精神障害者との恋愛は難しいのか? → 障害を個性と捉えないと難しいと思う

障害と性格

どうも、うつ病ブロガーのほっしーです。

おもしろい?と言っていいのかわかりませんが、記事を見つけました。

精神科のナースとして、様々な障害に向き合ってきたブログ筆者。

いざアスペルガーの彼氏と付き合ってみると、愛しているがゆえに殺したいほど憎んでしまった。

そして実際に殺そうとしたこともある。という衝撃的な内容です。

 

健常者の叫び書くのは、相当勇気が必要だったのでは…。

読むのキツかったですが、メンタル疾患持ちとしては健常者の素直な意見が見れて嬉しかったです。

ある意味では、メンタル疾患持ちの人よりもカミングアウトしづらい問題ですよね。

差別とも受け取られかねないし、モラルハラスメントとも言われてしまうかもしれないし。

 

ちなみに、紹介したブログ記事の彼女の苦闘はカサンドラ症候群として説明がつくとフォロワーさんに教えていただきました。

カサンドラ症候群とは、発達障害者への報われない支援の毎日から、精神的苦悩や疲弊が大きくなりすぎて、パートナー自身が精神的にサポートが必要になる状態のことです。

引用:カサンドラ症候群について – 過去のカキコミ板 | NHKハートネット

このあたりは見逃されがちなので、支援体制の構築は必要ですよね。

ほっしー

たとえばカサンドラ専用のカウンセリングとか。

健常者側が潰れてしまうと、ほぼ確実に共倒れする結果となってしまうので…。

 

雑な感想だけど、単に価値観の問題な気もする

大雑把にまとめてしまえば、件の彼女は「普通」に強く憧れていると感じた。

アスペルガーの彼とは、生きていく上で大切にしたい価値観が大きく違う。

  • 彼女はふつうの恋愛、一緒に過ごす時間を大切にしたい
  • アスペルガーの彼は、彼女のことは大切だけれど、最優先は自分のこと

この時点で二人の価値観は決裂している。どちらかに合わせなければならない。

 

妥協点を探るという事もできるけれど、ことアスペルガーとなるとそれは難しいと思います。

彼女のブログの締めとして、「彼をうまくコントロールできるようになってきた。」と書いてあったけれど、それは良いこととも思えない。

間違いなく、負担がかかっている。

ほっしー

それでも良いのだろうか?別れるというのも十分に考えられる選択肢ではないか?

…と、恋愛に合理を求めても意味ないんですけどね。感情ですから。

それで別れられたら苦労はしないでしょうな。

うつ病彼氏&健常者彼女カップルの私、他人事とは思えなかった

私は9年も同じ人と付き合っています。彼女は健常者。

私が普通とは違うところを面白がってくれて付き合ってくれています。

ほっしー
自分がそう思ってただけみたいな悲しい展開じゃないことを祈る…

 

健常者の彼女に、今回の記事について言及してもらった

紹介している記事について、彼女はどう思うのか?率直な意見を聞いてみました。

厳しくシビアな意見にも聞こえますが、合理的な彼女に本当に助けられてます。

さすが、9年の年月は伊達じゃないっすね。

ほっしー
じゃあ、ほっしーと付き合えているのは、個性として内包できてるからなんだろうね? とは怖くて聞けなかったけどな!

 

さいごに:障害を含めて、その人なのです。

障害を含めて、その人なんだ。というシンプルな答えは、ときとして残酷です。

ふつうってなんだ?という話になったとき、ふつうの定義なんてできないものですが、私たちには感覚的にふつうを理解しています。

多少の違いはあっても、大きく外れることはない。それがふつうの概念というやつでしょう。

 

しかしメンタル疾患者たちは、程度の差はあれど、そのふつうから大きく外れてきます。

それが私たちなんです。私たちつと付き合うということは、この違いを内包してもらえないと話しにならないのです。

妥協点を探るなんて無理ですよ。妥協できるのであれば、ふつうでいられるんですから。

 

ええ、自分でも酷なことを言っているのはわかります。

障害のせいにはしたくないけれど、こればっかりは仕方ない。

障害とはある種の個性でもありますので、ご了承くださいませとしか言いようがないですなぁ…。

 

障害と性格

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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