うつと共に生きた俳優、竹脇無我の壮絶な闘病記録

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どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

俳優でありながら精神疾患と戦った竹脇無我さんのうつ体験記を読みました。

うつ状態で舞台に上がり、虚ろな表情で演技をしている痛々しい写真なども掲載されていて、うつ病を知るにはとてもいい資料。

 

現在うつで苦しんでいるひとも、勇気を与えられる内容だと思います。

芸能界という華々しい世界で一般の人よりも人目につく状態+うつ病というのは、尋常ではないプレッシャーだろうな…。

 

 

 

うつに関しての本だけど、著者は双極性障害

うつ病には、気分が落ち込む「うつ状態」が続く一般的なタイプのほかに、「うつ状態」と気分が高揚しすぎる「躁状態」を交互に繰り返す「躁うつ病」タイプがあるという。

それまで、よくわかっていなかったが、僕の場合は後者だったのだ。

とあるように、竹脇無我さんは双極性障害だったようです。

軽躁状態のときは最高の演技ができるとも書いてあったので、間違いないでしょうねw

これは双極性障害あるあるなんですが、軽躁状態ってほんとすごいんですよ…もうずっと軽躁状態でいたい…(笑)

 

躁が強すぎると、思考が混乱してくるので良くないのですが、軽躁であれば、100%以上の力が出せるのです。

まぁ、軽躁の絶好調! で留まってくれることなど、あまりないので都合よくはいきませんが💧

 

双極性障害には、躁が激しい1型とそこまで激しくない2型の2タイプがあるのですが…

グラフをみてもらうとわかるように、ほとんどがうつ状態なんですよねぇ。

 

舞台でセリフが覚えられずテープを流すという屈辱

自らの命を絶つつもりで、適当に仕事を受け続けていた彼は、命を絶つことができず、舞台に上がることに。

激しいうつ状態のため、当然ながらまともに仕事なんかできなかったみたいです。

台本を読んでも、セリフがまったく頭に入ってこない。「覚えられない」というレベルを超えて、そもそも台本に何が書いてあるのか、よくわからないのだ。ひどいときには、文字さえわからなくなり、ただの模様みたいに見えてくる。

(中略)

「できない、できるわけがない」と、僕は訴えた。そうしたら、長セリフはテープに吹き込んで流すという。もうポスターも擦り終わっていたから、キャストの変更はできなかったのだろう。

「そうですか」と僕は力なく答え、その方法でやることになった。長ゼリフのときには、客席に背中を向けて、タイミングよくテープの声を流してもらう。できないのだからしかたがないが、情けなくてたまらなかった。

 

どんな気分だったんでしょう?

お客さんにバレなかったとしても、とんだ晒し者にされた気分じゃないでしょうかね。

病気だから仕方がないとはいえ、プロとしてのプライドもあるでしょうから痛みは測りしてれない…。

 

強引にでも休むべきだったんでしょうが、なんとかならなかったのかなぁ。

 

断酒と生活習慣の改善で復活

酒浸りで倒れ、糖尿病にまでなり入院した彼は、いよいよヤバいと思って断酒と生活習慣の改善を決意!

退院後、事務所と相談して、僕は仕事を一年間休むことにした。あわせて、一年間、酒をやめる決意もした。浴びるように飲んでいた酒を、このときは不思議と飲みたくなくなっていた。

これは多分、入院生活をきっかけに、本気で治りたいと思い始めたからだと思う。「治るには、酒をやめなきゃダメだ。これ以上、飲み続けていたら、俺は本当に終わる」

 

精神科に抵抗があった

僕は最初、「心療内科」や「精神科」にかかることに抵抗があった。うつ病を含む心の病気というものを特別視していたからだ。

「偏見」といってもいいかもしれない。

(中略)

だいたい、人間は身体を止むと心も調子が悪くなってくるし、心の病気になると体の具合も悪くなる。

心と体はひっくるめて人間なのだから、当たり前の話だ。

私を含め、ほとんどの経験者がこれを語ります。

精神科に対する抵抗と偏見。

私もはじめて精神科に診察に行くと決まった日は…

 

ほっしー
あー…もしこれでうつ病とか言われたら人生終わるなぁ。どうしよう…。

なんて本気で考えていました。

この本にも書いてある通り、うつ病は治る病気です。診断されたからといって、人生は終わりません。

ちなみに、双極性障害は完治はしませんが、寛解はします

 

誰もが散髪に行くように、気らくに心療内科や精神科に行けるようになればいい。

まさにその通りで、本当に誰もがギリギリの状態にならないと精神科にいかないんですよね。

私も文字が読めなくなったり、人間が影分身しているように見えたりするまで病院に行きませんでした(笑)

 

有名人がうつの本を書く重要性

うつ病は心の風邪…つまり甘えだ。 と言った偏見がまだまだ見られます。

でも、体験者の本を読んでみると、いかに壮絶な病気であるかが少しだけ分かると思うんですよ。

加えて、有名人が執筆することで手にとってもらえやすいですよね。

 

丸岡いずみさんも、「うつ地獄に行ってきた」という刺激的なタイトルで本を出しています。

 

うつ病は脳の病気であることが少しずつ分かってきてはいますが、心が弱っていることに間違いはありません。

だから患者が声をあげるということはなかなかできないんです。

私も、ブログという形ではありますが、微力ながら差別の解消に協力できていたらうれしいですね。