3回転院して分かった! 相性の良い精神科医、精神科を見極める13のポイント

どうも、精神疾患になって2年半のほっしーです。

私は冬季うつ病や、双極性障害と言われたりしながら心療内科・精神科・メンタルクリニックなどなど…3回転院しました。

今はそれなりに相性がいいと言える先生のもとで治療を受けています。

 

精神疾患はまだ原因が解明されていないことが多いものの、脳の疾患である可能性が高いと言われています。

心の病気ではない。甘えではないけど、私たちは心が疲れてしまっていて傷つきやすい状態にある。

つまり、自分にとって相性の良い精神科医・精神科を選ぶという作業はとっても大切なんですよ。

 

Twitterでアンケートを取ってみると、病院を変えたことがないという人は26%しかいなかったんです。

精神疾患は、精神科医との二人三脚で治していく病なのに、何度も転院していたら最初からのスタート。

できれば最初から信頼できる先生のもとで長くお付き合いを続けたいものです。

 

3回転院したと言いましたが、3回とも病院の雰囲気も先生の雰囲気も違いました。

そこで私の経験から、自分にとって相性のいいところを選ぶ見極めのポイントを伝授します!

 

 

あなたに合う精神科医・精神科を見極めるつのポイント

私が思う重要度で採点しています。参考にどうぞ!

  • 1番ちいさい重要度:☆
  • 1番おおきい重要度:☆☆☆☆☆

 

1.病院の雰囲気が自分にあってるかな?【重要度:☆☆】

あなた
精神科なんてどこも重たい雰囲気なんじゃないの?

と、思われるかもしれませんがそんなことはないですよ〜。

私がはじめて行った名古屋にあるメンタルクリニックは、すごくおしゃれなところでして。

 

女性患者さんがめちゃくちゃ多かったんですよ。

私はそれを知らなくて逆に浮いちゃって居心地が悪かったんですがw

いかにも病院病院しているのが嫌いってひともいると思うんですよ。なんかこう、余計体調悪くなりそうじゃないですか…w

 

私は読書とかするんで、静かな環境のほうが好き。つまり多少重苦しくても大丈夫です。

ここはひとによると思うので、雰囲気が自分にあっているかチェックしましょう。

精神科医は直接関係ないですが、こういったところも調子が悪いときは精神的な負担になるので見逃せないポイントです。

 

2.診察待ち時間が予約時間をオーバーしすぎないかも大切 【重要度:☆☆☆】

病院の椅子

待ち時間が長すぎると疲れ果てます

病院によっては、新しい患者さんの入ってくる日が決まっていない病院があります。

最初の診察はどうしても長くなるんですよ。

1時間ぐらいは見ておいたほうが良いですねぇ。

 

で、自分が再診で予約していっているのに、新しい患者さんが入ると1時間以上待たされることがあります。

新しい患者さんを見る日が決まっている病院だと、その日を避けて予約すればいいだけですからね。

待ち時間が長すぎるとほんとゲンナリするんですよ…。

 

診察前にこんなことはなそう、あんなことはなそうと決めていくんですが、こんなに待たされるんだったらもうさっさと診察終わらせて帰りたいという気持ちになります。

ほっしー
あーはいはい、まぁいつも通りですかねぇ。

なんて、カラ返事してすぐに帰っちゃうんですよ。うつなときは疲れやすいですから…w

 

多少のオーバーは仕方ないにしても、あまりにオーバーしすぎて自分にストレスがかかる場合は、考え直したほうが良いでしょうね。

 

3.診察室の雰囲気…いやな感じがしないかな? 【重要度:☆】

患者さんのことを第一に考えてくれている病院は診察室がめちゃくちゃいい雰囲気だったりします。

最初に通っていた名古屋のメンタルクリニックの診察室は、図書室のような空間で、椅子も大きくて落ち着く環境だったんですよ!

今通っている大学病院は、完全に診察室! という感じで殺風景ですw

 

人によっては大学病院のような殺風景な診察室は嫌だなと感じる場合があります。

精神疾患は薬物療法が基本ですが、精神科医と二人三脚で治療していく病気でもあるわけで…。

つまり、診察室の雰囲気がいやで病院に通いたくない…となってしまうのもよくないわけです。

 

精神科医との相性なんかに比べるとそれほど重要度は高くないと思いますが、あなたはどう感じるでしょうか?

