追い込まれている人用マンガ「死ぬ辞め」 うつ病の私が読んでも癒される本だった。

「死ぬ辞め」というマンガを知ってますか?

この略し方だと、もしかしたら読んだことがある人しか知らないかも。

でも…

「死ぬぐらいなら会社辞めれば」ができない理由

ならどうでしょうか? 聞いたことがあるという人も多いんじゃないかな。

ネットでちょっと流行りましたし、なにせタイトルが強烈ですからねw

 

イラストレーターの汐町コナさんが書いた本です。

監修は、精神科医でわかりやすくメンタルヘルスをマンガにして発信していることで有名な、ゆうきゆう先生。

汐町コナさんの重すぎないけどしっかりと「うつを表現」しているマンガと、ゆうきゆう先生の専門家としての意見(こっちは文章)で構成されている本でした。

 

「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」は、今はうつ病ではないけど、限界ギリギリの状態で踏ん張っている人向けに書いたものだと読んで思いました。

が! 現在うつ病の人に対しても効果的。 押し付けられた常識で自分の首を絞めてしまっているあなたを優しくひもといてくれます。

実際に読んでみて、この考え方はうつ病人に知ってほしいと感じたところを紹介していきますね。

 

 

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』を読んで、特に良いと思ったところ

1.人には個体差がある

引用:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

ゲームのように、個人のキャラクターが数値で表示されてないのでわかりにくいだけです。

実際はゲームと同じ。

  • ストレス耐性が100の人もいれば、15の人もいる。
  • 筋肉が100の人もいれば、10の人もいる。
他人と比較したって、前提のステータスが違うので無意味どころか、辛い戦いになります。

 

本当はみんな気づいているんですよね。

男性
一般的にはこれぐらいできると言われているけど、自分はそこまでいくのに結構無理しないとダメだな…

ってこと。仕事であれなんであれ、向き不向きは誰にだってありますから。

でも、常識…いや、平均で考えてしまうんですよ。

平均的にはこれぐらいできないとおかしい。みたいな。

 

例えば、普通にサラリーマンとして8時間勤務することは普通の人だったらできると思いますが、健康でもできない人はいます。

社会人だから当たり前? いやいや、よく考えてみてください。

ほっしー

1日8時間、同じ場所に縛られるスキルって結構すごいですよ…私には無理ですわ。

 

人には個体差があるんです。

働き方改革が叫ばれているのも、自由な働き方が増えてきているのも、過労死問題がトリガーになっただけでみんな心の奥底では限界きてるんじゃないかな。

 

2.不安になるだけなので、先のことは考えない

引用:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

人間は基本、ネガティブな生物です。

狩猟社会時代に生存競争を勝ち抜くためにネガティブ思考になったと言われています。

いつ、猛獣が自分の住処を襲ってくるかわからないので、小さな物音も察知しないといけません。

のうのうと寝ていたら食べられちゃうからね。

 

その遺伝子が残っちゃってるので、ネガティブなのはむしろ当たり前なんですよ。

だからいま目に見えている現実以外は、基本、悲観的にしか考えれないんです。

先のことは考えたって全く意味ないことは歴史が証明してくれています。

昔、インターネットは怪しいもので流行らないと言われてました。

女性
インターネットやめてくれん? 電話できんのやけど!

と、母に怒られていたことを懐かしく思います(あったんだよそんな時代が…)

でも今は、インターネットがない生活は考えられませんよねw

私が中学2年生のとき、携帯電話を持っているのはクラスで私が1番最初でした。

2ヶ月ぐらい、ほっしーしか携帯電話持ってない時期があったんですよ。

これ、2003年の出来事です。 ほんの15年前の話。

しかもスマホじゃないっすよ。ガラケーですよ。

今だったら逆じゃないかな?スマホ持ってない方が珍しいんじゃね?

  • 暗号通貨
  • VR(仮想現実)
  • 評価経済社会の到来
これらは今現在、「これからくるvsそんなものは怪しい」と論争が交わされている分野です。

これからどうなるのかわかりませんが、水面下でじわりじわりと変わってきてます。

未来なんてホント、どうなるかわかんないですよ。

専門家だって、予測を大きく外してるんですから。

 

3.心の病になった人は、こんな無茶をしている

引用:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

心の病は目に見えないだけに本当にやっかいで…

さっきも書いたように、人には個人差があるのです。

いくら頑張ったって、私がウサインボルトのように速く走れるようになるわけがありません。

 

「無茶してる」に関しては常に意識してないといけない! と私は感じてます。

ボーッとしてると気がついたときには「常識的にはこれぐらいできるっしょ」に縛られるから。

実際に求められているかもわからないのに、「これぐらい」の要求水準はみんなかなり高いところにあるんですよね。

ほっしー

なんだか、みんなで高いとこ目指してみんなで転がり落ちているような感じするなぁ。

 

4.追い込まれている人が逃げられない理由

引用:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

自分のことを考えているつもりでも、人は無意識のうちに他人基準でモノを考えちゃうんですよね。

常識とは本当に、怖いものです。

誰もがやってることに価値を感じて、みんなと同じでいたいと思ってしまう…。

 

ただ、その価値基準はどこから来たものでしょうか?

