うつ病がひどくなると、ひとりになりたいという感情が強くなりませんか?
ひどく孤独を恐れているのに、なぜか矛盾した行動を取ってしまうんですよね。
私もうつとは長い付き合いなので、孤独を心から望んでいないのに、ひとりになろうとする矛盾した行動に腹がたったときもありました。
鬱だと性欲が落ちるからか恋愛感情も落ちる
一人になりたいけど寂しいという矛盾— さくらさんの日常 (@sakurasaku86) 2016年10月28日
ただでさえ、理解されにくいのに、自らカラに閉じこもっちゃってどんどん孤独になり、さらに理解されないという悪循環…。
うつの症状がそうさせているので、仕方のないんですよねぇ。
ゆっくり休んで回復を待つしかないのです。
こういった考え方になるのは、あなただけじゃないですよ。
うつ病になってしまったひとはみんな同じように考えます。
つまり、あなたが悪いわけじゃない。うつ病が悪いだけ。
うつがひどくなるとひとりになりたくなる理由
1.ひとりになりたくないけど、人と関わるのが怖くなるもの
うつ患者にとって孤独は恐ろしいものでして。
ひどい状態になると、マイナス思考に囚われまくって負のスパイラル。
それはうつの症状なんです。あなたが悪いわけじゃない。
わかっちゃいるんですが、約束をすると疲れるので、人と会いたくなくなる。
だれかと会ってもうつな自分にはなにもできないという不安もあるわけです。
私がうつ状態のときに他人と会うと、バレやしませんが、まったく楽しくない。
早く帰りたいなぁ…という感情に揺れながら、引きつった笑顔であいづちをうつことになるでしょうね。
もううつ歴が長いのでバレやしませんが、とっても疲れてしまいます。
こんなに疲れるなら、うつが引くまで誰とも会わずにいようと思うのは自然なことですねw
2.うつの症状で、なにも楽しめない状態になっている
鬱を引きずってるように見えるらしい、まあ確かにデフォで心の中曇り空って感じだし、楽しい!と思うことは少ないし人といても別に楽しくないし一人になりたいと思うけど、でももうこうなる前の自分がどんなだったかとか覚えてない
— 奥 飛鳥 (@oqua_) 2016年12月27日
うつ病は脳の病気。
喜びのホルモンが出にくい状態になっていて、以前なら楽しかったことも楽しめなくなるのです。
楽しくないんだったらひとりでいようかな〜と思いますよね。
口で説明しても、うつに理解のない友人だったらば、関係が崩壊してしまう可能性が高いです。
と思われても不思議ではありませんからねぇ。
うつ病はまだまだ心の病気だと思っているひとが多いので、ある意味では友人は諦めるしかありません。
ただ、本当にあなたのことを思ってくれる友人ならわかってくれるはず。
理解してもらえない人とは、どうせ長続きしないので早めに縁を切っておくほうがいいでしょう。
3.追い詰められて視野が狭くなっている←うつの症状です。
頭痛と吐き気が酷くてずっと鬱状態…
あまりにもしんど過ぎて『一人になりたい。前の生活に戻りたい』とか頭ぐるぐるしながら物に当たりまくってたら知ってか知らずか相方が不安そうに好きって伝えて来て激しく自己嫌悪中…。追い詰められたら自分のことしか考えれなくなる癖直さなきゃな— EREN−01♡tama インテ一般参加 (@TYPE_01tama) 2016年9月6日
このツイート、あるあるですよねw
ひとりになりたいという思考にとらわれてしまうと、もうそれしか見えなくなってしまって。
本当はやらなきゃいけないことも目の前にはいくつかあるんですが、それらをすべて投げ出したくなってしまうんです。
私だって、約束をすっぽかしたことがありますし。
宅配便のお兄さんがピンポン連打しているのもわかっていて居留守を使ったことがあります。すみません。
佐川急便のお兄さんが荷物蹴っ飛ばしたのがニュースになってましたけど、あんまり怒る気になれませんでしたねぇw 居留守が申し訳なくて…(笑)
いや流石にこれはいけねぇなぁ 佐川急便 pic.twitter.com/i1ofGP5xQz
— トレンド速報BEST (@tresokuSP5) 2016年12月27日
4.うつ病は理解されないからひとりになりたいと考える
うつなんて家族も信じないだろうし、余計うるさくなるのは目に見えてる。私のためを思うならほっといて欲しいのです、だから言わない。一人になりたい。
そんなとき、一人暮らしを検討したりするけど、同時に退職とか色々頭をよぎるから、今環境を変えない方がいいね。やれるところまではやる。
— 青空 (@aozora_kaori) 2016年9月16日
私も実家ぐらしをしていますからこの気持はよくわかります。
しかし、うつ病はうつ病になったひとにしかわからないと思っていたほうが良いですよね。
さらにいえば、本人にしかわかんないんですよ。他人のうつについてはよくわかりません。
他人のうつは、エピソードをきいたら「あー!わかる!」みたいな共感を覚えることはあります。
でもですよ。そのひとがすごくうつの闇に落ちて、どん底の状態になっているときに声をかけられますか?
