「うつ病に見えないよ〜」は善意のナイフで傷つけているようなものだ

ナイフ

「うつ病に見えないよ」という言葉は、「病気の判定を受けているんだろうけど、あなたは大丈夫だよ!勇気出して!」という善意の現れだと思います。

ただ、同時に「ほんとに病気なの〜?甘えじゃない〜?」というふうに捉えることも可能なんですよね。

うつ病歴が浅い人ほど後者のように捉える可能性が高い。

これはいわゆる認知の歪みってやつなんですが…まぁ、どっちも悪くないですよ。責められない。

善意のナイフは無意識に起こるからタチが悪い。

傷つけてやろう!と思って「うつ病は甘えだろw」と言ってるほうが、まだ悪意があるのでわかりやすいです。

ほっしー
相手を気遣って使った言葉が相手を傷つけるのは、もうどうしようもなくみんなが不幸だ。

しかし健常者に善意をやめさせようとするのは、あまりに途方も無い話です。

やるなら私たち障害者が、善意のナイフをさらりとかわすしかないでしょう。

ほっしー
大変なことだけど、社会復帰には必要なスキルとも言えるよね。

頑張っているかどうかに、病気は関係ない

女性
うつ病なのにすごい!がんばってる!えらい!

私はバカなので、こういうことを言われると超舞い上がるんですが(笑)

でも、私も「ななしのういさん」と同じで、うつ病だから頑張るというよりは、やりたいからやってるって感じです。

うつ病になったから、できないことがたくさんできてしまった。というきっかけがあることは事実です。

が!実際にスタートしてから走り続けるモチベーションに「うつ病だから」はなり得ません。

 

もちろん、うつ病だから頑張るがモチベーションになる人はそれでオッケー。

「うつ病だから」も「うつ病関係ねぇ」も、どっちでもいいんすよw

自分にとってモチベーションになるほうを選べばいいです。

 

健常者と障害者の溝

しかしまぁ、我々の業界はこういう話題に事欠きませんね(笑)

健常者VS障害者という対立構造を煽るのは好きではありませんが、やはり溝は深いなと感じます。

でもこれも仕方ないんですよ。

 

日本人と外国人は、常識や考え方が違いますよね?文化が違うもの。

健常者と障害者はこれに近いものがあると思っていて、単に交流が足りないから理解できないんですよ。

ほっしー
お互いにを恐れてるとこあるからねw

 

弱者はときとして「弱者であること」が強力な武器になってしまうので、こちらから歩み寄るしかないと思います。

最初はちょっと我慢が必要な場面も多いですけど、打ち解けあえればやっぱり楽しいもんですよ。

 

ナイフ

心理学やメンタルハック(心の分析、改善)が大好き。

新卒でIT企業に就職 → 半年でうつ病 → フリーランス。

ブログを仕事にして(最高45万PV)お金を稼ぎつつ、本を読み漁ってます。

#うつマッピングの著者です。

詳細プロフィールはこちら

YouTubeチャンネル

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です