 

4.診察に時間をかけてくれる? 【重要度:☆☆☆】

診察があまりにも短いと不安になるひともいます。

ひどいところだと3分以内に終わっちゃうなんてことも…。

Twitterで実際にアンケートを取ってみました。

 

ほっしー
みじけぇ!ww

まぁ私も10分以内なんですがね…。

せめて20分以内の診察を選べるといいでしょうね。

 

私が最初に通っていた名古屋のメンタルクリニックでは、20分以上30分以内でした。

診察とは関係なくても、世間話とかして先生と仲良くなるのも大事なんですよ。

5分以内の診察じゃ、信頼関係の構築もままならない…。

 

ま、もちろん診察時間に関しても、人とあまり話をすることが好きじゃない人は違ってきますけどね。

でも、自分の体調が悪くていろいろ聞きたいことあるときに5分以内で診察が終わっていたら聞けるものも聞けませんからね…。

余裕を持って対応してくれる精神科医を選びましょう。

 

5.薬の説明をちゃんとしてくれる? 【重要度:☆☆☆☆☆】

レクサプロと処方箋

薬剤師が説明してくれるけど、精神科医からもちゃんと説明があるかが大切なポイント

精神科から処方される薬は、残念なことに副作用が出やすいです。

なので、しっかりと副作用について説明してくれるかが大事。

 

だって、心が弱っていてベッドの中にはいってるのに、謎の副作用まで襲ってきたら自分はどうなってしまうんだろう? って不安になりますよね。

しっかりと説明してもらって、納得した上で飲むことが大切。

私は副作用の説明を受けずに、ラミクタールという薬を処方されてひどい副作用が出た経験があります。

 

そのときは精神科に対してひどく信用を失ってしまいました…。

そうならないためにも、しっかり副作用について説明してくれる医師を選びましょう。

 

6.こちらが話しているときにちゃんと目を見てくれるか【重要度:☆☆☆☆☆】

あなたのほうをしっかり見てくれますか?

精神科医と二人三脚で治療をしていくのが大切な精神疾患。

目を見てくれないというのは、人としてみてくれないような気がします。

私の場合、2番目に通った病院がそうでした…。

 

患者はやっぱり不安を抱えながら診察に来るわけですから、ぶっきらぼうに扱われるのは傷つきますよねぇ。

今はカルテ記入がパソコンになっている病院もあって、パソコンに打ち込むことに夢中になってこっちを見てくれない医師もいるんですよ。

 

長く付き合っていくと考えると、目を見てくれないというのは患者として精神的に大ダメージです。

精神疾患になると、被害妄想的な思考も強くなっちゃいますから、自分が嫌われているのではないか? と妄想しちゃいますからね。

目を見てくれない精神科医は、できれば変えた方がいいでしょうね。

 

7.患者の気持ちを最優先にしてくれるか 【重要度:☆☆☆☆】

薬の効力があっても、副作用が強すぎて気持ちが落ち込んでしまうなら意味がありません。

その気持ちを汲み取って違う薬を試してくれるかというのも大事なポイント。

精神科医
この処方が正しいと言ってるでしょう?言うことを聞いてください。

 

と言うような高圧的な精神科医はちょっといただけません。

精神疾患になる理由はいろいろありますが、多いのは外的なストレスによるもの。

つまり、人間関係で疲れ切ってしまったひとが多いんですよ。

 

ほっしー
精神科にきてまで高圧的な態度で扱われるのか…。

と、余計に体調が悪くなってしまうかも。

高圧的な精神科医には注意しましょう。

 

8.調子が悪いと言ったときにめんどくさがらないか 【重要度:☆☆☆】

ほっしー
今日は調子が悪くて…こんなことがあったからでしょうか?

みたいなことを言うと、あからさまに嫌な顔をする精神科医がいます。

彼らも忙しいでしょうから、診察が長引きそうだと思ったらいやになるでしょうね。

 

でも、話を聞いてもらうというのも大事なことなんですよ。

精神科医から大丈夫ですよと言われたい患者だっているんです。

こちらの気持ちを汲んでめんどくさがらずにアドバイスをしてくれる精神科医がいいですね。

 

9.調子が悪いと言ったらすぐに薬を増やす先生は良くない 【重要度:☆☆☆☆】

ひとつ上のめんどくさがるにも通ずると思うんですが、調子が悪いというとすぐに薬を増やす先生がいます。

こちらは素人なので、それが正しい判断なのかどうかはわかりませんが、薬が増えると単純に副作用も増えるんですよ。

しっかりと話し合った上で、薬を増やしたほうが良さそうですか? と聞いてくれる先生のほうが良いです。

 

