どうも、ほっしーです。
完璧主義って生きるのつらくないですか?
あなたが芸能人でもない限り、一挙一投足を見られているわけじゃない。
それなのにまるで使命であるかのように、完璧にモノゴトをこなそうとする。
いや…注目を浴びる芸能人でさえ、あの人ストイックだよね(笑) で終わるぐらいですよ。
完璧主義は間違いなくうつ病予備軍なので、殲滅するに限ります。
完璧主義のあなたが手を抜いたところで、普通の人と同等か、もしくは、まだそれ以上に真面目ですよ。
なんとかなるさー意識で生きている人は多いのです。
私は完璧主義が原因でうつ病になったようなもんなので、完全に消し去ったわけじゃないですがめっっちゃくちゃ生きやすくなりました。
他人に対しても寛容的になりましたし、「まぁこんなもんでいっか」と思うようになってから精神的にも楽に。
ではどうやって、完璧主義を破壊していったか?
やったことは単純。完璧主義がダメな理由を徹底的に考えたからですw
完璧主義がダメな理由
完璧というものがまず存在しえない、見る人によって「完璧」は変わる
例えば株式投資の経験がほとんどない私ほっしーが、完璧な投資計画を作ったとしましょう。
しかしそんなものは、当時の専門家から見ればゴミですよね(笑)
でも、投資初心者なら「これは完璧だ!」と言ってくれるかもしれません。
つまり、見る人によって「完璧」は大きく変わってきます。
あなたがどれだけスキルをもっていようと上には上がいるわけで、完璧に見えて完璧じゃない。
また、あなたがどれだけ手を抜いても完璧に見えるものもある。
何かを成すと、それを評価するのは他人です。
だったらば、完璧そのものにもはや意味なんてないんですよ。成立しないじゃんw
いま「完璧」でも、数年後は50%ぐらいかもしれない
完璧主義者って、「完璧」を目指す割に、未来を見通す力全くないですよね。
だって、私たちは常に成長、変化してるんですよ。
例えばあなたがピアニストだとしましょう。
今日あなたはホールで、「完璧」な演奏を披露しました。スタンディングオベーション!
1年後、ふとした出来事からその時の演奏のビデオを見ることに。
つまり、あなたにとっての完璧は現在のあなたの実力に比例してるんですよ。
実力がつけばつくほど、完璧のラインは上がっていく。
永遠に完璧の地に足を踏み入れることはないのです。
大げさに言えば、毎秒完璧ラインが上がっていく感じ。
現時点の完璧なんて、未来のあなたから見ればしょっぼいもんです。
完璧にこだわりすぎると、成長の時間の無駄だってことがわかりますね。
当然質は大事ですが、80%ぐらいの質で100%の量をこなしていきましょう。
完璧主義者は他人と自分を比較して消耗する
完璧主義のくせに、「他人」という不確定な要素と比べるの謎ですよw
ありがちなのは、他人より自分が仕事ができないと悩むこと。
「仕事」に関して「一時的に数値で」負けている
事実はこれだけです。なのに完璧主義者は
という思考になります。
他人と比較することをやめようとしてもなかなかやめられないので
まず比較する相手が本当に比較できるのかどうか?について深く追求してみると面白いですよ。
比較ってのは、前提条件が整ってないとダメなわけです。
- あなたは比べる相手のごくごく一部分しか知らない
- 相手が仕事で結果がでてるのは「たまたま」かもしれない
- もしかしたらワイロとか使ってるかもよ?
あくまでも推測で可能性は低いでしょうけど(笑) でも確実にないとは言えませんよね。
なぜ私たちは、比較するときに自分と全く同じ前提で相手を見るんでしょうか?
