どうも、うつ病ほっしーです。
ものごとを継続させることって、難しいですよね。
つい高い目標を立ててしまって挫折し、自己嫌悪。
そして自分がますます情けなく見える…という人はだれもが一度は体験したことがあるでしょう。
うつ病になるとこの自己嫌悪は加速し、もう自分はなにをやってもダメだと思うことがよーくあります。よくね。よくある。
今回紹介する本は、うつ病ながらたくさんの活動をできている私が、試行錯誤の上にやってきた目標設定がわかりやすく書いてありました。
この本を読むならこの3つだけ意識しとけ!ってことを引用して紹介します。
ポジティブに考えるだけでは、自信は得られない?
ネガティブな部分を含めてありのままの自分を受け入れて、小さな成功体験を積み重ねることで、それまでポジティブに考えても得られなかった「自信」が驚くほど簡単に身についたのです。
自信というやつはどこまでいっても自己評価なんですよ。
他人の評価というのは、まったくアテにならんのです。
他人の評価がアテにならないのは、「自分を基準に他人を評価する」から。
どうやって育ってきたか、どんな経験をしてきたかなんて知る由もないわけじゃない?
そんな他人の評価なんて、的はずれだから気にしなくていいんだよ。
なんかそれっぽいこと言ってくるから気になるもんだけどさ(笑)
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) 2018年7月15日
で、他人の評価が気になるのは、弱い自分を受け入れられていないからだと思います。
過去の私も、弱い自分を受け入れられなくて結果を出さないと価値のない人間だと思ってたからね…。
スピリチュアル系でよくある、願ってりゃ叶うみたいなやつは
- 弱い自分を完全に受け入れられている
- 頭おかしいぐらいポジティブ
じゃないと、実行し続けるのは難しいんです。自己嫌悪になって逆効果になることも多い。
自己啓発は本当に色んなタイプがあるので、 一概には言えないところはあるんですけどねw
OKラインを身につけよう
人には「いつかこのレベルを達成したい」という目標とは別に、
「いま自分自身がこのレベルを満たしているならOK」と自己肯定感が持てる基準があります。
私はそれを「OKライン」と呼んでいます。
OKラインは「自分が確実にできること」に設定しておくことが大切です。
確実にできることを積み重ねることで得られる「自己肯定感」によって、実力を発揮し続けることができるからです。
OKラインをしっかりクリアできれば、人は手応えを感じるようになります。
この手応えを感じ続けることで、壁にぶち当たっても「乗り越えられる」という自信が出てくるの
呼び方は違うものの、OKラインについては私も自然と設定してました。
これはブログを書き始めてから身につけたもの。
最初は好きで書いていたんですが、だんだん「読まれたい欲」が出てくるものなんですよw
よくあるのは「月間◯◯PV(ページビュー)を目指す」というもの。
現在は月間25~30万PVで推移しているものの、最初なんて1万PVもないものです。
誰かに憧れたり、同期のアイツを抜かしてやる!と、到達難しそうな目標設定をしてしまうんですよね。
でもすぐに結果が出るものでもないので、これ相当凹みます。
たまたまライバル視していた人がバズって、自分が負けた気がする…なんてこともよくある話。
心が折れそうになった私は、別の目標も同時に立てていました。
これだったら「簡単に」達成できる目標だと思ったのでw
まさにOKラインの定義と同じですよね?
「簡単な目標なんか達成したところで、自信なんてつかないのでは?」と思うかもしれないけど、意外と自信つくんだよなぁ…これが。
周りと比べて自分なんて全然ダメだと思っても前に進まないので、とりあえず今できる範囲で自分がコントロールできることに集中することが最短の道だよ。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) July 29, 2018
ライバルが心折れてやめていくなか、3年近く(2018年10月で3年です)ブログを運営し、Twitterのフォロワーも9000人を超えたのは継続の賜物です。
実は継続しているだけでもかなりのアドバンテージなんですよ。
ブログなんてすぐ始められてすぐ辞められるので、みんなすーぐやめちゃうんです。
たぶん継続するだけで、上位10%には入れるかと。
自分でコントロールできるものを目標にしよう
仕事がどう評価されるか、相手がどう聞くか、それは審査員の採点と同じで、自分でコントロールできるものではありません。
だとしたら 他者の評価に焦点を当てず、「ありのままの自分」をキッチリ100パーセント出すことを目指すべき ではないでしょうか?
ムリに高い目標設定をしなくても、キッチリ100パーセントの力を出していけば、「ありのままの自分」はどんどん成長していくのです。
OKラインを下げることは、別にラクをしようとか妥協しようということではなく、一歩一歩成長を確認しながら、自分のレベルを高めていくための近道に他ならないのです。
これ、さっきのブログのPV数を目標にするのはやめて、記事更新数を目標にしようという考え方も一緒ですよね。
前者はコントロール不可能、後者はコントロール可能です。
うつ病の治療も例にして考えてみました。
目標を立てるときは、自分でコントロールできることじゃないときつい。
たとえば、「うつ病を1年以内に治す」だと、自分でコントロールできない要素が多いんだよね。
・ショックな出来事があるかもしれない
・急に薬が合わなくなるかもしれない
・脳のことなのでそもそもコントロール無理— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) July 29, 2018
うつ病を治すことはすげー遠くのゴールに設定しておいて、ちょっと頑張ったらできることに注目するといいよ。
・1日5分でもいいので太陽の光を浴びる
・週に1回でもいいので散歩に行ってみるとか。まず今の自分の状態に合わせて、「まぁやれる」ってところに目標を設定しよう。
— ほっしー@メンタルハッカー (@HossyMentalHack) July 29, 2018
自分がやれば達成できるものにこだわれという話ですな。
- うつ病を1年以内に治す
- ブログのPV数を伸ばす
- 仕事の売上をアップさせる
- 2年以内に昇進する
- 1年以内に恋人を作る
こういう「ありがちな目標」は、あなたの力だけではどうしようもないのです。
そこにこだわりすぎると、理不尽に振り回されて燃え尽きますぞ。
こんな人は読んでみよう
- 自分が認められない
- ポジティブシンキングに疲れ果てた
- 弱いままの自分で生きたほうが楽なのでは?とか思ってる
- なにをやるにも継続しない…と感じている
この本の一番良いところは、無理のないスタートを切らせるところです。
OKラインを徹底的に下げて、自信をつけさせるところから始めます。
ダイエットがうまくいかない人に「まずは腹筋している自分を頭の中で想像することから始めましょうか」というシーンもあります。
実際、「目をつぶって腹筋する様子を想像してみる」ということから始めて、半年間で一〇キロの減量に成功した人もいます。
「やる気が出ない」と思っていても、小さな目標達成をコツコツ続けることでモチベーションが育ち、それまで耐えることができなかったこともできるようになるのです。
私はたまたまこの本に書いている通りに実践してきています。
- ブログを3年間続けられた
- ブログが仕事になった
- うつが軽くなった
いまではOKラインも上がってきていて、昔よりは多くの仕事量をうつ病ながらこなせています。
物事が継続できない、モチベーションが続かない人はぜひ手にとってみてくださいませ。