのだから。

 

どっちに転んでも今の北条かやは正常な思考回路をしていないといえる。

 

そんな人に対して正常を求めるほうが間違っているのだ。

今はそっとしておいてあげよう。……まぁ彼女が自ら出てきたんだが(笑)

 

北条かや問題を通して、またしても「心の病」差別を見た

上記のツイートのとおりである。

何度も書いているように世の中の追求は正しいのだが、彼女が本当に心の病だったら「甘えてんじゃねえ!責任取れよ!」と罵っているのと同じである。

文章からは精神状態のヤバさというのは、伝わりづらいのかもしれない。

 

私は北条かやについては、現時点で相当やばいのではないかとツイートから察しているが確実にそれが演技ではないといい切れるわけでもない。

しかし、実はかなり追い込まれてました。自殺しちゃいました。

という展開になったとき、つまりインターネットを通して彼女を殺したとき、どうするのだ?

 

インターネットを通してなので不特定多数の罵詈雑言で彼女を殺してしまっても、罪に問われることはまずないだろう。

だからといって、北条かやを殺した一員であるという事実は消えないのだ。

乙武洋一のように、五体不満足で見てすぐに「障害を持っている」と分かるものではないのだ。

 

北条かやの心はすでに、心の形を保っていないのかもしれない。それを私たち他人が確認するすべはない。

だからといって彼女がインターネット殺人未遂に合っている様子を見ていると、精神疾患者が甘えという名の壁に阻まれ先に進めず「死」を選ぼうとする構図と重なる。

私は北条かやが演技であのようなことをしていると願う。PVを稼ぎのために。金稼ぎのために。むしろそれぐらい悪女であってほしい。

心を病んで死を選ぶよりもよっぽど嬉しい結末だ。

 

しかしどうやら、彼女は本当にヤバイらしい。

この記事を執筆しているとき、引用した記事の続き(後編)が公開された。一部抜粋する。

 「ネットでの議論は成り立ちません。1対1の戦いじゃないのですから、仕掛けた側は消耗することがないんです。いつまでも相手を追い詰めることができるんですよ」。

入院を決めた医師は、そう言って私に「ネット断ち」を進めた。「とにかく反応しないことです」と。

「それができないんです。相手の誤解を解きたいと思うんです」「どうしてネットの相手を不快にさせるのか分からない。皆に好かれたいんです」。

 

虚ろな目でそう訴えると、医師は「無理ですよ。とにかく反応してはいけないんです。そこに真面目さは必要ないんです」と言った。

入院生活が始まった。私についた病名は「反復性うつ病」で、症状のひとつが「薬物乱用」だった。

担当医は私に「薬をフリスク感覚で飲んでいたんだね」と言った。

 

恥を承知で書くが、まさにフリスク感覚で向精神薬を飲み続けた結果、どんどん量が増えてしまったのだ。

引用:炎上・入院・エゴサーチ…「底つき」の果てに得たコンパス 北条かや

医師の診断の結果は引用の通り「反復性うつ病」

うつ病というものは基本的に、一度かかって復活すればそれで終わりなのだが、反復性うつ病は何度も発症する。

うつ病が癖になっているという表現をしてもいいかもしれない。

 

引用した文が本当なら、彼女は、心の病にかかってしまったようだ。

 

いよいよ、インターネット殺人が現実味を帯びてきた。

死なないでくれ、北条かや。

 

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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