うつ病、双極性障害(躁うつ病)の薬である抗うつ剤の80%はプラセボ効果

どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@hossy_FE_AP)です。

私は双極性障害の治療にレクサプロという薬を飲んでいます。

双極性障害2型の薬でレクサプロ(SSRI)10mgを1錠だけ処方するってどうなの?

2016.05.06

 

しかしどうにも抗うつ剤には懐疑的でして……数値で表せない以上、効いてるのかわからないじゃないですか。

 

で、面白い本を読みました。

私が抗うつ剤ってプラセボじゃね?と思っていたことがどうやらあたっていたようです。

以下、この本からの引用です。(引用文の強調は私が行ってます。)

 

 

抗うつ剤はプラセボ効果

コネティカット大学のアービン・キルシュ臨床研究員は、最近驚くべき調査結果を公表した。

キルシュは、FDA(食品医薬品局)が保管する抗うつ薬の臨床試験データの公開請求をし、その精査を行った。

十三年間にわたる臨床試験データを調べた結果、五六%の研究で、代表的な六種類の抗うつ薬について、服用した場合の改善率が、プラセボ(偽薬)を服用していた場合の改善率と差がないことがわかったというのである。

こうしたデータは、これまで公表されてこなかった。

もちろん、残りの四四%の研究で、有意な差を認めたから、抗うつ薬はFDAから認可を受けているわけであるが、抗うつ薬の有効性自体は揺るがないとしても、その程度や評価は、信じられているほど明白なものではないということである。

「差」がなかったということは、抗うつ薬が「効かない」というよりも、「偽薬」で効果があったケースが多かったということでもある。

ことに軽症のケースでは、「偽薬」がよく効いたのである。

キルシュはデータを解析した結果、改善効果の八〇%は、プラセボ効果による心理的効果であると結論づけている。

うつの症状を五十点満点で評価したとき、抗うつ薬による改善効果は、およそ十点であったが、薬理的な効果による部分は、そのうちの、わずか二点だというのである。

私の危惧していたとおり、抗うつ剤のほとんどはプラセボ効果だったようです。

56%がプラセボ効果で、44%がまぁ抗うつ剤が効いた……と。

これ結構衝撃。だって、半分以上の人はプラセボ効果で治ってますよってことですもんね(笑)

 

症状の重いケースではプラセボよりも効果がある

ただし、症状の重いケースでは、抗うつ薬はプラセボよりも効果を発揮した。

十分に改善したとはいえないとしても、統計的に有意な改善効果が認められたのである。

キルシュの報告の受け止め方はさまざまだろうが、われわれが当然のこととみなしていることを、もう一度考え直すきっかけにはなるだろう。

少なくとも、薬物療法は、多くの人が期待しているほど、簡単に効果が得られるものではないのである。最大限の効果を引き出すためには、薬剤の選択や用量について試行錯誤が必要であるし、そこには限界もあるのだ。

根気よく治療を続けて寛解に至るためにも、抗うつ薬を飲めば、それですぐによくなるというものではないことを頭に入れておく必要がある。

また、ことに軽症例では、プラセボでも抗うつ薬に匹敵する改善効果が得られるということは、心理的なファクターの重要性を間接的に示しており、うつ病の治療に関しては、心理社会的なケアが重要だと言えるだろう。

もちろん抗うつ剤に限った話ではありませんが、どんな薬にもプラセボ効果というものはあります。

頭痛がひどい時にバファリンを飲んだら一瞬で治ったようなきがするのもプラセボ効果です。

 

必ずしもプラセボ効果は悪いとはいえません。むしろ良いと言っても良い。

 

ただ、抗うつ剤を信頼して使っている精神疾患者の我々からしてみたらこのデータはショックですよねw

 

ほっしー
え?効かないの?

 

と、思っちゃうじゃないですか。

 

そもそも抗うつ剤の動物実験ってどうやるのって話

抗うつ効果があるかどうかを調べるためには、うつ状態の動物を作る必要がある。どのようにして、「うつ」の動物を作るのだろうか。その方法は、ある意味では、どういう状況で、人がうつになるのかを示している。

ぬるま湯を溜めた円筒形の水槽にネズミを入れると、ネズミは壁面を這い上がって逃れようとするが、表面がつるつるしているので、スリップして水の中に落ち込んでしまう。

その状態で一〇分ほど格闘すると、ネズミは精根尽き果て、逃れることを諦め、体が沈むことにも無抵抗になる。

再び、翌日同じことをすると、今度は、二分ももたずに、もがくのを止めて、無反応になってしまう。

これが、「うつ」だと考えられている。このネズミに予め抗うつ薬を投与しておくと、翌日も、諦めずに力が尽き果てるまで、抵抗し続ける。

えぇーっと……(笑)それは明らかに原因があるストレスですよねw

うつになる人のほとんどが様々な要因が絡み合っていて原因不明なのに、これじゃあうつとは言えないんじゃないでしょうか。

そもそもうつが数値で測れない以上、このあたりの実験に信ぴょう性がないのも仕方ないのかもしれませんがw

ネズミの場合は、一日か二日休ませれば、元の元気な状態を回復するが、人間の場合、そこまで追い詰められると、復活するのに、もっともっと長い時間がかかってしまう。

これ、変だと思いませんか。

要するに、人間も長い期間ほったらかしにしてたら治るってことでしょうか。

ネズミと違って全くストレスを受けない環境下に人間を置くことは不可能でしょうから、無理な話ではありますが。

 

いずれにしても、ネズミで実験、そしてその実験方法には無理がありそう。

 

80%がプラセボ効果の抗うつ剤との向き合い方

プラセボだから意味が無いと思うのではなく、薬に依存し過ぎない考え方に切り替えるほうが大事かと思います。

薬に依存しすぎているから抗うつ剤が効かないことに対してストレスが溜まるのです。

いくらプラセボ効果だと言われても、薬が効く!と思い込むことは大事です。

少し根性論的ですが、現時点で80%がプラセボ効果だって言われたんじゃあ仕方ありませんw

薬に依存し過ぎないように、自らも良くなる努力をしてみましょう。できる範囲で。

 

私が双極性障害を寛解するために薬物療法以外でやってきたことを書いているのでこちらも参考にしてみてください。

双極性障害2型、寛解するまでの期間と寛解するために行ってきたことまとめ

2016.05.27