生きてきた環境も、勉強量も、人との関わり方も価値観も。
何もかも違う人なんですよ。
もはや同じ人間ではないかもしれないというぐらいにw
だから、比較するのは無駄なんですよ。
というか、比較対象として成立しない。
クローン人間で自分A、自分Bみたいなやつがでてきたら、比較しても良いかもしれませんがね?(笑)
少しでも調子が悪いと、全くやる気が起こらない
少しでもパフォーマンスが出ないと判断したら、もはや手を付けないんですよ。
やるときは完璧にやる決心だからね。
これ、ほんとやる気を奪われるんですよねぇ…。
やる気でないなりにやってたらやる気出たって誰だって経験あると思うんです。
そのチャンスすらまざまざと捨ててるわけですからね。
こんな感じで気軽に始めたほうが結果的には「完璧に」近づきます。しかも早く。
それから私は、完了主義も厳しい世界だなと思ってるんですよ。
完璧にしなくてもいいけど、完了はしないといけないわけでしょ?それ、厳しくないですかねw
完璧主義より完了主義って言葉聞いたことあると思いますけど、私はもっとレベル下げてもいいと思ってます。
なんなら、未完了主義でw
未完了でもいいからやってみよって手を付けてたらいずれ完了するわけだし。
— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年7月27日
完璧主義はつまらない人間になる
完璧主義者は挑戦を恐れます。
私も完璧主義がひどかった時代は、成長よりも安心安全を意識してました。
そんな人は残念ながら全く記憶に残りません。
あなたという人間がまるでわからないし、壁を作られているような気がして自然と距離を取られますよ。
いわゆる八方美人的な人間になってしまうのです。
最悪です…。
SNSでなかなかフォロワーさんが増えません…。
と悩んでいる人も、だいたい八方美人が多いですね。
例えば、うつ病は筋トレで治るとかアホなこと言ってる人も、自分の中の正義がそれなら言っていいんですよ。
私は私で、うつ病は筋トレで治るとか、脳まで筋肉で固まっちまったかって書くでしょうけど、それはお互いの自由です。
う、うつ病には筋トレが効くような気が…する…んですよねぇ。こ、個人差はあると思うけど?
これじゃ、誰に訴えかけたいのかわかりません。
人間関係が破綻しやすい
完璧主義は無意識に自分以外の他人にも求めます。
もう、価値観ですからねこれは。完璧主義が価値観。生きる価値観。
そんなつもりなくても、相手に押し付けてる可能性高いんですよ。
常に完璧を目指すので、まあ疲れます。
自分に不寛容なのは当たり前ですが、他人に対しても不寛容になります。
残念ながら、正しいことを指摘したところで、感情的になる人ばっかです。
時間の無駄なので、寛容的な心を持ったほうが穏やかに暮らせますw
こうして考えると、不寛容と完璧主義はセットな気がしますね。
不寛容社会はある種、完璧主義社会なのかも?
そりゃ、うつ病も増えるわ。
完璧主義をやめないと、ブラック企業が減らない
- そんな環境でも、耐えなければいけない
- これが社会人だ!
でも、こんな従業員たくさんいるんですよ。完璧主義者な日本人。
勤勉とはよく言ったもので、身の危険を感じていても、自分は弱いだけだなんて言い出す。ほんと危ない。
仕事でお客さんを満足させないといけないという思考に囚われるから、疲れ果てるまで無理して働く。
その完璧さは、まさかまさかの完璧なブラック企業を生んでいるというね。
といって1〜2ヶ月で辞めてしまう若者のほうがよっぽど健全ですよw
社会のためになってる。
至極単純な話で、ブラック企業が存在できるのはそこで働く従業員がいるからなんですよね。
どんな手を使ってでも、金だけ稼ごうと思うなら
- 徹底的にお前はダメ人間だから安い賃金で社会に貢献しろ!
- 人生は仕事が全てだ! 仕事にうちこめぇ!
- お客様第一だ! てめぇの生活なんだ二の次?三の次?…あまえんな!百の次だ!
- 残業代? てめーが仕事できねーのが悪いんだろうが!
…わかりましたね。
社訓を大声で読ませるような会社は、意識してようが無意識だろうが、これが目的ですよ。
完璧ってそもそも定量化できないものだよね
と聞かれて、答えられる完璧主義者は少ないでしょう。
完璧にやらなきゃ!なんて考えておいて、実はどれぐらいやらないといけないか把握してないことが多いんですよ。
そしてそもそも定量化できないことを完璧にやろうとしていたりします。
数字で示せなくても、どこまでやったら完璧か思いつくままに書いてみてください。
と、自分の無能さに嫌気がさしてしまうでしょう。
完璧主義者だからね。自分の無能さを許せないんだよね。
完璧主義!! なんていっておきながら、無謀な計画を立てるなんて、いったいどこが完璧なんでしょうか?
