禅脳思考という本を読みました。
著者は辻秀一さんでスポーツドクターをされている方です。
最近私は、ポジティブ思考に取り組んでいるけど、なかなかうまいこと結果が出ない…なんとなく無理が生じている気がするなぁ。
と思っていて、禅的な思考。つまり、ありのままを受け入れることで機嫌の良い状態を作り、自然とパフォーマンスを向上させるということに興味を持っています。
そういった経緯からこの本を購入しました。
認知脳
脳は常に意味付けをしてます。これを本の中では認知脳と読んでいました。
それにしても、病院っていつ来てもおぞましい空間だ。
負のエネルギーがすごい。
正のエネルギー(事務局員)と負のエネルギー(患者)の差が気持ち悪い……
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
例えばこれ。
「病院の中に事務局員と患者がいる」という事実
「正のエネルギー(事務局員)と負のエネルギー(患者)」が出ているという想像
「=病院はおぞましい空間」これは上記2つを勝手にくっつけて意味付けしているという行為ですよね。
本来であれば、待合室には事務局員と患者がいる。という事実だけです。
おはようございます。今日は激しい雨。打ち付ける雨の音を聞くと、落ち着く気持ちと、うつっぽくなる気持ちが入り交じります。
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
これもそうですね。
「雨がふっている」という事実に「雨はなんとなくうつっぽくなる」という事実をくっつけているだけです。
ジメジメするからとか、雨の日に嫌なことがあったとか、そういったところからひもづけされているんでしょう。
ポジティブ思考の罠
ネガティブ思考はいけない!
という自己否定が自分を追い込んでしまうそうです。
これは私もありますね。どうしても否定的にしか捉えられない現状を無理やりポジティブに捉えようとするのは、ちょっと無理がある。
気持ち悪いと思いながらポジティブ思考をしてみても、深層の部分ではネガティブにとらえて矛盾が生じてしまいます。
人間はもともとネガティブ思考です。それは狩猟時代に遡りますが、当時は、獲物を狩って家で食べるという生活をしていました。
当然ながら、自分たちも「獲物」になる可能性がありましたから、常に周囲を警戒する必要があったんですね。
なので、ネガティブ思考は理にかなっていたんですよ。我々が基本的にネガティブ思考なのは、その名残だと言われています。
あるがままを受け入れよ
禅的な思考は、あるがままを受け入れるということ。認知脳に気がつくことが大切です。
ただ意識するだけでいいというのが楽なポイントですね。
今自分がこういうふうに感じている!と思考するだけでいい。
自分が今どういう感情を抱いているか。それによって何が起こるかではなく、どういう「感情」が湧いているかを捉えるという考え方は、以前レビューした本にもありました。
参考記事:「楽になりたい」人生に疲れてしまったあなたへオススメの1冊
こちらの本は、人が生きる上での根本的な考え方を記した本でしたが、今回紹介している禅脳思考は、どちらかというと、仕事のパフォーマンスにつなげる実践的な本だといえます。
一生懸命を楽しもう
かつては誰もが子どもだったので、「一生懸命が実は楽しい」ことを知っています。
つまり、「一生懸命を楽しもう」と考えれば、誰もが心にフローな風邪を吹かせられるはずなのです。
引用:禅脳思考
一生懸命に取り組んだのに結果が出ないというのは認知脳の働きです。
一生懸命に取り組んでいるのにあの人に勝てないと比較するのも認知脳。
大切なのは、自分のするべきことをだれとも比較せずに楽しむということ。これが最も結果に繋がるんですよね。
例えば私のようにブログを書いていると、同じブロガーさんたちを見ています。
全く比較してないよ。といえば嘘になりますが、比較しても良いことまったくないんですよ。
人と比べるって行為は、上を見れば嫉妬し、下を見れば優越感に浸るっていう最悪な結果しか生まない。
嫉妬はエネルギーを奪う。優越感もエネルギーを奪う。停滞する。そして衰退する。
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
自分より優秀に”見える”人と比べて落ち込んだり
自分より劣っているように”見える”人と比べて優越感に浸ったりいずれも”そう見える”だけであって、実際にどちらが優秀だなんて図る手段はないし。
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
比べること自体が不可能なんですよね。そもそも。
そう「見える」だけなんです。そしてそれは自分が決めています。
比較するとしたら、昨日の自分と比較して成長を楽しみましょう。
こんな方に読んでほしい
- ポジティブ思考に疲れました。
- ポジティブ思考嫌い。
- でもネガティブ思考はやめたい。
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