どうも、うつ病経験者のほっしーです。
以下のような質問をいただきました。
こういう質問もらうたびに「うつってほんとうに理解されてないんだな」と思う。
恋人がどうこうして治るなら、そんな簡単な話はないよね。
アルツハイマーが愛の力で治ったとか聞いたことないし。 https://t.co/eWaRQnFNBQ
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
あ、一応フォローしておきますが…
彼女として患者(彼氏)のことを理解してあげたいと思う気持ちはありがたい話ですよ。
「え?病気なの?めんどくさいなぁ…別れたいなぁ…」
と思ってないだけラッキーだと彼も思ってるはずです。
ちょっと責めた感じになったので念のためw https://t.co/BdRYGidjdE
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
家族や恋人ができることは、ほとんどない。でも大事なことがある。
「彼や彼女がうつ病になった…」と質問をくれる人は自分がなんとかしてあげたいと思ってる。
でも、経験から言うと家族や恋人は「支え」にはなるけど「うつ治療」はできない。
家族や恋人が直接患者に何かできることはないけど、理解が得られなければ崩壊する。
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
できることはほとんどない…これは間違いないです。
でも、家族や恋人が支えなんです。基礎なんです。
家族や恋人の理解なしでうつから復活する人は、めちゃくちゃ強い人だと思いますよ。
普通だったら、支えがなきゃ、土台がなきゃ、心はぐらっぐらなんですから。
家族や恋人の理解が得られなくて、1人でうつと戦っている人は「かなり強い」と思う。
周囲の理解によって「治る」ことはないけど、「土台」になることは間違いない。
土台がしっかりしていないと、立派な家が建っても地震がきたら家が崩れちゃうからね。
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
答えは単純。実行は難しい
家族や恋人がうつ患者を支えるコツは実は単純。
「今まで通り、接すること」に尽きる。
うつ状態にあるときは、インフルにでもかかったと思えばいい。
うつ患者は病人でありながら、病人扱いされることを嫌う。
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
思うに、彼、彼女のうつをなんとかしてあげようと思ってる人ほど空回りして失敗する。
うちの彼女みたいに「あ、うつなん?じゃ元気になったら連絡してー✋」ぐらいの距離感がちょうど良い(笑)
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
つまり、そんなに気負いする必要はないということです。
患者が求めていることは、理解と受容なんですよ。
うつだけど、家に居てゆっくりしてていい。ここが自分の居場所なんだ。
そう思わせることが、周囲の人の役割です。
それ以外にできることはありません。
だけど、これがとっても大事なことなんですよ。
アリとナシじゃ治療効果に大きな差が出るよ。
ただ、理解と受容をの実行は難しいと思います。
たとえば、非定型うつタイプの患者だったりすると甘えにしか見えなかったりするんですよ。
気分反応性といって、好きなことは楽しめるけど、嫌なことになると途端にうつ状態になったりします。
理解と受容さえできていれば、周囲の人間としては100点満点。
だけど、患者が100点をつけてくれるかはまた別の話です。
「想像以上に忍耐が必要」これは母の言葉です。
すぐに治ると思わずに、長期戦になることは覚悟した方がいいでしょうねぇ…。
・うつ病が○ヶ月で治るとか嘘だから、まじで、嘘だからな
については、ちゃんとデータがあります。
“最初の治療で寛解する患者は全体の3分の1に過ぎず、約半数は治療に反応しない。”
👇https://t.co/6UjGB5987x pic.twitter.com/NKarsCFiqc
— ほっしー@メンタルハッカー (@hossy_fe_ap) 2018年3月6日
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よくあるんだよね。こういう質問。まぁ…悩むだろうなぁ…。