どうも、適応障害からうつ病になってしまったほっしーです。
私はシステムエンジニアとして名古屋市で勤務していた頃、適応障害を発症しました。
実家が福岡にあるのですが、診断を受けてすぐに実家に帰っていれば、うつ病にならなかったのかも…? と、ちょっと後悔してますw
適応障害からうつ病に移行してしまったのですが、当事者として症状に違いを感じることはありませんでした。
どっちもうつ状態ですから。ただ、程度は全く違うものです。
さて、そう言われても
という戸惑いがあると思いますので、経験者の目線で解説していきますね。
適応障害はうつ病は似てるけど違う
うつ病との大きな違いは、ストレスが取り去られると、元気を取り戻せるという点に表れる。
うつ病の場合には、きっかけとなった出来事があるにせよ、そのことが解決してストレスがなくなっても、すぐには元に戻らない。
回復にある程度の時間がかかる。年齢が高くなると、回復に要する時間も長くなる。
私も適応障害と言われている段階では、家にいるときは比較的元気でした。
その後、悪化してうつ病になっちまった…。
会社から完全に離れて家でじっとしていても全く気持ちが晴れませんでした。
- 好きなことをしても気持ちが盛り上がらない
- 何事にも興味がわかない
- 生きている実感が全くない
1週間水しか飲めない期間があって、15kg以上痩せたことを覚えています。
会社や学校など、あなたが嫌だ! と感じて適応障害が発動しているときは、うつ病との症状の違いはわかんないもんです。
- 安全地帯で元気を一時的にでも取り戻せるのが適応障害
- 安全地帯でも一切元気が戻ってこないのがうつ病
まあ、どっちにしろつらいんだけどねぇ…。
適応障害と似ている病 〜さまざまなうつ状態〜
本当のうつ病(メランコリー型うつ病)と適応障害にともなううつ状態では対応の仕方も違うのだが、そのあたりは専門家でさえも、いっしょくたにして話をしたりする。
精神障害ってほんとにやっかいで、うつ状態にもいろいろ種類があるんですよね。
一体どこに原因があるのか?ってのは、私たち素人が考えてもわからないところです。
以下の画像のように、すべてのうつ状態は折り重なっていて○○病かって判別がつきにくいものだと私は考えています。
残念なことに、心の病は血液検査すりゃわかるような病気でもないので、精神科医でもすぐに○○病ですね! と確定できるものではありませぬ。
適応障害になったら、うつに移行しないためにやってほしいこと
1.ストレスの原因となっている環境から逃げよう
一言でいえば、居場所がなくて、あるいはプライドを傷つけられ、心が折れかかった状態だといえるが、適応障害の段階ではまだ復元力があり、不適応を起こしている環境から離れたり、ストレスが減ると、速やかに回復するのが大きな特徴である。
そうした点をみて、「本当の病気」ではない、「怠け」だと誤解される場合もある。
適応障害と診断されたら、おそらく休職扱いとなるので医師の判断に従いましょう。
情けないなんて思わなくていいですよ。 根性でどうにかなる話じゃない。
適応障害だろうとうつ病だろうと、心の病にかかってしまったら根性については考え方を変えることをオススメします。
その場に適応できないから適応障害なんです。
適応障害は、「これ以上その場所にいたら、あなたは本当にダメになってしまいますよ宣告」だと思ってください。
2.常識から自分を解き放ち、自分の心の動きに素直に従おう
私の経験から言うと、適応障害で休職中にさっさと実家に帰っておくべきでした。
会社だけがストレスの原因だと思っていましたが、今にして思えば、住んでいた土地そのものにもストレスを感じていたのです。
気づいていましたが、社会人ならこれぐらい我慢しないといけないと勝手に思ってました…アホだ…。
やっぱり自分の心が拒否してるんですよね。
その場所には居たくない。いられないって。
そうやって自分を追い込むと、うつ病まっしぐらですぜ。
今追い込まれている人を救う言葉ってなかなか見つからないんですが、月並みでも自分を追い込むなということを私は徹底的に発信していきます。
3.自分を責めてしまってない? 適応障害は甘えではない。という考えを身につけよう
さっきもちょっろっと書きましたが、根性でどうにかなる話ではありません。
ここは大事なところなので、何回でも言いたい。テスト出るよ!
弱っているときに社会人だのなんだのと、そんなことは気にしちゃダメ。
余計に自分の心をえぐるだけですぜ。
その気持ち、大事にしてあげてください。
うつ病になると、自分の病気が受け入れられずに苦しむんですよ。
みたいな、意味不明な論理が自分の心をガシガシと傷つけます。
とにかく、逃げることは甘えでもなんでもありません。
戦略的撤退をして体制を立て直しましょう。
4.遊ぶことは休むことッスよ! 好きなことをして過ごそう
会社を休んで家でに一人でいるのも、ぶっちゃけ暇です。
療養中だから遊んではいけないのでは? みたいな気持ちにもなりますが…。
いいですか、自宅謹慎ではなく、自宅療養なんですよ。
好きなことをすることも、心を休めるという意味では休むこと。
何も遠慮することはありません。やりたいことはやりましょう。
≫うつから回復するきっかけは、ひたすら好きなことをすることだった
ただ、働いている人たちは
と反応するはず。
なにせ、心の病は理解されませんからねぇ…。
人の悪口を言うことがストレス解消になっている、かわいそうな人ってこともありますが(笑)
SNSに近況をアップロードしたい気持ちをグッと堪えましょう。
お出かけしたときにインスタ映えする写真が撮れても我慢ですw
5.適応障害について書かれている本を読んで勉強しよう
- 自分を責めるなと言われても…
- 頭がいっぱいでネガティブだらけ…
- 何をどうしたらいいのか…
専門家の先生が適応障害はこうだよ。こうしたらいいよ。 と書いているのは説得力がありますからね。
たった1000円でカウンセリングが受けられるようなものです。
経験者のほっしーが読んだ、適応障害のことがわかるオススメの本
さいごに:適応障害からうつ病に移行しないように気をつけよう
適応障害になってしまったのは、適応できない自分が悪いんじゃないか…
そんなことはないです。
社会人のくくりがあまりにも狹すぎて、対応できない人が増えてきただけの話なんですよ。
こうした特性のため、せっかく優れた才能をもっていても、それがなかなか活かされず、適応障害を起こすケースも増えている。
企業としても、こうしたタイプの才能がうまく活用できず、うつ病などにしてしまい、潰してしまったのでは、将来の発展を阻害することにもなる。
なぜなら、このタイプの人たちこそ、もっとも専門性と独創性に富み、飛躍とブレークスルーをもたらす人たちだからである。
このタイプの人をいかに上手に使いこなすかが、企業にとっても大きな課題となっている。
一時的に休職したり転職したって、人生は意外となんとかなるものです。
転職は無料で使えるツールも増えてきたし、終身雇用も崩壊しているので昔よりしやすいですからね。
無理しすぎてうつ病になってしまうと、復帰までに時間がかかるので気をつけてください。
それにしても人生の成功って、メンタルヘルスが全てだわ。
どれだけ金稼ごうと
どれだけ仕事できようと
どれだけ人に好かれようとうつ病になったら「一時的に」すべてが終わる。
— ほっしー (@hossy_fe_ap)
適応障害の段階でちゃちゃっと治しておきましょう。
とはいっても、自分ではどうにも難しいときは訪れます。
そんなときは遠慮せず主治医に相談すること。そのへんの素人ではなく、専門家の先生にね。