どうも、双極性障害、冬季うつ病と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
おそらく数年後には、確実に私はただの老人になる。これまで築き上げたプライドも名誉も肩書もなく、誰も振り向かない人になる。
そうなる前に、少しずつ自分にとって不用なものを捨てていく準備が人生の中で重要なのだろう。再び、ひどいうつを経験しないためにも。(佐賀大学保健管理センター長 佐藤武)
引用:佐賀新聞
自分にとって不要なもの。
これはうつ病人に限らずですが、不要なものを大切に守っているひとは多いですよね。
「捨てる」という行為は、うつ病改善の大きなヒントになると思うんです。
引用した記事でも、捨てることの大切さを説いています。
捨てるべきはなにも「プライドや過去の経験」だけではなく、物理的なものもあるでしょう。
捨てきれないプライド
誰しも過去に負の遺産(思い出)を背負って、現在を生きている。
失った人、高すぎた理想、プライドなど、そう簡単に捨てることができない。しかし、それを一度捨ててしまえば、本当に楽になる。
引用:佐賀新聞
まあ、言ってることはわかりますが…。
主観的になりすぎるうつ患者に果たしてその「高すぎる理想」や「プライド」を「うつの原因」として認識できるのか疑問です。
それになんだか、同じ失敗を繰り返してしまうようにも思います。
なぜかというと、症状が一時的に改善してやる気が出たとき、無意識に高すぎる目標や、完璧主義者が戻って来ます。
うつが再発したときに、過去を見直してみたら判明しました。
薬で一時的に良くなっていただけなんでしょうな、根本的な考え方を変えていかないとやっぱダメ。
頭ではわかってるつもりですが、なかなか心まで理解できてないのか…。
それともやはり、理想の自分は高みを目指すものだというプライドが捨てきれてないのか…。
いずれにしても「捨てるべきプライド」を認識し、正しく改善することは簡単じゃない。
プライドを捨てるためには、自分の強みをしっかりと意識してそこに時間と労力を投資することがオススメ。
うつ病の改善も、自尊心をつけることからですからね。
≫短所ばかり見ているとうつが悪化したので、長所を見ることにした
本を捨てるだけでも心は軽くなる
うつ病で長年苦しんでいた方が、1年以上一度も開いたことがない本、すべてを処分して、気分が楽になり、うつ病が寛解状態(生活に支障がなく、普段の生活が送れるレベルまでの回復)に至った例は結構多い。
引用:佐賀新聞
これは私も実感しました。
以前、棚にあった本を数冊処分したら、心の中のスペースが少し増えたような。
≫え!あなたの本、そんな買取価格でいいの!?家まで取りに来てくれて、高く売れる方法があるのに!
もちろん本以外にも、片付けは有効だと思います。
ま、めっちゃうつ状態の時は動く気にもならないのでなかなか厳しいのですが(笑)
目に入る場所にあまり物がないということがきっといいことなんだろうなぁ。
私たちは、意識してなくても何か物を見たとき、識別し、判断をしているので、物が多いと疲れちゃうんですよね。
人間関係もバッサリ捨てることをオススメする
実はこれ、切る瞬間にプレッシャーがかかりますが、一番心が軽くなる。
うつの症状が軽くなって、ネットを通じてめちゃくちゃ友達を増やした過去があります。
ブロガーという立場もあるので、声をかけられることも多かったんですよ。
頼られると嬉しいので、ついついいろんなところに首を突っ込みました。
でも、もともとインドアだし、キャパシティが狭いんですよw
TwitterやFacebookをひらけば、知る必要もない他人の幸せを知り、自己嫌悪に陥る…。
せっかく治ってきたうつが、悪化し、再発するかと思いました。
うつが悪化するより、他人に嫌われる100倍マシなので、ちょっと怖かったですが切りまくりました。
100人以上はざっときりましたね。
見直してみるとわかりますが、相互フォローでも絡んでいる人ってかなり少ないんですよ。
切った瞬間は何か言われるかもしれません。
でも、1日2日と経てば相手も忘れていきます。みんな暇じゃないし。
人間関係から解放されるっていうのは、かなりの開放感ですよ。
モノやプライドの比じゃないっす。
「捨てること」は大変だ…
モノを捨てることですら、もったいない。また使うかもしれないと思って尻込みしてしまうのが人間というもの。
これまで積み上げてきた実績や、プライド、過去の自分を簡単に捨てきれないのも無理はありません。
でも、本とか洋服だったら捨てられるかも。
やってみるとわかりますが、本や洋服でも、「不必要だ」とわかっていても捨てることは難しいです。
過去の実績やプライドを捨てることに比べると、一度捨ててしまえばそれらは戻ってこないという点で簡単。
プライドに関しては、私のように、症状が一時的に改善した時点で心の蓋が開いてしまうことがあります。
精神的なものがなかなか捨てられないとお悩みなら、まずは本や衣類といった必要のない物理的な「モノ」を捨ててみてはいかがでしょうか?
「物理的なモノを捨てる」ことに慣れると、「精神的なモノを捨てる」ことに慣れる結果につながるかもしれません。
また、「捨てられない」というのは得てして自分に自信がないからにほかなりません。
こちらの記事も参考にしてみてください。
≫うつ病で自信が持てないあなたへ! 自尊心を回復する方法を3つ紹介する
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