なんだか、考えれば考えるほど、完璧主義って完璧から遠ざかってますよねww
私も書いていて虚しくなってきましたよ…昔の自分はなんだったんだ…w
世の中の人間の大半は「適当」
あなたが完璧にこなしてみせたって、評価する側は完璧に見てくれません。
例えば私は、この記事を3時間…いや、4時間ぐらいはかけて書き上げることでしょう。
文章だけじゃなく、画像を追加したり、全体のバランスを整えたり…。
意外と忙しくやってます。
ただ、この記事を見てくださる人はおそらくザーッと流していきます。
どれだけ時間を書けて完璧なものを作ったところで、一言一句読まれるわけじゃないんですよ。
それは私自身の実力が不足していることもありますが、ネットの記事を一言一句読む人のほうが珍しいですw
サーッと読んでいく中で
という項目があったら読んでもらえる。って感じ。
これはブログに限った話じゃないですよ。
仕事にしても、人間関係にしても、人生にしても。
だいたいテキトーなやつが多いんだから、完璧にこなしたらむしろ窮屈に感じられます。
100の実力を示しても、せいぜい50か60ぐらいしか相手には見えません。
80か90ぐらいで
と、自分を褒めてやることも大事。
人から褒められることも人生の喜びですが、自分で褒められるようになると不遇の時期も乗り越えられますよ〜!w
完璧主義は、創造性が失われる
今や労働において、頭を使わない「作業」の部分は、ロボットやITが代行する時代になりました。
これから先、その流れはますます進んで、私たち人間は「創造的な仕事」が問われるわけです。
で、完璧主義は創造性がありません。
あらゆる可能性、リスクを考慮しすぎて頭がカチコチになるんですよ。
風呂とかトイレでゆーったりしてるときにアイデアって浮かんできますからね。
創造性を発揮するには、頭がリラックスしてなきゃダメなわけ。
完璧主義とリラックスなんてトレードオフですよ。
両立するなんて絶対にあり得ないと言っても過言ではない。
ほんっっと休めないんだって! 完璧主義は!w
完璧主義は本当は怖いだけ。自分に自信がない。
「完璧主義」と呼ばれる人たちも、そのことは薄々わかっているはずです。
どこかで手抜き、妥協を迫られていると。
ではどうしてそれができないのかというと、実は「怖いから」なのです。
完璧を追求し、そのために妥協せずどこまでも頑張ったという事実を、自分の中で保っていないと、不安なのです。
結局、完璧にできたと思えないことが怖いだけなんですよね。
結果が出なくても、完璧を期したと思えれば「頑張った」って言えるじゃないですか。
世の中は結果が全てだとわかっているはずなのに。
つまりは自分に自信がないからこういうことになっちゃうんですよね。
違いますよ!逆だよ逆!
何かを成したから自信がつくのではありません。
完璧主義者はどうせ、何かをなしたってもっとすごいものがあるとかいってまた萎えちゃうんですから一生自信なんてつきませんよ!w
ありのままの自分で自信を持つこと。
これがポイントになります。
うつ病を治すのにだって、「自信」が大きなカギになってるんですから本当に大事なことなんですよ。
≫短所ばかり見ているとうつが悪化したので、長所を見ることにした
心も体も休まらない
完璧主義者と効率厨って近いところがあって、例えば社会人なら
今日は仕事休みだな…うん、今のうちに勉強をして同期に差をつけよう。休んでなんかられない!
休みの日も自分を追い込み続けます。
まあ、よく考えたら休めるときに休んだほうがパフォーマンスは上がるんですけどね。
完璧主義者が完璧から程遠いってのは休み方を見るとよく分かる。
彼らは休むべきときも自分をいじめ抜きます。効率悪くなることをわかってても、休んじゃいけない気がしてるんですよ。
仕事することだって、金を稼ぐことだって、遊ぶことだって…。
心と体が健康じゃないとできないんですけどねぇ。
うつ病になってしまったら一時的に終わっちゃうのに。
それにしても人生の成功って、メンタルヘルスが全てだわ。
どれだけ金稼ごうと
どれだけ仕事できようと
どれだけ人に好かれようとうつ病になったら「一時的に」すべてが終わる。
— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年7月7日
さいごに:完璧主義を辞めないと私みたいにうつ病になるよ
完璧主義ってだけでうつ病予備軍じゃね?と私は思います。
うつ病になりやすい性格の記事ににも書きましたが、とにかく完璧主義は危険すぎる。
ほとんど何も達成できずに、身体だけボロボロになって終わります。
ただ、完璧主義を治そう治そうと思うだけじゃなかなか難しくて私も辞められませんでした。
だったらもう逆に? 徹底的に。それこそ完璧にw 完璧主義がダメな点を洗い出してみたんです。ここに書いてあるように。
うわぁ…よく考えたらひでーな…これは改めないと…
と、完璧主義を客観的に捉えて深く追求してみるとはじめてその危険性に気づきました。
完璧主義者は実は、なんとなく完璧主義なんですよ。
私もそうであったように、それが当たり前の考え方になっているから危険だとなんとなく理解していても、本当の危機感は持てていないのです。
うつ病を治療している人も、完璧主義が治せない人は何度も再発してます。
投薬治療が基本ですが、同じぐらい完璧主義を叩き潰すことも大事。
うつ病予備軍を減らすため、現在治療中の人のヒントになるためにも、完璧主義がどれだけダメかってのを思いついたらまたここに書き記していきます。