どうも、ほっしー(@HossyMentalHack)です。
気分変調症に悩みながらも、仕事を一所懸命に頑張っている素敵な女性の方に取材に応じてもらえました。
日常的な憂うつ、くよくよと気にやむこと、生活上の喜びの欠如、不適切な思い込みが見られるとき、これらの特徴が他の精神疾患では説明できない場合は、気分変調症であると考えるべきです。
引用:ハートクリニック
気分変調症について
気分変調症はいつから?
精神疾患者はこのパターン多いんですよね。
昔から症状はあったけど精神科には行ったことがなかったというパターン。
私もそうですが、精神科に初めて通うにはあまりに心理的ハードルが高いのです。
気分変調症の原因は?
私は現在両親が健在なので、死別する悲しみというものは理解できません。
祖父と祖母が亡くなったときは悲しいものでした。両親はもっと距離が近いので計り知れない悲しみが待っているかもしれません。
ましてや8歳という年齢の時ですから、発症の引き金となったといっても不思議ではありませんよね。
私は24歳のときにうつ病と診断されその後、双極性障害に診断が変わりました。
双極性障害に関しても、発症の引き金は小学生からでは? と精神科医から言われています。
学生時代に気分変調症で辛かったことは?
いじめが軽いか重いかについては、客観的に決まるものではないと思います。
本人が辛くてたまらないならば立派ないじめでしょう。
私も今思えば顔で軽いいじめを受けていましたが、当時はとても重く感じたものです。
人との出会いでガラッと考え方は変わりましたが。
他に併発していたと思われる病はありますか?
話を聞いていると、昔は彼氏に見捨てられるのが怖くて泣きついたり、自傷行為に及んでしまったりしたことがあるそうです。
境界性パーソナリティ障害の症状の1つではあると思いますが、断定はできません。
今では結婚もしていて、自傷行為はやっていないそうです。
見捨てられ不安については、まったくもってなくなったとは言えないものの、ずいぶんと収まったようです。
精神疾患者にとって理解あるパートナーに出会えるということがいかに治療効果が高いかわかりますね。
カウンセリングも受けている
カウセリングの平均価格が5000円〜1万円と言われている中、自立支援医療制度も受けられるとは……。
こういったパターンもあることに驚きました。
聞いた話では、精神科の中にあるカウンセリングであればそのような値段になることもあるそうですが、彼女の場合は、普通のクリニックだそうです。
探せばそういったところもあるのかもしれませんね。
レアケースすぎて法律的に大丈夫なの?なんて思ったりもしましたがw
仕事について
どれぐらい仕事をしているのか
いや、3時間とはいえ、週に1回しか休みがないというのは精神障害者にとってはすごいことだと思います。
なにより本人が少し物足りない程度という感覚が素晴らしいですよね。
お仕事の話をするときの彼女はすごく明るいトーンで、とても輝かしかった。
楽しんでお仕事できているようで、こちらも元気づけられました。
障害者に理解がある職場は本当に稀ですよね。
そういった職場を探す場合は、プロに頼るのが1番いいと思います。
職場の理解が得られている
精神疾患者としては、職場に理解のある人がいるというだけで相当救われるものです。
私も以前ブログで書きましたが、精神疾患は基本的には理解されないものですから……。
精神疾患は甘えなのか?
精神疾患については、甘えではなく「脳の疾患」です。ここは何も変わりありません。
しかし、当人たちは自分を責めてしまう傾向にあるので、甘えだと思ってしまうこともあります。
私もやはり、双極性障害を患っている人の話をたくさん聞いたり、本を読んで知ったりすると、他の人に比べて症状がたいしたことないなと感じることが多いんですよ。
つまり自分は「軽度」なんだろうな…と。そうなってくると、病気ではなく甘えなのかな?と思ってしまうものです。
今回取材させていただいた彼女も、自分では「軽度」と思っているようで、私と同じような悩みを抱えていました。
精神障害者の職場復帰のカギは、「周りの理解」
きっと彼女も周りからの理解や助けがなければこんなに楽しそうにお仕事はできていないのではないでしょうか。
とても人当たりが良く、母性の強い方なので精神的に安定していれば、とてもここちの良い接客をしてくれること間違いないなしです。
電話口から聞こえてくる声も優しさに満ち溢れていました。
職場からの理解があれば、健常者と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスが発揮できるのは間違いないです。
一度人生のどん底を経験しているので、人の痛みは誰よりもわかるからでしょう。
とぼんやりと感じていたものが今回はハッキリ見えたような気がします。