どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
私は月に一度、精神科の診察を受けています。
お仕事についての話になったとき、自分がネットを使って稼いだりしていると話をしました。
すると、ちょっと耳を疑う発言が…。
精神科医「はあ…バーチャルな仕事…ですか?」
いつも担当医と話すときはルーチンワークのように同じことばかり繰り返して診察が終わるので、たまには違う話をしてみようと思って、今やっている仕事についてお話しました。
ちなみに、今、私はフリーランスという形態で、ライティング業を営んでおります。
寄稿したり、企業に納品したりして生計を立てているわけです。
そのことを、先生にお話したところ
これ以上、なにを言っても私の話は通じないだろうと思って、”まっとうな仕事”も視野に入れて前に進みますとだけお伝えしました。
仕事を否定されることはよくあります
フリーランスという仕事を耳にするだけで毛嫌いする方がいるように、あまりいい印象を持たれないことはしばしばあります。
それは日本が終身雇用という縛りから抜け切れていないことも関係していると思います。
けど、どういう考え方をしようがその方の勝手なのでそこをとやかくいうつもりも私にはありません。
ただ私は、多様な働き方があっていいと思います。
単純に、精神疾患によって社会に戻って働くことが辛い人もいると思いますから。
精神科医としてどうなんだろうね?
私が心配しているのはここです。仕事は生きる意味になっている人もいると思います。
私も自分の仕事にはプライドを持ってやっていますよ。
それを否定するというのは、患者の生き方そのものを否定すると言っても過言ではありません。
幸い私は今、調子がいいので、冷静に意見を受け止めることができました。
しかし、仮に精神状態の悪い患者に言ったらどうでしょう?
もしかしたらまっとうな働き方ではなかったのかもしれない…と落ち込んでしまって辞めていたかもしれませんね。
先生が信用できなくなった
今までも心から信じていたわけではありませんが、今日は先生に何を話そうかと前向きに考えていたほうだと思います。
しかし、今回の一件で心の距離は広がってしまいました。
私が患者なのに先生に対して気を使わないといけないことになりますね。
これは正常な医師と患者の関係ではないと思います。
追記:8ヶ月たって、先生は変わったのか?
この記事を公開してから半年がたちました。
それから私は本も出版しましたし、イベントを主催したりしたのですが…。
先生の立場は変わっていません。リワークに参加してまっとうな仕事につくように。と。
おそらくここは、患者と精神科医というよりは、1人の人間として労働価値観が合わないんでしょう。
精神疾患的にサラリーマンが合わないというのもありますし、無理に合わせる必要もないと私は考えてます。
茨の道でも、好きな仕事をしている方が精神的にも良いですから。続かないと意味ないですもんね。
[…] 精神科医「まっとうな仕事をしてくださいね」 […]
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