うつ状態のときは、声をかけてほしいときと、本当に声をかけてほしくないときがあるんですわ。
この見極めが、当事者間でも超難しいんですw
下手に声をかけて傷つけるのが怖いってのもあるんでしょうけど、他人のうつは理解できないもんなんですよ。
つまり、うつ病じゃないひとが私たちうつ患者を理解してくれるかもしれないなんて考える事自体が、めちゃくちゃ間違っていることなんです。
- うつは甘えだ!
- 本当は病気じゃないんじゃない?
- うーん…気の持ちようだと思うけどねぇ…。
- 外に出てみなよ!気が変わるよ!!大丈夫だって!!
- 筋トレしろよ!筋トレはすべてを救う!!
こういういかにもわかってなさそうなことを言わないひとだったら、うつを理解してくれると思ってハードルを下げましょう(笑)
ここまでハードルを下げると、世の中には理解者が多いですよっ!w
5.単純にうつになって疲れてしまっている
私のように在宅ワークは比較的楽な仕事だけど、うつがひどいときは1時間も作業できませんね。
うつは身体症状も出るんですよ。風邪引いてんじゃね? というようなダルさが出ます。
うつの本には、風邪を引いたときのような炎症反応を示すと書かれていました。
うつ病の発症において、免疫反応が関与していることも明らかになりつつある。
うつ病では、身体的な病気がなくても、白血球が増加する傾向が見られ、体のだるさや疲れやすさのような、風邪や肝炎でも出る症状がみられるが、こうした症状には、炎症反応も関係している。
白血球以外にも、サイトカインやインターロイキン‐6、CRP(C反応性たん白)など、炎症を示す物質が増加する。
つまり、うつ状態は単純に心が沈んでいるだけじゃないんですよ。
私はよく、熱のないインフルエンザのようなものと表現しますがまさにですよねw
もうこれは休むしかないわけですわ。
うつでひとりになりたいときの対処法
1.ひとりになれるなら、ひとりになったっていい
もしあなたが、ひとりになれる環境をもっているなら、罪悪感を蹴っ飛ばしてひとりになっちまいましょう。
しょうがないんですよ。うつ病の症状なんだから。無理したって無理なもんは無理です。
安静にするタイミングなんですよ。きっと。
周りに迷惑をかけるからと、頑張ってしまうひとがいますが、それではうつの症状を悪化させてしまいます。
うつが悪化すれば、かえって周りに迷惑をかける事になりますよ。
長い目で見たとき、自分の意志で休むことができるスキルというのはうつ病患者にとって身につけるべきスキルです。
ここは「頑張って」休みましょう。
2.友人との連絡がつらいなら一言「連絡できない」と言おう
急に連絡を絶ちなくなる気持ちはわかりますが、治ったときに孤独になっちゃいます。
カミングアウトできてないひとは、とりあえず連絡できないということを伝えておきましょう。
本当の友人ならわかってくれるでしょう。それでわかってくれないようならばその程度だったということです。
うつもある意味個性ですから、理解してくれない友人たちは自然と離れていきます。
適度な距離感を保ってくれる友人を大切にしましょう。
3.思いっきり現実逃避してみる
私はうつがひどくなるとよくこれをやりますw
マンガやゲーム、アニメの世界に逃げ込むんですよ。
飽きるまでやると、かえって現実をみようかな? という気になってくるんです。
現実逃避については、担当医に聞いたところ、別に悪いことではないと言っていました。
現実逃避をするときは、よりその世界を浸るために私はグッズを揃えてます。
興味のある方はぜひw
さいごに:病気がそうさせてるだけだからね。あなたが悪いわけじゃない
今の感情に素直になったほうが良いです。
ひとりになろうとすることは、確かにうつ患者としてはいいことではありません。
でも、本当はひとりになりたいけど迷惑かけるから無理をするというほうがよくないです。
うつがひどいときは、気持ちが楽なほうに、楽なほうに流れていくほうが良いです。
薬を飲んで、美味しい食べ物を食べて、ひとりになりたければひとりになってゆっくり休みましょう。
はぁ…私はなにやってんだ…いくらうつだからって、ひとに迷惑かけちゃダメだ…。