どうも、ほっしーです。
こんな話よく聞くと思います。
いわゆる希死念慮というやつですが、私も経験したことがあります。
それほど激しい衝動に襲われたことはありませんが、じんわりと死を望んでいるような感覚…。
思い出せそうで、今はもうはっきりとは思い出せません。
一方で、「死にたい」とは微妙にニュアンスの違う感情もあるんですよ。
なんだかこう、そこまで積極的に死を渇望していないというか…。
うまく言語化できなかったんですが、以下の記事をみてこれだって思いました。
自分が最初に経験した激しいうつ状態の時もそうだったな…死にたいという気力すら湧かない感じだった。 むしろ再発した後の方が死にたいと思うことあった気がする。 / “「死にたい」より「消えたい」 – 『男の産後うつ』になったようだけ…” https://t.co/VmWp40X423
— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年10月15日
私もはじめてうつになったときは、「死にたい」より「消えたい」だったんです。
「死にたい」と「消えたい」の違い
個人的体験として、死にたいと消えたいは微妙に違っていて、前者の方がまだうつが軽い。後者になると全ての感情が消えてる感じ?
誰かに消してもらいたいというより、1秒後にフワっと砂のように消えてしまいたいと思ってたような気がする。
何だろうなあの感覚…今となってはよく思い出せない。
— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年10月15日
「自分で死を決断する勇気もないし、だれかに傷つけられるのも嫌だ。」
超能力的な何かで、自分だけ存在がフワッと消えないかな? というワガママな発想ですw
がむしゃらに働いて心身ともに疲れ果てた私は、仕事が手につかなくなり、会社でパニック的な発作を起こしてしまいました。
体重もみるみる落ちていって、最も痩せていた時と最近を比べると羨ましいぐらいシュッとしてますw
食事すらパワーもなかったんですよ。
夏場だったのでとりあえず水は飲んでいましたが、全く食欲がわかない。
生きる気力がなくなりすぎて、死にたいと思う気力もなかったのかもしれません。
だからこそ、誰にも迷惑をかけずフワッと消えてしまいたいなどという発想が出てきていたのかもw
「死にたい」は「積極的自殺」
「消えたい」は「消極的自殺」— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年10月15日
うつになるとエネルギーが切れるというのは「事実上、死ぬレベル」
働けなくなって休職してからの2ヶ月間は、会社から電車で10分ほどの自宅で一人暮らしをしていました。
上司がうつ病に理解のある人で、心配して2日に1回ぐらい顔を出してくれたんですよ。
忙しい会社だったので、22時とか23時にきてくれていました。
当時の上司は、誇張なく命の恩人です。
生きる気力が当然ないので、食事も全く取れなかった。
みるみる痩せていく私を見て、
といって、ゼリーなどの食べやすいものを冷蔵庫にいれていってくれました。
上司がわざわざ買ってきてくれたから…と、食欲はありませんでしたがしっかり食べました。
今思うと、たとえ義務感で食事していてよかったですわ…。
さらにありがたいことに上司は、このままじゃ心配だからといって実家に強制送還する手続きもとってくれたんです。
今となっては、嫌な環境からはさっさと逃げるべきだって分かるんですが、当時は理解できていなかった。
そもそもその環境が嫌なのかすらも、よく分からない状態になってました。
本当はこうなる前に仕事を辞められればよかったんですが、辞めたいって言えなかったんですよね。
会社になんて言われるか分からなかったし、上司に言う勇気もなかった。同じような人ってたくさんいると思います。
でも今は、退職を代行してくれるサービスがあるので辞めたい人は相談してみるといいかもしれません。相談は無料です。
「死にたい」も「消えたい」も周りの支援がないとヤバい
1つ言えることは、どちらも追い込まれると1人じゃヤバイってことです。
死にたいの場合は、少しのエネルギーが残っているので、恐ろしい行動を実行しかねません。
とか、本気で考えちゃうので今思うと笑えないです。
この思考が異常だったということも、当時は気づくことができず今になってわかることです。
これがうつ病の怖いところで、本人の自覚が全くない。
しかも、体験してみないと怖さ、異常性がわからないので、周りから理解してもらうことも困難です。
うつになる人も多分、自殺がいかに不毛なことかってことは頭ではわかってる。
でも、症状がひどくなってまともな思考がぶっ飛ぶと、死んだほうがいいんじゃないかと理由もなく思ってしまうものなんだよね。
今思い出すと、なぜそんな恐ろしいことを自分が考えたのか、全くわからん。
— ほっしー (@hossy_fe_ap) 2017年10月19日
「死にたい」や「消えたい」と思っている人は、楽しみを完全に見失っている状態になってます。
追い込まれて危険な思考になると、精神科医でさえ止めることは難しい。
良くも悪くも、心の奥深くまで入ってこれるのは身内や親しい友人だけですからね。
とはいえ…周りの人は荷が重たすぎるでしょうな。
この辺のバランスをどう取っていけばいいのか、経験者として考えてはいるんですが本当に難しい。
- 全く相手にしない
- 周りの人間が心身ともに疲れ果てる
最初はこのどちらかになると思います。
お互いに傷つきながら、快適な関係性を構築していくしかないのかなってのが、現在の私の答えですかね。