こんにちは、ほっしーです。
引き寄せの法則ってご存知ですか?単純に言うと願ってりゃ叶いますよとかいうやつです。
本をいろいろとよんでみると、やり方はいろいろとあるんですが…。
あれって、認知が歪んでしまっている精神疾患者にはちょっと危険かもしれません。
引き寄せの法則
引き寄せの法則にハマりやすい人
もともとネガティブ思考が多いのではないでしょうか。
私がそうであったように、将来の漠然とした不安を解決するために何か目標を持とうとします。
ネガティブな自分を変えたいという思いで自分を救うために参考になる本を探しだし、安易なタイトルにひっかかります。
そして断言的な内容が多い自己啓発本ににのめり込んでいくことになります。
自己啓発はどんなことが書かれているか
引き寄せの法則等が書かれていることが多い自己啓発本では、深層心理に働きかけて自分を奮い立たせようと言う内容が多いです。
人間は深層心理が90%、表層の意識が10%程度と言われています。
なので人間は意志が弱い。無意識に信じているものこそが強い力を発揮します。
大きな目標を立て、毎日自分に「私は達成できる」と語りかけ深層心理に働きかけます。
自己啓発の闇
理想と現実ギャップ
ここで注意したいのは、精神疾患者である私たちにとって、深層心理は普通の人よりもネガティブな思考で埋め尽くされている可能性が高いということ。
そこに無理やりポジティブな思考を押し込もうとしても入らない。意識領域にはポジティブ、無意識領域にはネガティブというねじれた構造ができあがる。
そして理想と現実のギャップに耐え切れず、深い闇へと落ちていく。これが私の経験した流れです。
信じすぎる危険性
引き寄せの法則が全て悪いと言うつもりもありませんが、大きすぎる目標。狭すぎる視点(傾倒しすぎて客観視できていない)によって自分が追い込まれていくのではないでしょうか。
これは引き寄せの法則に限った話ではなく、読書全般に言えることだと私は考えています
客観視できなくなったその視点はとても危険だと思います。
私が引き寄せの法則を実践した話
最初は成功した
専門学校に入学し、半年後に基本情報技術者という国家資格に挑戦するという目標を立てました。
ゴールが明確だったので、小さな目標も立てやすく深層心理に働きかけることもそう難しくはありませんでした。
資格取得後は、さらに難関の資格に挑戦する目標を立てました。その後は第一志望の企業に合格…と。ここまではとてもイメージしやすいものでした。
≫基本情報技術者と応用情報技術者試験は、仕事で使えるのか?…使えないけど最低限の知識です!
次の目標設定に失敗
第一志望の企業に内定をもらってからというもの、次なる目標設定がその企業で最も信頼されるシステムエンジニアになる、将来独立する。…などなど。
資格取得時に設定した目標に比べるとあまりにわかりにくいふわっとしたものになってしまいました。
そして、日常に張り合いがなくなってしまいました。
ネガティブの侵略
そんな時少しずつネガティブな感情が意識領域にも見え始めした。そして日常作業のクオリティが低下し理想と現実のギャップはどんどん広がっていきました。
そして引き寄せの法則の効果を疑うようになってしまいました。
おそらくこの時から双極性障害になっていたと思います。
もちろん原因はこれだけではないでしょうが、大きな要因になってしまったことは否めませんね。
≫双極性障害とはどんな病気?当事者の私がすべてお答えします。
まとめ
もともと精神的に不安定だった私が、自分を変えるために半ば強引に精神支配を自分に施したというようなことです。
引き寄せの法則は内的攻略法なんじゃないかと思います。外的要因のストレスに対抗する手段がないと確実にやられちゃいます。
外部の攻撃から身を守りながら自分を信じ続けることができる人だけが引き寄せの法則を確実なものにできるのではないかと思います。
念の為に言っておくと、引き寄せの法則を否定しているわけではありません。
体調が良くなってきてからもう一度深く研究してみると、うまく心をコントロールするための方法を学びなおせたような気がしますね。
ポジティブポジティブぅ〜!!だとめっちゃキツイんですが、自分のペースで思考がコントロールできるようになるとかなり楽です。
メンタル疾患持ちの人が、自己啓発に手を出すときに迷わないために道しるべ的な記事も書いたのでぜひ。
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