うつ病寛解の基準は、医師の主観。

どうも、ほっしーです。

あなたは寛解についてどんな考えを持ってますか?

寛解=完全に治ったと勘違いしてる人も多いんですよねぇ…。

 

「病院の言葉」を分かりやすくする提案というサイトから寛解の意味について引用してみましょう。

「症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態です。このまま治る可能性もあります。場合によっては再発するかもしれません」

病気が完全に治った状態だと誤解されやすい。

一時的に症状が軽くなったり消えたりしているのであって,治ったわけではないことを,伝える必要がある。

どうでしょうか。少しイメージ変わったでしょうか。

寛解は一時的に症状が出てないだけで、治ったわけじゃない。

一時的にというところがポイント。

女性
それでも一時的には治ってるんだから安定してるんじゃないの?

うーん、どうだろ? 個人的にはそうは思わないんですよねぇ。

なにしろ、寛解判定をもらっている私が、そんなに安定しているとは思えないからです。

 

 

精神疾患における寛解は、悪く言えば医師のカン

 

現時点では、精神疾患の原因はこれだ! といえるようなものは出てきていません。

イコール、薬も手探りの状態。 そして、寛解の判定基準も医師のカンということになります。

カンというと適当感でますが、一応相手もプロですからそれなりにしっかりはしてると思いますがねw

 

精神科医
血液検査したら○○の数値が○○なので、寛解ですね〜!  

こういう数値で示すものがあれば違うんですけどねぇ。

なぜ寛解なのですか? と聞いても、口に出してカンとは言わないでしょうけど回りくどい説明をされてうまく丸め込まれてしまう。

一言でまとめれば「カン」なのですよ。長年のカン。

 

寛解は安定した状態といえるのか? 経験的には言えない

寛解が一時的に症状の出ていない状態という定義を共有したところで、医者と患者との間では認識は微妙に違ってきます。

医学は対処療法なので、一時的に症状の出ない寛解は一定のゴールとも言えるかもしれません。

が! 患者にとっては、いつまたうつに落ちるかわからないという恐怖と、寛解した割にはそんな変わってねーぞという不安がでかくなります。

寛解状態になっても、薬を完全にやめるのはまだまだ先。

維持療法と言って、とりあえず今の薬を半年から1年飲んどけよと精神科医には言われています。

ほっしー

寛解したんだから手放したいなぁ…。

とはいっても私は一度、断薬によってとんでもなく痛い目にあったので、勝手に手放すことはしませんがw

 

自論:精神疾患に寛解はあっても完治はない

精神科医
うつ病は完治します!

とかいう精神科医の本も読んだことありますが、一体何を根拠に仰ってるのか…。

あくまで「現時点では」ですが、どうやって寛解にしても完治にしても判定をするのか謎すぎます。

 

科学的根拠を示さないと信頼できない! とまでは言いませんが、今のままではあまりに証拠が乏しすぎる。

どれだけの凄腕医師だとしても、長年のカンだけで言われてもそれを信用しろというのは無茶な話です。

 

維持療法も終わって、薬を完全に手放したとしても、客観的診断方法がない限りは完治とは言えないんじゃないかと。

○○の数値が正常になったので、うつ病ではありませんね。と言われるまでは、信用できないじゃないですか。

多分大丈夫です。としか言えない世界なんですよ。

 

うつ病寛解の基準が医師の主観だからといって、絶望する必要はない


私は寛解するまでに3〜4年ぐらいかかってますし、寛解しても完全回復した実感は全くありません。

いまでもサラリーマンとして働こうものなら、1週間も経たずにうつが再燃するに3万賭けてもいいっすよw

 

回復が遅れた&完全回復の実感のないまま社会復帰を余儀なくされたので、ある意味生き方を深く考えるきっかけになりました。

私もそうですが、人間関係が原因で精神的に追い込まれた人は、組織で働くよりフリーのほうが向いているようなぁとつくづく思います。

精神疾患の私がサラリーマンよりもフリーランスのほうが絶対に!良いと思う理由

 

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

詳細プロフィールはこちら

YouTubeチャンネル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です