「受容・共感・傾聴」をモットーに患者の声を最優先する精神科医の話

どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

10月15日の昼間になかなか強烈なドキュメンタリーが放送されていました。

 

 

患者が仕事に苦しむリアルな情景が撮影されていた

軽症だと診断されていながらも、なかなか職場復帰できない同じぐらいの若者が苦悩を語っていました。

わーこれ、自分と一緒だと思いながらちょっと胸が苦しくなりました。

もっと客観的に見れるかなと思ってたんですが、あまりに状況が似ている患者がいると、つい自己投影してしまいますね。

私も下記記事に仕事に謀殺されたあげく、仕事にいけなくなったことを記しています。

参考記事:こうしてぼくは双極性障害となり、働けなくなった。

これもよく分かる…。

ここで踏ん張らないと、自分がやらないとって追い込まれちゃうんですよね。

誰もそこまで期待していないし、仮に期待していて失敗したとしても助けてほしいと言えば案外誰でも助けてくれるんですが…。

このクリニックに通う患者も、仕事に忙殺されていた当時の私も、そのことには気づいていませんでした。

 

諦めるという精神

将来的な見通しについて考えると暗くなってしまうのは、精神疾患者共通と言っていいでしょう。

ま〜誰もが見通しを立てられない時代だとは思いますが、プラスして健康に生きていけるかという問題が発生するので…(笑)

出演した患者が言っていた「為せば成る精神」これは、ある種の諦めのような雰囲気を醸し出していました。

 

具体的な診察時間はわからないけど、採算度外視してそう

診察室の雰囲気から、15分以上は患者と話しているんだろうなぁと推察しました。

私の診察が超機械的で2分程度で終わることを考えれば、羨ましい限り。

 

なぜ私がこの精神科医が採算度外視して診察をしていると感じたかというと、精神科医の診療報酬に大きな問題があるからです。

精神科の診療は丁寧に行えば行うほど赤字経営になる。

わたしが病院に勤めていたころは、経営側から1時間に10人くらい診てくれと言われた。

(精神科の診療報酬は、診療時間が5分以上と、30分以上の2検査による診療報酬がないから、精神科の経営を安定させるためには、30分で1人診るよりは、5人診なければならなくなる)

(中略)
てっとり早く言ってしまうなら、精神科医を相手に保険診療でじっくり話を聞いてもらうなんてことは無理なのである。

引用:その島のひとたちは、人の話を聞かない

診察時間を短くして機械的にさばいていかないと儲からねぇ!って話ですね。

彼らにも彼らの事情はあるでしょうけど、精神科に通いに来る人はどういう人であるのかを考えると…ねぇ?(笑)

 

受容・共感・傾聴をモットーに

精神科医
心の病は少しずつでも回復できる。悩みを受け入れてあげて共感してあげてそれをしっかり聴く。受容、共感、傾聴を大切に診療を行っています。

なるほど確かに。

自分のことをわかろうと、理解しようとしてくれる人がひとりでもいると思えれば、ずいぶんと違うものです。

私の聞いた話では、精神科に通っているほとんどの人が「受容・共感・傾聴」とは程遠い位置にいます。

採算が取れないという問題があるんでしょうけど、こういう精神科医がもっと増えればいいなぁ。