また、薬をガンガン増やしてほしいとお願いしたときにすぐにそうせずに諭してくれる先生も大事。

薬いっぱい飲めば楽になるというのは、危険な考え方です。

 

10.すぐ怒る先生からは離れた方がいい 【重要度:☆☆☆☆☆】

これ、2番めの病院の先生がそうでした。

患者は不安なことだらけなので聞きたいこといっぱいあるんですよ。

特に精神疾患は、他の病気と違って知らないことが多すぎるわけで。

 

本を読んで自分で勉強をするひとはまだいいですが、症状がひどいと本も読めなくなるんですよ。

私はそんなとき、オーディオブックを使ったりしてましたが、そこまでやる人は少ないかなw

 

で、私は、先生に質問をしたときに

精神科医
そんなことは気にしなくていいですよ💢 とにかく言われたことを実践してください💢

と、言われました。これは信用なくしましたねぇ…。

 

そのときはそんなに調子が悪くなかったので、「はぁ?」って感じで聞き流せましたけど…うつがひどかったらめちゃくちゃ凹んでたでしょうね。

患者に対して怒りをあらわにするとか、ホントありえません。

なので重要度高めw

 

11.受けられる支援を教えてくれるか 【重要度:☆☆☆】

精神科の先生によっては、受けられる支援を教えてくれます。

とくに、自立支援医療はすぐに受けられるし、医療費が下がるので知っておいてもらいたい。

私は知らずに1年間通い続けて、お金を損しましたから…。

 

自立支援医療

知らない人が多いです。私もフォロワーさんに聞いてびっくり!

言わないと教えてくれない人が多いんですよ。

精神科とは関係のない話だからって感じなんでしょうけど…患者のためになるんだから教えてほしいですよねぇ。

自立支援医療について詳しく記事をまとめているので、知らない方は読んでください。

 

12.社会復帰について一緒に考えてくれるか 【重要度:☆☆☆☆】

いつまでもお金があるわけではないので、どんな形であれ社会復帰を目指す必要があります。

病気が治りかけているときが一番危ないと言われていて、そこでつまづいてしまうと、復帰することが怖くなってしまうんです。

だからこそなおさら慎重になる必要があります。

 

私は、ネットを使って在宅ワークで一応社会復帰している…のですが、先生は認めてくれていませんね。

精神科医
ヴァーチャルの世界はちょっと…やっぱり人と関わる仕事で復帰した方がいいのでは?

人それぞれ考え方はありますけど、自分の仕事を認めてくれないというのも寂しく感じます。

 

このあたりの価値観も、医師との相性なのかもしれません。

いずれにしても、社会復帰は大きな課題の1つなので、一緒に考えてくれる医師を選びましょう。

 

13.調子が悪いときでも通える環境か? 【重要度:☆☆】

私はここ、少し失敗してます。

いま、車で片道20分かかるんですよね。かなり調子悪いときは相当きついです…。

でも近ければ近いほど良いというわけでもありません。

 

もしかしたら出歩くのを見られたくないという場合もありますよね。そんな人は車で遠出したほうがいいでしょう。

私の場合は、出歩くよりも単純に遠くて疲れちゃうって感じなので、近いほうが良かったなぁと感じてますw

車のハンドル

片道20分のドライブは結構疲れます…。

 

まとめ:長く通うからこそ、ストレスの少ない環境を選ぼう

ほっしー
ちょっと風邪引いたから病院いってくるぁ〜

という感じなら、雰囲気悪かろうが医者がウザかろうが空気悪かろうがせいぜい2〜3回いけば済むでしょう。

でも精神疾患なら、最低でも半年は通うことになろうかと思います。

 

私はすでに3年?ぐらい通ってますかね。もう正確に数えてないぐらいw

あなたがどれぐらい通うことになるかはわかりませんが、じっくり治していくことが重要です。

だからこそ、どんな環境を選ぶかは大事。選んだ病院や医師との相性で治療期間が左右されると言っても過言ではありません。

 

でも、ある程度の妥協は必要になるでしょう。

ここに書いた全てのチェックポイントを満たす精神科があったら私が紹介してほしいぐらいですからw

 

上手にバランスを取りながら、自分のペースで治療をしていってください。

また、はじめて精神科や心療内科に訪れるときは緊張すると思います。ぜひ下記ページも参考にしてください。

 

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

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