治るもんも治りませんぜ! 好きなことして過ごしましょうや。
私も最初はそうでした。
病気で休職したという事実を知っていても、自分を責めまくっちゃうんですよねぇ…。
それもうつの症状なので、あなた自身が異常というわけではないのでご安心を。
さて、とはいえですよ…。
うつの治療のスタートラインに立つには、休むことを自分の中で了解する必要があるんです。
この状態まで心を持っていくのは簡単ではありません。やっぱり時間がかかる。
それは、近くに同じ経験をしたような人の話が聞けないからってのもあるんですよ。比べるものがないとね。
ということで…私が実際に経験した休職期間中について思い出しながら書いてみました。
診断書をもらって休職スタート
まず休職についてですが、診断書がないと休職できません。
診断書は病気であるという証拠品ですからね。
申請方法についてはそれほど難しくありません。高いけどね…w
安心してください。会社にしても、診断書があれば休ませないわけにはいかないのです。
労働安全衛生法という法律があります。そこには、企業は労働者の健康を守る義務があると明示されています。
第六十五条の三項に、「事業者は、労働者の健康に配慮して、労働者の従事する作業を適切に管理するように努めなければならない」とバッチリ書いてあるのです。
引用:うつ病休職(新潮新書)
私も実感していますが、診断書の効力はめちゃくちゃ強いです。
良いのか悪いのかわかりませんが、診断書もらいましたと言ったらあっさり休ませてくれましたねぇ…。
休職期間の平均
会社をやめたときに、総務の人から聞いたんですが、だいたい80日ぐらいだそうです。
私の場合は1年半だったので…平均を大幅に更新してますねw
まあだいたい、うつ病になって休職してくださいって言われるのが3ヶ月なんですよ。
3ヶ月+3ヶ月+3ヶ月…という形で、私は記録を更新していきましたw
休職期間中は、傷病手当金をもらって生活していましたよ。
これはうつ病人の生命線とも言えるものなので、必ず申請しておきましょう。
傷病手当金というのは、れっきとした社会保険の制度で、連続する三日間を含み四日以上仕事を休んだ場合、最長一年六カ月にわたって支払われます。
その一日あたりの額は、「支給開始日以前の十二カ月間の標準報酬月額を平均した額」三十日×三分の二となっています(なお、休職中でも申請すればもらえます)。
どのように申請すればいいのか? これが実に簡単なのです。
まずは会社の総務などから申請書をもらいましょう。
そこには主治医の意見を書いてもらうところがあるので、それを受診したクリニックに持参して、担当医に書いてもらえばいいのです。それだけです。
引用:うつ病休職(新潮新書)
休職中はどんなふうに過ごせばいいのか?
最初は寝たきりでした
私の場合、最初の2週間ぐらいは寝たきりでした。
もうこれはどうすることもできません。
うつは急性期にぐあーっと落ちていくので、流れに身を任せるしかないw
また、処方されたラミクタールが合わずに、救急車で運ばれちゃったこともあります(笑)
≫双極性障害になってラミクタールを処方され、重篤な副作用が出た体験談。
心も身体もボロボロになっちまったので、水だけ飲んで寝てましたね…。
いやあ、すっかり痩せこけてしまいました。
すこし元気が出てからは、好きなことをひたすらやった
少しずつ回復してきたらスマホゲームをしたり、Amazonでアニメ見たりしてましたね。
≫うつ病で暇ならゲームしない? 実際にプレイした無料スマホゲームまとめ
ちょっとずつ治ってきたといっても、自分を責める気持ちって消えないんですよ。
その思考をなんとかして止めようとしたんですが…まぁそう簡単にコントロールできるもんでもない。
なので、ゲームやらアニメやらに思考を奪ってもらっていましたw
やりたいことがあるなら、それをひたすらやるべき
そんな気は全く使う必要ないですよ。
もし、遊びにいけるなら行ったほうが良い。
自分が今、やりたいと思うことを大事にしてくださいな。
とにかく好きなように過ごすのです。それが治療につながりますからね。
会社から生存確認の電話がかかってくることもありますw
会社としてもいろいろと気になるんでしょうね。
- 大事な社員をほっとけない
- 単純に人として気になる
- 雇用契約してるし、全く放置するわけにもいかない
- 何かあったときに訴えられないように、情報収集をしておく必要がある
私の場合、営業所の所長から月に1度、電話がかかってきてたんですよ。
これがもう半端ないプレッシャーでしてね…
というように、電話がかかってきそうなタイミングでうつになってましたw
まあ、社員だから無下にはできないでしょうけど、企業側はこのへんもうちょっと考えたほうがいいんじゃないかなぁ。
精神科医から、企業は一切連絡しないようにとか言ってもらえると嬉しいんですけどね。
自分が悪いから、勤め先から電話がかかってくることを辞めてほしいなんて、患者は言えないんですよ。
と、上司は優しく言ってくれてましたが、プレッシャーですなんて言えるわけないっすw
休職期間中は、会社・上司からかかってくる連絡は、無視しても良い…らしい
休職中は、上司に様子を報告する必要もないし、メールが来ても返事をする必要はありません。なにしろストレスが一番いけないのです。
引用:うつ病休職(新潮新書)
あなたもきっと同じだと思います。
どうしてもストレスな場合は、精神科医に相談するのが良いでしょうねぇ…。
なんとか会社に取り合ってくれるでしょう。
復職や転職活動は勝手にするな!悪化するぞ!
これは絶対NGなので気をつけてもらいたいんですが…。
復職は主治医に指示に従ってください。
私は勝手にハローワークにいって、さんざんな目にあって帰ってきましたからw
具体的に言うと、
え?障害者雇用?あんまりないですね〜 隠して働いたらどうですか?
という冷たい対応をされましたw
そのときはまだ、復職については考えないでくださいと言われていたので、この話を精神科医にしたら怒られましたねぇ…w
それに今は、ネットで障害者雇用の専門エージェントに頼れる時代なので、そっちを使っとくべきだったなぁ。
ただ、いずれにしても、主治医の指示に従うようにしてくださいね。
休職期間中のあなたの仕事は、しっかり休むこと
うつ病になると自責の念にかられます。
ただ、あなたの仕事はしっかり休むことなんですよ。
そう言われても、なかなかうまくは行かないと思います。
真面目な性格だから、自分を追い込んじゃうんですよね。わかります。
私もそうだったんですが、いくつかの方法を試すことでずいぶんと休めるようになりました。
以下の記事にまとめているので、参考にしてみてください。
≫効果あり! うつ病のあなたに試してほしいこころの休み方9個
休職期間というのは、あなたのための時間です。
めんどくさいしがらみからは開放されて、ゆっくり休んで、自分の好きなことをして過ごしましょう。
早く職場に戻らないと…迷惑かけてしまっている…