どうも、うつ病ブロガーのほっしーです。
おもしろい?と言っていいのかわかりませんが、記事を見つけました。
うーん、正直、モラハラ的要素もあるかな?と思った。
筆者はすごく「普通の愛」に憧れてる感ある。
あと、アスペルガーに限らず、どんなメンタル疾患持ちの人と付き合うには避けて通れない道かと。
健常者側が我慢する構図はどうしてもおきます。https://t.co/q76enr5K2L
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年8月9日
精神科のナースとして、様々な障害に向き合ってきたブログ筆者。
いざアスペルガーの彼氏と付き合ってみると、愛しているがゆえに殺したいほど憎んでしまった。
そして実際に殺そうとしたこともある。という衝撃的な内容です。
健常者の叫び書くのは、相当勇気が必要だったのでは…。
読むのキツかったですが、メンタル疾患持ちとしては健常者の素直な意見が見れて嬉しかったです。
ある意味では、メンタル疾患持ちの人よりもカミングアウトしづらい問題ですよね。
差別とも受け取られかねないし、モラルハラスメントとも言われてしまうかもしれないし。
ちなみに、紹介したブログ記事の彼女の苦闘はカサンドラ症候群として説明がつくとフォロワーさんに教えていただきました。
カサンドラ症候群とは、発達障害者への報われない支援の毎日から、精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、パートナー自身が精神的にサポートが必要になる状態のことです。
このあたりは見逃されがちなので、支援体制の構築は必要ですよね。
健常者側が潰れてしまうと、ほぼ確実に共倒れする結果となってしまうので…。
雑な感想だけど、単に価値観の問題な気もする
大雑把にまとめてしまえば、件の彼女は「普通」に強く憧れていると感じた。
アスペルガーの彼とは、生きていく上で大切にしたい価値観が大きく違う。
- 彼女はふつうの恋愛、一緒に過ごす時間を大切にしたい
- アスペルガーの彼は、彼女のことは大切だけれど、最優先は自分のこと
この時点で二人の価値観は決裂している。どちらかに合わせなければならない。
妥協点を探るという事もできるけれど、ことアスペルガーとなるとそれは難しいと思います。
彼女のブログの締めとして、「彼をうまくコントロールできるようになってきた。」と書いてあったけれど、それは良いこととも思えない。
間違いなく、負担がかかっている。
それでも良いのだろうか?別れるというのも十分に考えられる選択肢ではないか?
…と、恋愛に合理を求めても意味ないんですけどね。感情ですから。
それで別れられたら苦労はしないでしょうな。
極端なことを言うと、彼や彼女が何かしらの障害を持っていて、それが「気になる」なら付き合い続けるのは厳しいのではないか…?
気になってしまう以上、100%負担をかけることになるし、それに見合ったリターンは返せない。
普通の恋愛がしたいなら、どうぞ健常者とお付き合いくださいとしか言えぬ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年8月9日
アスペルガーなどの凸凹の強い障害を持っている人との恋愛は、いわゆる「ふつうの」お互いの欠点を補い合って、納得できないところは妥協点を探る付き合いってのは無理があるんじゃないかな?
「障害も含めて、この人の個性として好き。ほんと特殊で面白い!」と感じる特性を持った人じゃないとね。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年8月9日
うつ病彼氏&健常者彼女カップルの私、他人事とは思えなかった
うつ病はそれほど凸凹が多い障害ではない…とは思うけど、一定の気分を保てないので健常者からしてみると同じく付き合いにくいと思う。
やはりこちらも「個性」として面白がってくれる人でないと厳しい。「ふつう」の感覚で考えたら、迷惑かけっぱなしだからなぁ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年8月9日
何をどう頑張っても、恋愛においてはメンタル疾患の人は健常者側に迷惑かけるんだよ。
健常者側が「普通に対する憧れ」を持っていた場合は最悪な条件になる。
こっちだって普通になりてえよ!って思うよね。https://t.co/cTt6ILDJIL
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年8月9日
私は9年も同じ人と付き合っています。彼女は健常者。
私が普通とは違うところを面白がってくれて付き合ってくれています。
健常者の彼女に、今回の記事について言及してもらった
紹介している記事について、彼女はどう思うのか?率直な意見を聞いてみました。
厳しくシビアな意見にも聞こえますが、合理的な彼女に本当に助けられてます。
さすが、9年の年月は伊達じゃないっすね。
さいごに:障害を含めて、その人なのです。
障害を含めて、その人なんだ。というシンプルな答えは、ときとして残酷です。
ふつうってなんだ?という話になったとき、ふつうの定義なんてできないものですが、私たちには感覚的にふつうを理解しています。
多少の違いはあっても、大きく外れることはない。それがふつうの概念というやつでしょう。
しかしメンタル疾患者たちは、程度の差はあれど、そのふつうから大きく外れてきます。
それが私たちなんです。私たちつと付き合うということは、この違いを内包してもらえないと話しにならないのです。
妥協点を探るなんて無理ですよ。妥協できるのであれば、ふつうでいられるんですから。
ええ、自分でも酷なことを言っているのはわかります。
障害のせいにはしたくないけれど、こればっかりは仕方ない。
障害とはある種の個性でもありますので、ご了承くださいませとしか言いようがないですなぁ…。
たとえばカサンドラ専用のカウンセリングとか。