DREAMS COME TRUE(以下ドリカム)の名曲「決戦は金曜日」がパクりであることを、ベースの中村さんが告白しました。
ま、世の中すべてのものが何かしらのパクリだとはいえますが…。
決戦は金曜日はパクりだったのか?
中村正人さんがパクりであることを認める
私はあなたの作った音楽をさんざんパクって日本で今売れちゃってます
引用:音楽ナタリー
自らパクりであることを告白するには相当な勇気が必要だったと思います。
オマージュをしているという変に避けるような言い方をする方もいますが、パクりであると堂々と言っていますね。
しかもこれ、インタビューなんですよ。
パクられた相手
Earth,Wind&Fire(以下EWF)というグループです。
私もグループ名は知りませんでした。
20代で知ってる人は少ないんじゃないかな…。
EWFは、J-POPにも多大なる影響を与えた、伝説的なファンクミュージックバンドだそうです。
2月3日にモーリス・ホワイトさんがお亡くなりになったニュースで知った方もいるかもしれません。
そして、決戦は金曜日がパクったとされている曲がこちらです。
本人に打ち明けた
ドリカムのベース中村さんは、人気が出てモーリス・ホワイトさんと共演するきっかけがあったときにパクりであることを本人に伝えたそうです。
それでいいんだ。
私もジョン・コルトレーンやFunkadelicやKool&the Gangからいろいろ盗んでる。
そこにオリジナリティを足して次の世代に受け渡すのがお前たちの仕事だ。
引用:音楽ナタリー
そのときのモーリス・ホワイトさんの言葉がこちら。
素晴らしいですね。
パクりについては、悪いとは思わない
言葉としてイメージが悪いけど
私はパクり賛成派です。
もちろん、丸々パクってしまってはなんの意味もありませんが、パクった上で独自のエッセンスを加えて話を展開していくという感じでしょうか。
そもそも、人は何かしらの考えに影響を受けているので全くのオリジナリティなどこの世に存在しないでしょ。
パクりと自分
この2つを組み合わせたものがオリジナルというものであるという理解をしています。
自分の考えを展開するときに
- こういった考えがある
- それに対してこのような考え方がある
- 私はこうである
という流れがいいと思います。
そこに自分の経験などを挟めればより説得力は増しますね。
まとめ
ドリカムの決戦は金曜日。本人がパクったよ。と告白するのには驚きましたねw
パクられた方も、そうやって受け継がれていくものだと語っているあたり、さすが両者とも大物。
私が好きなB’zも、パクっている曲が多いことで有名です。
ちなみにB’zもいいですが、ボーカルのソロ活動も名曲揃いなのでぜひw
≫ファン歴7年の私が選ぶ!稲葉浩志ソロの名曲ランキングTOP50!
パクりについてはただそれだけで批判する方もいますが、パクろうがパクられようが支持されるものは支持されるのです。
そして不思議な事に、パクろうがそれが大衆に支持されれば正しいものとなります。
例えば、Microsoft製品はMacのパクりであることはよく知られていますが、その後、Microsoftのほうが大衆に受け入れられました(ブランド力で高価格戦略をとったのはMacのほうですが)
使い人はそのものがパクりであろうがなんだろうが知ったことではありませんものね。
良い物は良い!
「決戦は金曜日」を20年位前に聞いた時に、EWFの雰囲気だと思った記憶があります。でも、私たち素人が聞き比べて、とてもパクりとは思えません。中村正人のような才能のある人にとってはそういう感覚なんでしょうか?曲のいろんな要素を取り入れたので、敢えて言ったのでしょう。EWFのあの作品からのインスピレーションで「決戦は金曜日」を生み出したことが、すごいことだと思いました。