どうも、双極性障害と戦うブロガー星野 良輔(@HossyMentalHack)です。
精神疾患者に対しては認知行動療法が有効であるという話はよく聞きますが、これはなぜなんでしょう?
認知行動療法は「認知の歪み」を治すことを目的としてます。
認知の歪みとは、必要以上にマイナスの思考にとらわれている患者の思考を改善するということ。
認知行動療法は、軽症の精神疾患者(主にうつ病と双極性障害に有効)に対しては抗うつ剤よりも効果があると言われています。
精神疾患者が自分で治す!と決めたほうがいい理由
抗うつ剤は薬としての効果は薄い
軽症のケースでは、「偽薬」がよく効いたのである。 キルシュはデータを解析した結果、改善効果の八〇%は、プラセボ効果による心理的効果であると結論づけている。
うつの症状を五十点満点で評価したとき、抗うつ薬による改善効果は、およそ十点であったが、薬理的な効果による部分は、そのうちの、わずか二点だというのである。
引用:うつと気分障害
これはひとつの事実です。
抗うつ剤が抗うつ剤としてしっかり機能するのは、20%程度の重篤な患者にのみと考えてもいいでしょう。
残りの80%の人々はプラセボ。
つまり、効くと思って薬を飲んでいるから効いただけ。ということです。
プラセボは馬鹿にできない
プラセボ効果だろうがなんだろうが、自分が良くなったと感じるならそれでよし(。ӧ◡ӧ。)仮に薬は効いてなくても、プラセボ効果を生むきっかけにはなる。 https://t.co/8Nyp57VnqE
— もこ (@mocoron1206)
フラセボだって症状が落ち着くなら全然いい。バカになんてできない / “抗うつ剤はプラセボ効果じゃない!という人はプラセボをバカにしすぎ | 双極性男子のあたまのなか” https://t.co/iOXNuF8Q5Y
— ゆい@元風俗嬢現役ナースブロガー (@yuui_xoxo)
ブログにも書いてますが、別に効きゃなんだっていいじゃないっすか。
バファリンはプラセボでも文句言わないくせに抗うつ剤だったら文句いうのは病の深刻さから当事者意識が働くからでしょうか。
抗うつ剤がプラセボだったことも所詮「事実」でしかないのに。
— 星野 良輔@双極性ブロガー (@hossy_fe_ap)
そう、効きゃなんだっていいんですよ。
私は頭痛がしてどうしようもなくなったとき、バファリンを飲みます。
あの薬すごいんですよ。飲んだその瞬間に頭痛がフッと消えるんです。こんな即効性のある薬、他にはないでしょ?
……んなわけないんですよw いくらバファリンが優秀だからといって、飲み込んだ瞬間に頭痛が消えるのはあまりに効くのが早過ぎる。
それほどまでに効くならば、副作用も尋常ではないはずですw
これは私が「バファリンを飲めば頭痛が一瞬で治る」と心から信じているからそうさせているのです。
つまり、プラセボ効果ですね。
潜在意識の力は恐ろしい
私たちには顕在意識と潜在意識というものがあります。
わかりにくければ
- 顕在意識=意識
- 潜在意識=無意識
と思っていただければいいでしょう。
で、潜在意識(無意識)のほうが90%を占めるんですよね。
つまり、ほとんどのことは無意識下で行われているということです。
精神疾患となって
と頭の中で考え続けていると、その考えが定着し、当たり前になってきます。
すると、無意識でも自分なんて生きている価値が無いと思い込んでしまうようになる。
潜在意識にまで、自己無価値観が浸透すると、抗うつ剤なんて効くはずがありません。
こうなるともはや逆プラセボ発動ですよ。
と潜在意識で思い込んでしまっているからです。
だからこそプラセボでも効くなら最高じゃんって思わないと
そう、抗うつ剤の80%がプラセボであり、重篤な患者にしか効果が見られない薬だという「事実」があったとしても
私は病気を治すんだ。価値のある人間なんだ。
と「思い込む」ことは大事なんですよ。
自分に価値があるかどうかなんてのは、自分が決めることです。
人の評価なんてのものは人が作ったものなので、わざわざ自分にあてがう必要はないですよ。
あなたが今日このときから、自分は価値のある人間だと思えば、価値のある人間になる。たったそれだけのこと。
病気を治すんだと「決め」ましょう
私が患っている双極性障害に関して言えば、「完治というものはなく寛解を目指す」ものでありますが、それでも治すと決めて治療に取り組んでます。
今の医療では治せないと決まっているだけの話であって、寛解と言われている状態の人の中には完治している人もいるかもしれませんよね。
あくまで、2016年度現在、完治したという状態を示すことができないというだけの話。
医療は医療で素晴らしいですが、何かを信じるという非科学的なところにも人間のちからというものは秘められているものです。