どうも、ほっしーです。
こんな質問をいただきました。
確かに、悩みどころの1つですよね。私も悩んでた時期ありましたよ…。
私自身、カミングアウトに悩んでいた時期というのは自分の病気を受け入れられてなかった時期なんですよ。
うん、やっぱどう考えてもカミングアウトは必要ない。
カミングアウトは本当に必要なのか?
例えば、カミングアウトしなくて別れたとしても、ちょっと個性的な人で終わりますよねw
結婚するってなったら、将来的に迷惑をかける可能性があるので、言わないといけないのなかぁとは思います。
が! 恋人や友人の段階で悩んでいる人が明らかに多い。
恋人であっても、四六時中あなたのことを考えているわけではないので、カミングアウトの必要はないと私は考えます。
誰もそんなこっちに興味持ってないっすよ。いい意味で。
私は当事者だけど、例えばあなたにカミングアウトされ「ふーん」で終わると思います…w
仕事で多くの人と関わってきましたが、誰ひとりとして私の病気について興味持ってないんですよw
顔出し実名、障害持ってます!って仕事してますけど、個人的に嫌われることはあっても、障害者だからという理由で差別されたことも特別扱いされたこともないです。
「ブログを通じて会った人たちが聖人君子だったというだけ」だったらラッキーすぎるけど、さすがにそんなことはなかろう。
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
例えば少しぐらいは
あの…今日ってお会いして大丈夫だったんですか?
とか言われるかな〜? って思ってたんです。
これは私にとっては「配慮」ではなく「めんどくせっ!」と感じる部分。
体調ヤバかったらそもそも人と会えないので、会ってる時点で体調いいんだろうなと察してくれよって感じです。超ワガママですがw
あまりに何も言われないので
私、精神疾患があるんですよ〜
とサラッといっても、特に困った様子なく
と言った感じで、差別やら過剰な配慮されることなくよくある病気として認識されてる印象です。
なので最近はもう言わなくなりましたw
という意味合いでカミングアウトしてましたが、杞憂に終わってるので時間の無駄かな〜と。
会話に困ったときに「うつでドロドロになった体験談」を面白おかしく話すことはありますw
エグすぎるエピソード出すと滑るけどね…w
カミングアウトをしたくないのは、「心の病の自分」を差別している
よく考えてみると、差別や過剰な配慮がされないのも当たり前なんですよ。
精神疾患つったって、普通の病気ですからね。その認識も広がってきてる。
カミングアウトしたくないって感じてるのは、病気をまだ受け入れられてないのかもしれません。
れっきとした病気だという認識が自分の中にあっても、心の奥底では「これは甘えだから言うべきではない」と思ってるんですよ。
私が提唱している、うつ脱出の8ステップの観点から言えば、まだ「STEP1:甘えじゃない! 自分が病気であることを知ろう」の段階ですね。
否定されたら多少は傷つくけど、カミングアウトしちゃっても大丈夫!
という段階まで来ると、治療がうまくいってると感じていいと思います。
カミングアウトして関係が終わるなら、どうせ時間の問題
カミングアウトしたことによって、病気が受け入れられないような相手ならどうせ崩壊するのは時間の問題です。
迷惑かけることが「病気の症状だった」とわかった上での拒否でしょ?
カミングアウトしなかったら、将来的に性格がこいつ無理ってなるじゃないですかw
なので、そんな相手に心を痛める必要はないです。
いずれ終わるはずだった関係なのです、時間の問題。
性格的に問題があると思われるよりはマシじゃないですか?
って影で言われたとしても、それに共感する人は結構ヤバいので付き合わないほうが良いですw
職場でのカミングアウトについて
正直、不思議なんですが…。
職場でカミングアウトするべきかどうか論ってなんで存在するんでしょうね?
健常者として就職して働いていて、病気と診断された場合は絶対に申告するべきですよね。
でもそれはカミングアウトとは少しニュアンスが違う。
私はこの方法については反対の立場を取っています。
だって無理じゃん。相当無理することになるじゃん…。
配慮してほしいほど限界が来ているなら、最初から障害者雇用で就職するべきだと私は考えてます。
いやいや、人生長いんですよ…。
無理して働いてまたうつに転落しちゃったら次はいよいよ復帰できないかもしれないじゃないですか…。
キャリアアップではない転職回数が増えるだけで、将来的にどんどん不利になっちゃうと思います。
ほっしーの場合、関係者にはすぐカミングアウトしました
と言われそうなので、少し私の話をします。
最初にカミングアウトしたのは8年以上の付き合いがある恋人です。
もともとなんでも報告し合う中なので、カミングアウトもスムーズでした。
…といっても怖くなかったのかと言われれば嘘になります。
- 残業残業残業
- 仕事ができなすぎてめっちゃボヤいてた
- 忙しすぎてLINE返せてなかった
- 土日もヘロへロだった
- 半端なく痩せてた(写真参照)
- 当時、5年か6年付き合ってた実績
- 大学時代、彼女は臨床心理士を目指して勉強していたこと
- 人を肩書で区別しない柔軟な性格
- この人なら多分大丈夫
見ていただければ分かるように、カミングアウトしやすい環境が整ってましたw
適応障害またはうつ病の疑いあり、3ヶ月の休職ですね
と、診断書を書かれてすぐ?じゃないですかね。
電話で彼女に報告しました。
といった反応。特に根掘り葉掘り聞いてくる感じもなく、ありがたい対応でした。
正直、家族のほうがカミングアウトしづらかったですね。
なにせ就職してたった半年で休職することになってしまったので…。
いやぁごめんww 病院行ったらうつ病っていう診断受けちゃったwww
と笑いながら電話で報告したものです。
とりあえず休みな〜って感じの返事だったんですが、あとから聞いたら精神状態が相当やばいとおもってたみたいですw
こうして自分のカミングアウトを振り返ってみると、他人に対しての気づかいではなく…。
自分がスッキリしたかったから言っただけなのかもしれませんね(笑)
カミングアウトをそれほど重要視しなくていい
と思って自分を追い込んでましたが、いまとなってはそれほど大事な問題だとも思えません。
病気だろうと、自分という人間は1mmも変わっちゃいないんですよ。
「精神疾患になってしまったから、いずれ誰かにカミングアウトしないといけない。」
この感覚の裏には、精神疾患に対する差別が隠れています。
自分を差別するなんて、悲しすぎるのでやめましょう。
それと先ほど少し触れましたが、相手に対しての配慮ではなく、自分が言ってスッキリしてしまいたいという面もあるのかも。
言ってスッキリしちゃったってのもあるけど、言っても世界はそれほど変わらなかったよ。
カミングアウトについて語った動画はこちら↓