「うつ病患者=負け犬」みたいな、ネガティブなイメージを抱いていた

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どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」

なかなか刺激的なタイトル。

 

丸岡いずみさんの書籍を読みました。

彼女の飾らない人柄が現れた文体で読みやすい一方、壮絶なうつの体験が綴られています。

地獄から社会へ戻っていくストーリーには、同じ患者として学ぶべきポイントがたくさんありましたよ。

 

いくつか、紹介しましょう。

なお、引用はすべて書籍からです。

体育会系女子でもうつ病になる

どんな場所でも、グーグー眠れる。どんな状況でも、パクパクごはんが食べられる。

学生時代はバスケットボール、陸上、水泳、テニスに明け暮れ、社会人になってからはゴルフ大好きの体育会系女子の私にとって、まさに青天の霹靂です。

あなたはうつ病になりやすい人ってどういうイメージですか?

生真面目で気が小さくて…といった典型的なものを想像してしまいますよねw

でも、意外とそうでもない。

 

私自身も友人たちに精神疾患であることがバレてから

友人
全くそんな感じしないよねぇ。

と言われたので、例外的に見えているのかもしれません。

 

「非定型うつ」なんて言われたりもしますが、典型的なメランコリー型とは違う「うつ」が増えてきているようです。

これは、精神科医が書いている本にも記述されていることがよくありますよ。

必ずしも、こんな性格だからうつになるというものではないんですよねぇ。

 

自分がうつだと認めることに時間がかかった

自分がうつ病になったという事実をありのまま受け入れるまでには、それなりに時間がかかりました。

「私、やっぱりうつ病だった……」 「でも……、まさか私がうつ病になるなんて」 「やっぱり信じられない……」

逡巡しました。認めよう。でも、認められない、認めたくない。 「うつ病患者=負け犬」みたいな、ネガティブなイメージを抱いていたのだと思います。

それに、うつ病は、「ストレスをため込みやすい人が患う」という根強い思い込みがありました。

ほっしー
こんなひとがうつになるんだから私は違う!

と思っていると、治療が遅れてしまいます。

筆者の丸岡いずみさんは、大学院で認知行動療法を勉強していたこともあって、薬を飲まずに治そうとチャレンジしたようです。

 

が、残念ながら全く良くならずにしぶしぶ薬を飲むと回復したと。

彼女がもっと早く自分がうつ病であるということを認めることができていれば、回復はもっと早かったでしょうね。

でもまぁ…気持ちはわかります。私も時間かかりました。そして今もちゃんと認められているのか? と言われると…どうだろうなぁ。

 

ご主人(有村 昆さん)のうつに対する姿勢が素晴らしすぎ

うつ病と診断された時、主人に電話で、「私、うつなんだよ。先生にそう言われた」と話したら、「うつなんか普通に誰でもなるでしょ」と返してくれました。それで、「そうか、普通なのだ」と思えて、救われる思いでした。

「 」とも言ってくれました。すごくうれしかったです。

幸せの基準は、人それぞれ。自分の心に正直に生きることなのですね。やっと気づきました。

最も信頼できるひとの理解があるということも、丸岡いずみさんの回復を早めた要因かもしれません。

なかなかいないですよ。「うつなんか普通に誰でもなるでしょ」って言ってくれるひと。

私も、できるだけ普通に接してほしいとお願いしているので、この言葉で救われるという気持ちはすごくわかります。

 

うつ病になると、ついついふさぎ込みがちになって自分を責めてしまいがち。

このように、うつを受け入れる要因をくれるひとの存在が自分以外にいるというのは大変重要なんですよ。

ただ、信頼関係が成り立っていないひとから言われてもウザいだけという問題点はあるので、たいていの人は自ら受け入れるしかないという点が難しいですね。

 

こんな人に読んでほしい

  • 自分の精神疾患を認められない
  • うつは薬なんて飲まなくたって治せると思っている
  • 自分の人生を生きていると思えない 他人の目ばかり気にして生きてる気がする
  • うつ病体験記が読みたい

この本の少し残念なところは、あまりにも有村昆さんの存在が大きいことと、最初に飲んだ抗うつ剤がたまたま効いたという点。

抗うつ剤に関しては、合うものを探すまでに時間がかかる人が多いのでここは共感できないかもしれません。

それから、有村昆さんのような理解ある異性の存在もなかなかあり得ない話かも。

 

とはいえ、「うつになる前の丸岡いずみ」と「うつになったあとの丸岡いずみ」の物語は、精神疾患患者として見習うべき点がたくさんあります。

精神疾患のひとはもちろん、身内や友人が精神疾患になってしまったというひとにもオススメできる1冊です。