この記事を読んでくれている人は「日本生まれ日本育ち」の人がほとんどだと思います。

つまり、「日本の最低基準と思われるもの」に縛られているんですよね。

「君、ヤギを飼っていなくて恥ずかしいと思うかい?」

スットンキョウな質問だと思った

「え、思いません。」

「そうだな、では腕立て伏せが20回もできないことで落ち込んだりは
したかい?」

「‥僕は無いです」

「だろ?ちなみにこれらはね、海外だと自殺しようかと思うほど
悩む人もいる位なんだよ。」

「どういう事でしょうか」

「つまり、人と言うのはね、国とか周りの人とか、そういった
人達が掲げている「最低限」とされる目標と自分との間に
差が生じて、それに耐えられなくなった時に自殺を選ぶんだよ。」

俺はこの時の衝撃を一生忘れないだろう

引用:うつ病だった俺がようやく回復したのだが:哲学ニュースnwk

会社辞めてニートになったって、うつ病になってずっと寝込んだって、辛いですけどなんとか生きてきました。

そりゃ、私だってこのままじゃダメだった思うこともあるし、健常者みたいに次の日のことを考えずに騒いで楽しみたい! とかは思ったりします。

でも、ヤギなんて飼おうと思ったこともないし、腕立て20回できませんけど別になんとも思いませんww

 

考えてみれば、国によって価値基準が違うのは当たり前です。

でも、海外の一部の人はそんなくだらないことで悩んでるのかw と偉そうではありますが上から目線で知れば、自分も案外捨てたものじゃないという気持ちになれませんか?

ほんの少しだけ湧いた自己肯定感。大事にしたいですね。

短所ばかり見ているとうつが悪化したので、長所を見ることにした

 

5.「ねたむ」より「うらやむ」

引用:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

幸せって主観的なもので、心の持ちようなので、ねたんでたら疲れるだけだし、ストレスたまります。

SNSが当たり前の時代なので、多くのものが目につきますよね。

でも、偽りの幸せかもしれないし、切り取られた幸せかもしれない。

それが本物かウソかなんて、写真1枚じゃ判断できませんよね。

 

例えば、次の写真を見てください。

この記事を書いているほっしーの顔写真です。

ほっしーの友達
久しぶりにほっしーに会ってきたw 相変わらずアホな顔してるわww

と、Facebookにコメント付きでアップロードしていたとしましょう。

あなたはどう思います?

  • ふざけてんなw
  • 楽しそうにしてるな〜
  • ここどこだろ? いいなぁ私も遊びに行きたい…。
  • はぁ…私は友達いないのになぁ…

と、いろいろと感想は出てくると思います。

 

でも実は…。

うつ病になって傷病手当金もらって休職中だけど、バレたくないのでちょっと長い休みが取れて休暇中ということにして、とにかく明るく振る舞っている。

が、撮影されたときのほっしーのリアルな心情ですw

そりゃ旧友との再開ですから、少しは楽しんでますけど、95%以上はビクビクしてました(笑)

 

こんな裏設定があるとも知らずに、SNSにアップされた楽しそうな画像を見てねたんでしまうのはもはや自傷行為です…。

安心してください。裏設定なく本当に楽しい写真だったとしても、100のうち10しか楽しくなくても50、60、70と楽しさ倍増でみんなアップしてるはずですから。

アップする側も、楽しそうにアップしないと一緒に遊んだ人に申し訳ないという強迫観念もあるかもしれませんからね?

 

ねたんで凹むぐらいなら、一切見ることをやめるか心から楽しそうでいいねってコメントしてあげるかどっちかにしたほうがいいです。

どうせ真実はアップした当事者にしかわかりっこないんですから、あなたの想像はだいたい外れてます。

 

さいごに:うつ病の人も視野を広げるために1冊持っておくことをおすすめする

精神科医、ゆうきゆう先生の解説が文章で入ったりしますが、80%以上は漫画で構成されてます。

漫画はパッと雰囲気つかめるし、難しい表現もないので追い込まれている人でも頭に入りやすい。

ページ数もそんなに多くないので、サッと読み終えることができます。(単行本で160ページ)

 

ストーリー展開されていくタイプの漫画ではなく、だいたい2ページで場面が切り替わっていくので、集中力も必要ありません。

ほっしー
やべ…最近また追い込まれてる気がする…

と思ったときに、パラパラーっとめくるとヒントがもらえるような本になっているので、1冊は持っておくことをオススメします。

 

ちなみに私はうつヌケも読みましたが、今回紹介している『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由』のほうが内容が優しいのでおすすめです。

理由は単純で自分だけでなんとかする内容が書かれているから。

うつヌケは体験談がたくさんのっていて勉強になりますが、どのエピソードにも救いの手を差し伸べてくれる他人が存在するんですよ。

ここはうつ病人にとっては読んでいてきついところかもしれません。

うつヌケは、回復してきたけど今一歩何かが足りない人や、うつを予防しなきゃいけないと警戒している健常者向けかなと思います。

ただ、どっちも名著なので、できれば両方持つことをオススメします。